ピタクルは、三菱(三菱オートリース株式会社)から提供されているカーリースだ。
知名度はまだ低く、他社よりも月額料金が少し高い。
「そんなピタクルの何がメリットなの?」と思うかもしれないが、指定のライフイベントによる乗り換え・中途解約は、解約金が免除されるという絶大なメリットがある。
そこで本記事では、三菱のピタクルを徹底解説する。

特徴やメリット・デメリット、支払い総額の比較、取り扱い車種などを紹介するため、ピタクルについて詳しく知りたい人はぜひ参考にしてもらいたい。
三菱のピタクルはどんなカーリース?

まずは、ピタクルの基本情報を整理していく。
ピタクルの基本情報 | |
対応車種 | 国産全メーカー・全車種 (レクサスを除く) |
契約期間 | 5年・7年・9年 |
契約満了後 | 返却する 再契約する 乗り換える 買い取る |
もらえるプラン | あり (9年契約のみ) |
申込み方法 | Webサイト |
支払い方法 | 口座振替 |
納車場所 | 自宅 |
離島対応 | 対応している (一部対応していない場所あり) |
下取りサービス | なし (三菱オートリースでの買い取り可能) |
運営会社 | 三菱オートリース株式会社 |
会社住所 | 〒108-8411 東京都港区芝5-33-11 田町タワー |
ピタクルは、リース業界大手の三菱オートリース株式会社が提供しているカーリースだ。
2021年6月にサービス提供を開始した比較的新しいカーリースであり、「くらしにピタッとよりそうクルマ」をコンセプトにしている。
そのコンセプトどおり、ピタクルは柔軟性の高いプランを提供しているのが特徴だ。
また、2022年4月にはEV(電気自動車)専用プランである「ピタクル for E」の提供も開始し、EVを契約できる数少ないカーリースである。
ピタクルは中途解約の解約金が免除される
カーリース選びでは「月額料金の安さ」を第一に重視することが多い。
ピタクルは他社カーリースよりも月額料金が少し高いためか、注目度がまだ低いカーリースだ。
しかし、ピタクルには他社カーリースにはない絶大なメリットがある。
それは、「指定のライフイベントによる乗り換え・中途解約は解約金が免除される」というサービス内容だ。


一般的なカーリースは、リース契約を中途解約できない。
また、中途解約できる場合でも「解約金がかかる」「契約時に申し込み金を支払う」「通常よりも月額料金が高い」などが基本である。
これに対して、ピタクルは基本のリース契約に契約金免除の条件が組み込まれており、指定のライフイベントに伴い乗り換え・中途解約は、解約金が免除となる。
カーリースは月額料金の安さに目が向きがちであるため、なかなか伝わりにくいメリットかもしれない。
しかし、ピタクルは指定のライフイベントに該当する場合は解約金が免除されるというメリットだけで、さまざまな人におすすめしたい価値あるカーリースだ。
ピタクルならEV(電気自動車)にも乗れる
多くの会社がカーリースを提供しているが、EVに乗れるカーリースは意外と少ない。
ピタクルは、2022年4月にEV専用プランの「ピタクル for E」の提供を開始し、今日ではさまざまなEVを取り扱っている。
\ピタクル for E/


カーリースでEVに乗るメリットは、CEV補助金としてEV普通車で「最大85万円」、EV軽自動車で「最大55万円」を受けられることだ。
CEV補助金が車両代金から差し引かれるため、月額料金を大幅に抑えられる。
したがって、「カーリースでEVに乗りたい」と考えている人にもピタクルはおすすめだ。
三菱のピタクルを選ぶ10このメリット

ピタクルは「中途解約金が免除される」を含め、以下の10このメリットを備えている。
- 老舗リース会社だから安心して利用できる
- 指定のライフイベントは解約金が免除される
- 最短当日に結果がわかるクイック審査が便利
- 契約までオンラインで完結(しかも自宅納車)
- EVに乗るならCEV補助金で月額料金が安くなる
- クローズドエンド方式だから残価精算がない
- クローズドエンド方式なのに買い取りできる
- ピタクルの9年契約なら最後に車をもらえる
- すべてのプランにロードサービスが付いてる
- コンシェルジュに車選びなどの相談ができる
ここでは、各メリットを詳しく紹介していく。
1. 老舗リース会社だから安心して利用できる
ピタクルを提供している三菱オートリース株式会社は、老舗リース会社として50年以上の歴史がある(1972年創業)。
また、三菱オートリース株式会社は三菱商事と三菱HCキャピタルを親会社としている、非常に大きな組織の一員だ。
\三菱商事の組織図/

