爆発的な人気により、入手困難な状態にあるトヨタのSUV・カローラ クロス。
2025年5月には2度目のマイナーチェンジを迎えて、より洗練された「モダンSUV」へと進化した。
そんなカローラクロスの納期は「1年待ち」という噂もあるが、本当だろうか?
本記事では、カローラクロスの納期や生産状況について紹介する。
また、カローラクロスの新車を最短3ヶ月で入手する方法についても解説している。
「カローラクロスに乗りたい」「早くほしい」という人は、ぜひ参考にしてほしい。
【トヨタ公式情報】カローラクロス新車の納期目処

まずは、トヨタが公式に発表している、現時点でのカローラクロス新車の納期目処を紹介する。
\トヨタ公式・SUVタイプの納期目処/

トヨタ公式の情報によれば、カローラクロスの納期目処は「詳しくは販売店にお問い合わせください」と表示されている。
これはつまり、「新車の一般的な納期(1.5〜4ヶ月)では納車できない」ことを意味している。
カローラクロス新車の納期は1年?現在は受注停止中

実際のカローラクロスの納期を調査したところ、8ヶ月〜1年ほどで納車されるという情報が濃厚だ。

ただし、カローラクロスは現在、ほとんどのディーラーにおいて受注停止中となっている。


キャンセル待ちを狙えば、運よくカローラクロスを注文できる可能性がある。
実際に、SNS上ではキャンセル待ちによって「カローラクロスを注文できた」という声が投稿されている。

うぉぉぉぉ、カローラクロス契約しました!
納期は来年3月
ちなみに7年乗ったステップワゴンスパーダは約170万円で下取り確定してもらえた
妥当な値段なのかよくわからんけど今月末に控えてるステップワゴン車検代分の値引きをしてくれるのが決め手になった
楽しみです🤘
(Xより)
ただし、注文できる可能性は低いことを頭に入れておこう。
また、カローラクロスの受注再開の目処は立っていない。
カローラクロスの納期が遅いのはなぜ?考えられる4つの理由

カローラクロスの納期はなぜここまで遅いのか?ここでは、考えられる4つの理由を紹介する。
1. 人気が高く短期間で受注が殺到したから
カローラクロスは非常に人気の高い車種であり、2024年の普通車年間販売台数において、カローラシリーズを第1位に導いた。
2025年上半期においても、シエンタやフリードなどの人気車種を抑えて第2位にランクインしている。
カローラクロスの人気が高い理由は、SUVとしても街乗りメインの車としても「ちょうどいいデザインと性能」だ。
サイズは大き過ぎず小さ過ぎず、SUVらしさを残しつつも、モダンな外装と比較的高級感のある内装が、幅広い人々の心を掴んでいる。
2025年5月にマイナーチェンジを迎えた新型カローラクロスは、ガソリン車のライナップはなく、ハイブリッド車に統一された。
これにより「燃費性能の良いSUV」というイメージが強まり、環境志向・節約志向の高い現代人からの人気を大きく押し上げた。
こうした理由から、カローラクロスはマイナーチェンジ後に受注が殺到し、納期を長期化させている原因のひとつになっている。
2. サプライチェーンの影響を受けてるから
自動車産業のサプライチェーン(部品の供給網)は世界にまたがっており、小さな影響が納期の遅れを招くことが多い。
たとえば、2020年には新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、半導体不足問題が一気に表面化した。
これにより自動車産業のサプライチェーンは大打撃を受け、大量の納期遅延・受注停止を招いたのは記憶に新しい。
半導体不足は大幅に解消されたが、まだまだ課題は残されている。
また、近年ではウクライナ・ロシア情勢や中東情勢などの関係から、自動車産業のサプライチェーンに陰りが見え始めている。
こうしたサプライチェーンの影響も、カローラクロスの納期を長期化させている原因のひとつだと言える。
3. 生産工場が移管されたばかりだから
カローラクロスは、2025年5月のマイナーチェンジに伴い、生産工場を愛知県豊田市の高岡工場から、岩手県胆沢郡の岩手工場(トヨタ自動車東日本)に移管している。
移管後の販売台数は月5,600台を想定しているが、実情としては生産が追いついていない。
理由としては、生産工場の移管による生産ラインの立ち上げに時間がかかっていると考えられる。
自動車生産ラインの立ち上げは、膨大な時間がかかる上に、計画通りに進まないのが常だ。
ましてや、カローラクロスは岩手工場での全量生産となるため、生産ラインの立ち上げに苦労するのは明白である。
生産ラインの立ち上げから定着までは数ヶ月を要するため、カローラクロスの納期を長期化させている原因のひとつだと言える。
4. 社会情勢の影響で生産計画を立て直すから
自動車産業は世界的なサプライチェーンを構築しており、日本だけでなく、世界の社会情勢の影響を受けやすい。
最近では「トランプ関税」が、自動車産業における深刻な問題として捉えられている。
自動車の追加関税25%は、日本の自動車メーカーの利益を大きく圧迫するため、トヨタだけでなくすべての自動車メーカーで生産計画の立て直しを余儀なくされている。
こうした社会情勢の影響による生産計画の立て直しも、カローラクロスの納期を長期化させている原因のひとつと考えられる。
※ これらは当サイト独自の見解であり、カローラクロスの納期長期化・受注停止の原因を明確に説明するものではない
カローラクロス新車を最短3ヶ月で入手する方法

