「エンキロって任意保険込みなの?」
「エンキロの任意保険は加入すべき?」
エンキロを利用するにあたって、保険面で疑問や不安を抱えている人は多い。そこで本記事では、エンキロは月額に任意保険が組み込まれているのかどうか、エンキロの任意保険(エンキロくるまのリース保険)に加入すべきかどうか、この2点について詳しく紹介する。
結論から言うと、エンキロは月額に任意保険が組み込まれていない。エンキロの任意保険については、リース契約に特化した補償が含まれているため、加入をしっかり検討したいところだ。まずは、エンキロの月額に含まれている費用を整理していこう。
\エンキロをもっと知りたい人は/
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エンキロは任意保険込み?月額に含まれている費用とは
エンキロは走行距離で料金が決まるユニークなカーリースだ。毎月の走行距離が500km以下なら、業界最安級の月額でマイカーを持てる。

冒頭で触れたように、エンキロの月額には任意保険が組み込まれていない。「カーリースは月額に任意保険が組み込まれているもの」と考えている人も多いが、実際は違うため注意してほしい。
月額に任意保険が組み込まれているカーリースは、トヨタ公式のKINTOだけだ。KINTOは任意保険を含め、あらゆる維持費用が月額に組み込まれている。その分、月額は高いが車検やメンテナンス、保険のことまで気にしなくていいのがメリットだ。
一方、エンキロの月額には、任意保険以外のさまざまな費用が組み込まれている。
エンキロの月額に含まれる費用
- 車両代金
- 自動車税・重量税・環境性能割
- 自賠責保険料
- 自動車登録諸費用
- 自動車輸送代金(契約時に申告した住所まで)
- デバイス端末の取付工賃等 初期費用・デバイス代金・通信料
- 車検代・定期メンテナンス料(メンテナンスプランによって異なる)
任意保険こそ組み込まれていないが、車の維持に欠かせないおおよその費用が含まれている。そのため、エンキロも車検やオイル交換などにかかる費用を気にせず利用できるカーリースのひとつだ(車検・オイル交換などを月額に組み込むためにはメンテナンスプランの加入が必要)。
任意保険の加入は必須なの?
任意保険は、万が一の事故などに備えて利用者の任意で加入する保険だ。法律的に加入必須の自賠責保険とは異なり、任意保険に加入するか否かは利用者の判断による。
任意保険は年間数万円〜十数万円かかるため、車の所有コストの中でも大きな割合を占める。任意保険に加入せずクルマの所有コストを抑える人もいるが、基本的には加入するのがおすすめだ。
任意保険に加入しないまま事故を起こしてしまうと、数百万円の請求を一括で支払わなければならないケースもある。また、任意保険は事故だけでなくイタズラや飛び石による傷の修理、相手方と交渉する際の弁護士費用なども補償してくれる(補償によっては特約を付ける必要がある)。
エンキロなどのカーリースを利用する際は、万が一の事故などに備えて任意保険に加入しよう。
エンキロの任意保険とは?4つの特徴
エンキロは月額に任意保険が組み込まれていない。ただし、エンキロ独自の任意保険である「エンキロくるまのリース保険」を提供している。

エンキロの任意保険が持つ特徴は、以下の4つだ。
- 特徴①全損事故・盗難でも中途解約金が補償される
- 特徴②ちょっとした車両損害も補償してくれる
- 特徴③保険期間は3年だから面倒な更新作業はなし
- 特徴④保険等級を引き継がれる等級ごとの割引あり
それぞれ詳しく紹介していく。
特徴①全損事故・盗難でも中途解約金が補償される
エンキロで利用している車が全損事故(物理的全損・経済的全損)や盗難により走行不能になった場合、リース契約が中途解約される。その際に解約金を請求されるため、利用している車種や全損事故・盗難にあうタイミングによっては、数百万円の損害金および解約金を、一括で支払わなければならない。
では、一般的な任意保険に加入している場合はどうだろうか?車両保険付きの任意保険なら、新車価格または車の時価額(その時点の中古車市場価格)が補償される。しかし、リース契約の解約金については補償されないため、車両保険を使っても数十万円の解約金を支払う可能性がある。
一方、エンキロの任意保険には「リースカー車両費用特約」が付いている。これにより、全損事故や盗難で車が走行不能になっても、リース契約の解約金まで補償される。