老舗リース会社であり、大手企業グループの一員でもあることから、ピタクルは安心して利用できるカーリースの一つだ。
2. 指定のライフイベントは解約金が免除される
ピタクルにあって他のカーリースにない大きなメリットはやはり、「指定のライフイベントは解約金が免除される」ことだ。
具体的には、以下の条件のいずれかに該当する場合、乗り換え・中途解約における解約金が免除される。
ピタクルの解約金が免除される条件
- 結婚
- 都道府県をまたぐ住所変更
- 海外転勤
- 運転免許証の取り消し
- 運転免許証の返納
- 運転に支障がある病気や傷害の診断
- 要介護認定
- 障害者手帳が交付される障害の発生
- 契約者本人の死亡
※ 中途解約金が免除になるのは契約開始日から1年経過後から
一般的なリース契約は、中途解約可能なプランを契約するか、中途解約オプションを追加しない限り中途解約はできない。
しかしピタクルは、中途解約可能なプランを契約する必要も中途解約オプションを追加する必要もない。
指定のライフイベントに伴う乗り換え・中途解約であれば、いつでも解約金が免除される(契約開始日から1年未満は免除されないので注意)。
これはピタクルの最大のメリットであり、契約期間中にライフステージが変わる可能性のある人は、ピタクルで車に乗ることをおすすめする。
3. 最短当日に結果がわかるクイック審査が便利
カーリースを利用する際に、「審査結果が出るのが遅い」ことをネックに感じる人も多いだろう。
一方で、ピタクルには最短当日に審査結果がわかる「クイック審査」がある。


ピタクルのクイック審査なら審査結果が出るまで非常に早いため、契約をスムーズに進められる。
また、審査に通ったからといってすぐに契約に至るわけではなく、担当者と商談した納得のいく車を選べるのも大きなメリットだ。
「審査申し込みから契約までスムーズに進めたい」という人は、ピタクルを選ぼう。
4. 契約までオンラインで完結(しかも自宅納車)
ピタクルは、申し込みから契約までスムーズに進められるだけでなく、契約まですべてオンラインで完結するのも大きなメリットだ。

クイック審査で申し込む場合の流れ
このように、申し込みから契約までオンラインで完結する上に、納車日になったら車は自宅に納車される。
スマホから申し込んで自宅で待っているだけで新車が届くため、時間を有効活用できるのもピタクルの大きなメリットだ。
5. EVに乗るならCEV補助金で月額料金が安くなる
ピタクルは、EV(電気自動車)をリース契約できる数少ないカーリースだ。
\ピタクル for E/


EVのラインナップが豊富であり、公式サイトに掲載されていないEVも契約できる可能性がある。
「カーリースでEVに乗りたい」と考えている人は、ピタクルのクイック審査を利用して、希望のEVを取り扱っているかどうか担当者に相談してみよう。
6. クローズドエンド方式だから残価精算がない
カーリースの契約方式は、「クローズドエンド方式」と「オープンエンド方式」の2種類がある。
\クローズドエンドとオープンエンドの違い/

ピタクルはクローズドエンド方式のカーリースであるため、契約満了時の残価精算がない。
走行距離制限(500〜1,500km/月)さえ守っていれば、契約満了で精算金が発生することはない。
契約満了で予想外の出費を避けられるのも、ピタクルの大きなメリットだ。
※ 原状回復が必要なキズやヘコみがある場合は修繕・修復費用を請求される可能性がある
7. クローズドエンド方式なのに買い取りできる
ピタクルのすごい点は、クローズドエンド方式なのに契約満了時に買い取りができるところだ。
クローズドエンド方式のカーリースは通常、契約満了時に「返却する」「乗り換える」という2つの選択肢しかない。
契約満了時に残価精算は発生しないメリットの代わりに、「車を自分のものにできない」というデメリットがある。
しかし、ピタクルを5年契約または7年契約で利用する場合、契約満了時に提示される「設定残価+手数料」を支払れば、車を自分のものにできる。
クローズドエンド方式なのに買い取りできるカーリースは、今のところピタクルだけだ。
「くらしにピタッとよりそうクルマ」というコンセプトを、見事に体現している。
8. ピタクルの9年契約なら最後に車をもらえる
ピタクルを9年契約で利用する場合、後に車をもらうことができる。
\ピタクルの契約満了時の選択肢/
5年契約 | 7年契約 | 9年契約 | |
乗り換え | ◯ | ◯ | ◯ |
延長 | ◯ | ◯ | ◯ |
買い取り | ◯ | ◯ | − |
返却 | ◯ | ◯ | ◯ |
もらう | − | − | ◯ |