納期長期化・受注停止でも、どうしてもカローラクロスに乗りたいという人におすすめしたいのが、トヨタ公式のカーリース「KINTO(キント)」という選択肢だ。

KINTOには「KINTO優先枠」があるため、KINTOの納期はディーラーの納期と異なるケースが多い。
実際にカローラクロスの納期をチェックしてみると、納期目処は「2WD:3〜4ヶ月」「4WD:4〜5ヶ月」となっている。
\KINTO・カローラクロスの納期目処/

仮に2025年7月にKINTOに申し込めば、年内にカローラクロスが納車される。
ディーラーでの販売は納車待ち1年どころか、現時点では受注停止中だ。
したがって、「納期長期化・受注停止でもカローラクロスに乗りたい」という人はKINTOの利用を検討しよう。
以下の記事では、KINTOについて詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてほしい。
カローラクロス中古車なら納期は1〜2ヶ月ほど

マイナーチェンジ後の新型カローラクロスは流通していないが、「マイナーチェンジ前のカローラクロスでもいい」という人は中古車を狙ってみよう。
中古車の納期は1〜2ヶ月ほど、早いところで3〜4週間ほどであるため、カローラクロスを最短で入手できる。
また、カローラクロス中古車を購入するなら、「登録済未使用車」が狙い目だ。
登録済未使用車は展示目的で使用された車や、受注したがキャンセルされた車などが多い。
状態は良好であり、走行距離は10km前後のものが多いため、「ほぼ新車」として入手できる。
たとえば、トヨタ認定中古車でカローラクロスの登録未使用車を検索すると、多数の車がヒットする。

上記のカローラクロス(G ガソリン 2WD)は、諸費用込みで248.3万円で購入できる。
ちなみに、カローラクロス(G ガソリン 2WD)の車両本体価格は240万円であるため、新車よりも割安で購入できる。
2025年5月のマイナーチェンジに伴い、旧型カローラクロスの中古車市場価格は緩やかに下がっていくと考えられるため、登録済未使用車も狙い目だ。
カローラクロス中古車を手っ取り早く探したい人は、中古車情報サイトのネクステージが提供している「ズバット車販売(以下ズバット)」を利用してほしい。
ズバットでは、中古車市場に出回る前の非公開車両から、希望の中古車を探してくれるサービスだ。

登録済未使用車も多数取り扱っているため、状態が良くお得に買えるカローラクロス中古車が見つかるかもしれない。
2,000円分のQUOカードプレゼントキャンペーンも実施しているため、カローラクロス中古車を探したい人は利用してみよう。
カローラクロスの納期についてよくある質問

ここでは、カローラクロスの納期についてよくある質問を紹介する。
カローラクロスの納期は何ヵ月待ち?
カローラクロスの納期は、SNSなどで調査したところ8ヵ月〜1年待ちとなっている状況だ。
ただし、カローラクロスは現在受注停止状態になっているため、新車を購入するためにはキャンセル待ちをする必要がある。
また、受注再開日は未定だ。
カローラクロスの納期の最新納期は?
トヨタ公式の情報によれば、カローラクロスの納期は「詳しくは販売店にお問い合わせください」と表示されている。
これはつまり、「新車の一般的な納期(1.5〜4ヶ月)では納車できない」ことや、受注停止状態を意味している。
新型カローラクロスはいつ納車される?
2025年5月に発売された新型カローラクロスを購入した人は、2025年9月〜2025年4月にかけて納車されると考えられる。
また、運よくキャンセル待ちで購入できた人の場合は、新型カローラクロスの納期が8ヵ月〜1年になる可能性が高い。
カローラクロスGR SPORTの納期はいつ?
カローラクロスGR SPORTは2025年8月に発売される車種であるため、納期は未定だ。
非常に話題性のある車種であるため、予想納期は8ヵ月〜1年となっている。
おわりに:カローラクロスの納期は8ヶ月〜1年!すぐ乗りたいならKINTOか中古車を検討しよう

本記事で紹介した内容をまとめる。
- トヨタ公式情報ではカローラクロスの納期目処が不明
- SNSなどで調査したところ納期8ヶ月〜1年という情報が濃厚
- ただしカローラクロスは受注停止状態にある
- 注文殺到やサプライチェーン問題などが納期長期化の理由と考えられる
- カローラクロス新車にすぐ乗りたいならKINTOがおすすめ
- KINTOなら2WDが3〜4ヶ月、4WDが4〜5ヶ月で納車される
- カローラクロス中古車なら1〜2ヵ月ほどの納期で入手できる
- ほぼ新車として乗れる登録済未使用車が狙い目
現時点で、カローラクロス新車を正攻法で入手するのは困難だ。
キャンセル待ちを狙うこともできるが、かなりの人気車種であるため、キャンセルが出る可能性は低い。
そこでKINTOの利用や、中古車購入を検討しよう。
KINTOならカローラクロスを最短3ヵ月で入手できる上に、車の購入・維持にかかるあらゆる費用が月額料金に含まれている。
KINTOの月額料金に含まれるもの
車両本体価格、登録諸費用、車庫証明取得費用、自動車税(軽自動車税)環境性能割、契約期間中の自動車税(軽自動車税)種別割・自動車重量税・自賠責保険料・任意保険(自動車保険)料・車検費用・メンテナンス費用
※ 一部の車種においてはソフトアップグレード、T-Connect基本サービスも含まれる
月額料金に負担すべきはガソリン代と駐車場代だけであるため、カローラクロスの支出をフラットにできるのも大きなメリットだ。
まずはKINTOの審査に申し込み、カローラクロスを入手できるかどうかチェックしてみてほしい(審査通過=契約ではないため安心しよう)。