エンキロの任意保険は万が一の事故などの備えになるだけでなく、解約金の支払いリスクをゼロにできるため、おすすめの任意保険だ。
特徴②ちょっとした車両損害も補償してくれる
車を所有する上で日常的に潜むリスクは、事故や盗難だけではない。飛び石によるガラスの損傷、すれ違いざまの接触によるドアミラーの損傷、イタズラによる傷や落書きなど、リスクは無数に存在している。そうしたリスクに対応するため、エンキロの任意保険にはちょっとした車両損害を補償する「プチ補償」が付いている。
\エンキロの任意保険・プチ補償/



このように、エンキロの任意保険なら日常に潜むちょっとしたリスクにも対応してくれるため、加入しておくと安心だ。
特徴③保険期間は3年だから面倒な更新作業はなし
任意保険の契約期間は通常1年間だ。更新時は代理店に電話したり、任意保険のホームページから更新作業を行なったり、1年に1回とはいえ面倒に感じている人も多い。
一方、エンキロの任意保険の契約期間は3年(または2年)だ。1年に1回の面倒な更新作業はなく、3年または2年ごとに更新するだけでいい。任意保険の更新作業に面倒さを感じていた人は、エンキロの任意保険でそのストレスから解放されるだろう。
特徴④現在の保険等級を引き継がれるから割引される
トヨタ公式のKINTOは任意保険が月額に組み込まれている。そのため、任意保険の加入を気にせずマイカーを持てるのがメリットだ。一方、エンキロは任意保険が月額に組み込まれていない。エンキロの任意保険を利用する場合でも、個別に契約が必要であり、月額に組み込むことはできない。
しかし、エンキロの任意保険には「現在の保険等級を引き継がれる」というメリットがある。これにより、保険等級ごとの割引率が適用される。
\保険等級(ノンフリート等級)の仕組み/

KINTOの月額に組み込まれている任意保険は、現在の保険等級を引き継げないため、等級が高い人にとっては保険料が割高になってしまう。エンキロなら保険等級ごとの割引率が適用されるため、人によってはKINTOの任意保険よりも割安で加入できる。ちなみに、保険等級ごとの割引率は以下のとおりだ。
\保険等級ごとの割引・割増率/
※等級ごとの割引・割増率は保険会社によって若干異なる
保険等級が高い人は、エンキロの任意保険に加入して割引率の適用をしっかりと受けよう。
エンキロの任意保険をカーリースのプロが解説
エンキロの任意保険は、三井住友海上の「GK クルマの保険(家庭用自動車総合保険)」ベースにを、リース契約向けに特約を組んで提供されているものだ。ここでは、エンキロの任意保険をカーリースのプロの視点で詳しく解説する。
オリコン満足度調査4位!安心感のあるサービスが魅力
エンキロが代理店として提供している、三井住友海上の任意保険は、オリコン満足度調査で第4位を獲得している保険だ。

三井住友海上の任意保険加入者のうち78.9%の人が利用を推奨し、86.1%の人が継続意向を示している。数ある任意保険の中でも、かなり高い評価を受けているサービスだ。
事故の際に連絡した時の担当者の話し方、寄り添い方がとても安心出来た。また、自分が乗っている車種の特約も満足のいく内容であった。(60代以上/男性/208/ゴールド/7,001~10,000km)
(オリコン顧客満足度ランキングより)
ロードサービス特約など、こちらが加入した事を失念していた点を教えてくれて、事故時に余計な出費をしないで済んだ。(40代/女性/タントカスタム/ブルー/12,001km~15,000km)
(オリコン顧客満足度ランキングより)
口コミ・評判では「事故時の対応が優れている」という声が多く、全体として安心して利用できる任意保険だ。
充実した補償内容!過不足なく必要な補償をカバー
エンキロの任意保険の補償内容は以下のとおりだ。