9年契約は残価が設定されないため、契約満了時に残価の支払いは必要なく、手数料を支払うだけで車が自分のものになる。
指定のライフイベントによる中途解約が可能であり、クローズドエンド方式なのに買い取りもできる、しかも9年契約なら最後に車がもらえるピタクルは、柔軟性が最も高いカーリースだと言える。
9. すべてのプランにロードサービスが付いてる
ピタクルには、3つのメンテナンスプランがある。
\ピタクルのメンテナンスプラン/

ゴールド | シルバー | ホワイト | |
車検 | ◯ | ◯ | − |
法定点検 | ◯ | ◯ | − |
6ヵ月点検 | ◯ | ◯ | − |
オイル交換 | ◯ | − | − |
その他 消耗品交換 | ◯ | ◯ | − |
ロードサービス | ◯ | − | ◯ |
自動車税 | ◯ | ◯ | ◯ |
重量税 自賠責保険 | ◯ | ◯ | △ |
追加料金 | あり | あり | なし |

※ タイヤ・バッテリー交換はすべてのメンテナンスプランで利用者負担
※ シルバープランの車検・法定点検は基本工賃と車検印紙代のみ含まれる
※ ホワイトプランの自動車重量税・自賠責保険料は登録時のみ含まれる
これら3つのメンテナンプランにはすべて、ロードサービス(JAF)が付帯している。
カーリースでロードサービスを利用したい場合は、個別にJAFや任意保険に加入する必要がある。
ピタクルならすべてのプランでロードサービスが付帯しているため、事故などにより車が走行不能になった場合も安心だ。
10. コンシェルジュに車選びなどの相談ができる
ピタクルには、車に詳しいコンシェルジュが常駐しているため、車選びやプラン選びの相談ができる。


「車に詳しくない」「カーリースのことはよく分からない」という人も、コンシェルジュになんでも相談できる。
以上が、数あるカーリースの中でピタクルを選ぶ10このメリットだ。
三菱のピタクルを選ぶ4つのデメリット

ピタクルは、指定ライフイベントで解約金が免除されるなど、メリットの多いカーリースだ。
一方で、ピタクルには以下のようなデメリットがある。
- 他社と比較して月額料金が少し高い
- 車検やメンテナンスの依頼先を選べない
- 任意保険料は含まれていない
- 走行距離制限が決められている
「ピタクルが自分に合っているかどうか?」を正しく判断するためには、メリットだけでなくデメリットの把握も大切だ。
ここでは、各デメリットを詳しく紹介していく。
1. 月額料金が他社と比較して少し高い
ピタクルはメリットの多いカーリースだが、月額料金が他社と比較して少し高いのが主なデメリットだ。
実際に比較してみよう。
\ピタクルと他社カーリースの月額料金比較/
トヨタ ヤリス | ホンダ N-BOX | |
ピタクル | 36,630円 | 32,670円 |
SOMPOで乗ーる | 31,110円 | 30,560円 |
カーリースカルモくん | 35,880円 | 32,400円 |
オリックスカーリース | 39,490円 | 39,380円 |
車種 | トヨタ ヤリス | ホンダ N-BOX |
グレード | X ガソリン 1.0L 2WD | 2WD ガソリン |
カラー | ブラックマイカ | クリスタルブラック・パール |
契約期間 | 5年(60回) | |
走行距離制限 | 1,500km/月 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 車検・オイル交換がリース契約に含まれていない場合はメンテナンスプランに加入した上で月額料金を算出
※ オリックスカーリースの走行距離制限は2,000km/月
このように、ピタクルの月額料金は他社カーリースと比べて少し高めに設定されている。
しかし、比較の切り口を変えてみると、ピタクルの方がお得に利用できる可能性が高い。
これについては、本記事の三菱のピタクルの料金は高い?マイカーローンと比較してみた(内部リンク)の章で詳しく紹介しているため、参考にしてもらいたい。
2. 車検やメンテナンスの依頼先を選べない
ピタクルを提供している三菱オートリースは、全国に約17,000ヶ所の整備工場と提携している。
ピタクルのゴールドメンテナンスプランとシルバーメンテナンスプランに加入すると、車検やメンテナンスは指定された提携整備工場で実施する必要がある。
「車検やメンテナンスの依頼先を選べない」ことを、デメリットに感じる人もいるだろう。
その反面、「車検やメンテナンスの依頼先に悩まない」というメリットもある。
車検やメンテナンスの時期が近づくとピタクルからハガキでお知らせが届くため、ハガキが届いたら指定の提携整備工場とスケジュールを調整し、車を持っていくだけでいい。
また、提携整備工場は全国に約17,000ヶ所あり、自宅から比較的近い整備工場が指定される可能性は高い。
それでも「車検やメンテナンスの依頼先を選べない」ことをデメリットに感じる人は、ホワイトメンテナンスプランに加入すればいい。
ホワイトメンテナンスプランには、車検やメンテナンスの費用が含まれていないため、利用者で依頼先を選べる。
3. 任意保険料は含まれていない
ピタクルは、基本のリース契約に任意保険が含まれていない。
したがって、任意保険は利用者が個別に加入しなければならず、月額料金に含めることができない。
ただし、基本のリース契約に任意保険が含まれているのはトヨタ公式の「KINTO」だけだ。
ピタクルに限った話ではないため、大きなデメリットとは言えないだろう。
また、ピタクルでは希望する人に任意保険の案内も行っているため、リース契約も任意保険もまとめたい人はピタクルの担当者に相談してみよう。
ちなみに、ピタクルは現在の保険等級を引き継ぐことができるーリースであるため、等級に応じた任意保険料の割引を受けられる(KINTOは割引されない)。
4. 走行距離制限が決められている
すべてのカーリースには走行距離制限が設けられている。