対人・対物賠償や人身傷害など基本的な補償内容に加えて、車両保険にはリース特約(リースカー車両費用特約)が含まれている。これにより、車が全損事故・盗難にあっても、リース契約の解約金まで補償されるため安心だ。
この他、レンタカー費用特約や弁護士費用(自動車事故型)特約など、事故時にあると安心できる補償が過不足なくカバーされている。ただし、他車運転特約や臨時代替自動車特約、日常生活賠償については、不要に感じる人もいるだろう。「不要な特約を外したい」という人は、仮審査通過後に、エンキロのカーライフプランナー(担当者)に相談してみよう。
夜間や休日に関係なく24時間365日対応の心強さ
エンキロの任意保険は、夜間や休日に関係なく、24時間365日体制で対応してくれる心強さがある。事故を起こしても電話で相手方に対応してくれるため、当日中にスピーディな初期対応を行ってくれるメリットもある。
ロードサービスも非常に充実しているため安心だ。
\ロードサービスの主な内容/

エンキロの任意保険に加入しておけば、事故時に困ることはほとんどないだろう。担当者の対応品質も良く、交渉力もあるため、加入者が有利になるよう交渉を勧めてくれる。
5分で完了!エンキロの仮審査に申し込む方法

エンキロの任意保険に対する疑問や不安が解消されたら、業界最安級の月額でマイカーを手に入れよう。スマホひとつあれば5分で完了し、審査結果は最短翌日に届く(最長3営業日)。
ここでは、エンキロの仮審査に申し込む方法から納車までの流れを紹介するため、これを参考にエンキロの仮審査に申し込んでみよう。
①公式サイトにアクセスして乗りたい車を選ぶ
まずは、エンキロの公式サイトにアクセスしよう。

「新車」「国産中古車」「輸入中古車」のカテゴリを選択すると、該当する車が一覧で表示される。表示された一覧の中から乗りたい車を選ぼう。

②リースプランをカスタマイズする
乗りたい車を選んだら、次のページで「あなただけのプランで見積もり」を押そう。

次のページでは、具体的なリースプランをカスタマイズしていく。

以下の項目を選択し、自分だけのリースプランを作ろう。
- 地域選択
- グレードを選ぶ
- 契約期間を選ぶ
- 頭金を設定する※
- ボーナス払いを設定する※
- 料金プランを選ぶ
- ボディーカラーを選ぶ
- オプションを選ぶ
- メンテナンスパックを選ぶ
※ 頭金とボーナス払いは「なし」も選択可能、一部車種(主に輸入車)は規定の頭金を用意する必要がある
「最適なリースプランがわからない」という人は、適当なリースプランを選んで構わない。最終的にはエンキロのカーライフプランナー(担当者)と相談し、具体的なリースプランを固めていく。
カーライフプランナーには車選びから相談できるため、初めて車を所有する人にもエンキロはおすすめだ。
③リースプランを確認し審査申し込みに進む
自分だけのリースプランを作成したら(または適当に選んだら)、確認ページでリースプランに間違いがないかをチェックしよう。

リースプランに間違いがなければ、画面を下にスクロールし、「申込種別」を選択して「複数審査」にチェックを入れ、「仮審査の申し込みに進む」を押そう。

ちなみに複数審査とは、最初の仮審査(一次信販会社)の結果、さらに好条件でのリースプランを案内できる可能性のある申し込み者に対して、二次信販会社での仮審査を行うものだ。基本的にはチェックを入れておくと、より良い条件でリース契約を結べる可能性がある。
④必要な情報を入力し審査に申し込む
次のページでは、審査に必要な情報を入力していく。