走行距離制限は車の価値を維持するために設定されるものであり、ピタクルにも例外なく設定されている。
ピタクルの走行距離制限は「最大1,500km/月(年間最大18,000km)」であり、これを超えて走行すると、契約満了時に超過料金が発生するため注意してほしい。
ただし、1,500km/月の走行距離制限はかなりたっぷりめに設定された距離だ。
月間走行距離の目安
- 〜199km
→近所への買い物や送迎がメイン、月に1度のレジャーに使用 - 200〜499km
→片道4km以上の通勤・通学に利用、月に1度のレジャーに使用 - 500〜999km
→片道10km以上の通勤・通学に利用、月に1度のレジャーに使用 - 1,000〜1,499km
→片道20km以上の通勤・通学に利用、月1回以上の長距離ドライブに出かける - 1,500〜1,999km
→片道30km以上の通勤・通学に利用、週末の度に長距離ドライブに出かける - 2,000〜2,999km
→片道40km以上の通勤・通学に利用、週末の度に長距離ドライブに出かける - 3,000km〜
→片道50km以上の通勤・通学に利用、週末の度に長距離ドライブに出かける
1,500km/月を超えて走行するケースは少ないだろう。
また、ピタクルの走行距離制限は500km・1,000km・1,500kmから選択できる。
「1,500km/月は自分にはオーバースペック」と感じたら、500km/月または1,000km/月を選び、月額料金を抑えることも可能だ。
以上が、数あるカーリースの中でピタクルを選ぶ4つのデメリットだ。
三菱のピタクルの料金は高い?他社カーリースと比較してみた