審査に必要な情報を下記のとおりだ。
- 氏名、性別、生年月日
- 電話番号、メールアドレス
- 郵便番号、住所
- 居住形態、住宅ローン・家賃の有無
- 配偶者の有無、世帯主との関係、世帯人数
- 運転免許証番号
- 職業(雇用形態)
- 勤務先、勤務先住所、勤務先電話番号
- 勤続年数、役職、年収額
運転免許証番号を入力することになるため、運転免許証を用意しておくといいだろう。必要な情報をすべて入力したら、同意事項にチェックを入れてから審査に申し込もう。
⑤カーライフプランナーと相談する
エンキロの仮審査に申し込んだら、審査結果が届くのを待とう。エンキロの審査結果が出るのは、申し込みの翌日〜3営業日以内だ。
審査に通過すると、エンキロのカーライフプランナーと電話またはオンラインで話し、契約内容を相談していく。エンキロのカーライフプランナーは、カーリースの契約内容を組むだけでなく、「車に関する総合的な悩み」も相談できることで好評を得ている。

初めて新車に乗る人も、車に詳しくない人も、ライフスタイルに合わせた契約内容をカーライフプランナーに一緒に考えてもらう。
⑥申し込み内容を確認し契約する
カーライフプランナーと相談して契約内容が固まったら、エンキロのマイページより契約内容を確認し、申込者自身で「ご契約のお申し込み」を確定する必要がある。その後、エンキロのカスタマーセンターから入力された住所宛てに契約書類が届く。契約書やその他の書面に署名・捺印をした上で、返信用封筒に入れてポストに投函しよう。
契約が完了すると、新車登録や納車に必要な書類が案内される。カーリースの契約で一般的に必要な書類とは、下記のとおりだ。
- 運転免許証のコピー
- 住民票の写し(※)
- 印鑑登録証明書
- 車庫証明
※ 住民票原本に記載されている事項を写した書面であり、原本のコピーではない
必要書類は住んでいる地域や申込者ごとに異なるので、エンキロから届いた書面を確認した上で、必要な書類を速やかに準備しよう。以上が完了すると、車の納車日が決まる。最短の納車日を案内されるが、利用者の都合に合わせて調整可能だ。
⑦ 納車
以上で晴れて納車となる。エンキロの納車は自宅納車が基本であり、指定した日時に新車が届くようになっている。ディーラーでの納車は受け付けていないため注意しよう。
エンキロの任意保険についてよくある質問
エンキロの任意保険は月額に組み込まれてるの?
エンキロの任意保険は月額に組み込まれていない。利用者が個別に加入するか、エンキロの任意保険(エンキロくるまのリース保険)に加入しよう。
エンキロの任意保険は必ず加入するものなの?
エンキロの任意保険は強制加入ではない。加入するか否かは利用者自身が選べる。また、他社の任意保険に加入することも可能だ。その際はリース特約(リースカー車両費用特約)を付けることを忘れないでほしい。
エンキロの任意保険の補償内容は十分なの?
エンキロの任意保険の補償内容は十分だと言える。基本の補償に加えて、リース特約や弁護士特約など、事故時の補償が過不足なくカバーされている。
エンキロの任意保険は等級が引き継がれるの?
エンキロの任意保険は等級が引き継がれる。保険等級に応じた割引率が適用されるため、現在の保険等級が高い人は多くに加入できる。
おわりに:エンキロの任意保険でカーリースのリスクを抑えよう

本記事で紹介した内容をまとめる。
- エンキロは月額に任意保険が組み込まれていない
- 任意保険は利用者が個別に加入する必要がある
- エンキロが独自に提供している任意保険もある
- 三井住友海上をベースにした任意保険だから評価が高い
- リース契約に必要な補償を過不足なくカバーしている
- 現在の保険等級を引き継がれる割引率が適用される
「エンキロを利用するにあたってどの任意保険に加入すべきか?」と迷っている人は、エンキロの任意保険(エンキロくるまのリース保険)を検討してみよう。補償内容は十分であり、現在の保険等級も引き継がれる割引率がしっかりと適用される。
もちろん、現在加入している任意保険に引き続き加入するのもありだ。使い慣れた任意保険に加入する安心感は大きいため、エンキロの任意保険にこだわる必要はない。
ともかく、任意保険を気にしていても、エンキロの仮審査に通らないことには始まらない。まずはエンキロの公式サイトから仮審査に申し込み、最短当日中に審査結果を受け取ろう。仮審査通過後にカーライフプランナー(担当者)から任意保険の案内があるため、話を聞いてから判断しても遅くはない。