本記事の冒頭で述べたように、ピタクルの月額料金は他社カーリースと比べて少し高い。
しかし、表面的な月額料金ではなく「実質的な費用」で比較をすると、実はピタクルの方が安いケースが多い。
ここでは、ピタクルの公式サイトに掲載されている人気車種トップ3における、ピタクルと他社カーリースの月額料金を比較する。
【トヨタ ヤリス】のシミュレーション・比較
月額料金 | 支払い総額 | 買取時総額 | |
ピタクル | 36,630円 | 2,197,800円 | 2,604,800円 |
SOMPOで乗ーる | 31,110円 | 1,866,600円 | 2,684,600円 |
オリックスカーリース | 39,490円 | 2,369,400円 | 買取不可 |
カーリースカルモくん | 35,880円 | 2,152,800円 | 買取不可 |
車種 | トヨタ ヤリス | ||
グレード | X ガソリン 1.0L 2WD | ||
カラー | ブラックマイカ | ||
契約期間 | 5年(60回) | ||
走行距離制限 | 1,500km/月 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 買取時総額は「支払い総額+設定残価」の合計金額
※ 車検・オイル交換がリース契約に含まれていない場合はメンテナンスプランに加入した上で月額料金を算出
※ オリックスカーリースの走行距離制限は2,000km/月
【ホンダ N-BOX】のシミュレーション・比較
月額料金 | 支払い総額 | 買取時総額 | |
ピタクル | 32,670円 | 1,960,200円 | 2,515,200円 |
SOMPOで乗ーる | 30,560円 | 1,833,600円 | 2,611,200円 |
オリックスカーリース | 39,380円 | 2,362,800円 | 買取不可 |
カーリースカルモくん | 32,400円 | 1,944,000円 | 買取不可 |
車種 | ホンダ N-BOX | ||
グレード | 2WD ガソリン | ||
カラー | クリスタルブラック・パール | ||
契約期間 | 5年(60回) | ||
走行距離制限 | 1,500km/月 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 買取時総額は「支払い総額+設定残価」の合計金額
※ 車検・オイル交換がリース契約に含まれていない場合はメンテナンスプランに加入した上で月額料金を算出
※ オリックスカーリースの走行距離制限は2,000km/月
【スズキ ハスラー】のシミュレーション・比較
月額料金 | 支払い総額 | 買取時総額 | |
ピタクル | 28,050円 | 1,683,000円 | 2,224,000円 |
SOMPOで乗ーる | 25,940円 | 1,556,400円 | 2,342,400円 |
オリックスカーリース | 31,460円 | 1,887,600円 | 買取不可 |
カーリースカルモくん | 32,620円 | 1,957,200円 | 買取不可 |
車種 | スズキ ハスラー | ||
グレード | G ハイブリッド 2WD | ||
カラー | クールカーキパールメタリック | ||
契約期間 | 5年(60回) | ||
走行距離制限 | 1,500km/月 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 買取時総額は「支払い総額+設定残価」の合計金額
※ 車検・オイル交換がリース契約に含まれていない場合はメンテナンスプランに加入した上で月額料金を算出
※ オリックスカーリースの走行距離制限は2,000km/月
ピタクルは買い取りが安いカーリース
ピタクルは、月額料金が他社カーリースよりも少し高い。
しかし、「契約満了時に車を買い取る」ことを前提にすると、ピタクルの方が安いケースが多い。
契約満了時の買い取りが可能なピタクルとSOMPOで乗ーるの、買取時総額の比較をあらめてまとめてみよう。
\買取時総額の比較/
ピタクル | SOMPOで乗ーる | |
ホンダ N-BOX | 2,515,200円 | 2,611,200円 |
トヨタ ヤリス | 2,604,800円 | 2,684,600円 |
スズキ ハスラー | 2,224,000円 | 2,342,400円 |
「契約満了時に車を買い取る」ことを前提にすると、ピタクルの買取時総額はSOMPOで乗ーるよりも8〜10万円ほど安い。
このように、切り口を変えて比較してみると、ピタクルの方がお得に利用できるケースが多いのだ。
しかも、ピタクルなら契約開始から1年を経過すれば、指定のライブイベントによる中途解約の解約金が免除される。
したがって、カーリースの契約期間中にライフステージが変わる可能性が少しでもある人には、ピタクルの利用を強くおすすめする。
三菱のピタクルはこんな人におすすめ

ここまでの内容を踏まえて、ピタクルは以下のような人におすすめのカーリースだと言える。
- 契約期間中にライフステージが変わるかもしれない
- 契約満了時の残価精算を気にしないで車に乗りたい
- 契約満了時に車を買い取りたくなるかもしれない
- 自分ライフスタイルに合った走行距離制限を選びたい
- 申し込みから納車までオンラインで済ませたい
いずれかの特徴に当てはまる人は、ピタクルの利用を検討しよう。
それぞれ詳しく紹介していく。
契約期間中にライフステージが変わるかもしれない
ピタクルは、指定のライフイベントによる中途解約の解約金が免除されるカーリースだ。
通常、結婚や都道府県をまたぐ引っ越し、海外赴任などを理由に中途解約できるカーリースは存在しない。
これは、数あるカーリースの中でピタクルだけの特徴であり、月額料金が少し高いことを加味しても非常に大きなメリットと呼べる。
ピタクルの解約金が免除される条件
- 結婚
- 都道府県をまたぐ住所変更
- 海外転勤
- 運転免許証の取り消し
- 運転免許証の返納
- 運転に支障がある病気や傷害の診断
- 要介護認定
- 障害者手帳が交付される障害の発生
- 契約者本人の死亡
※ 中途解約金が免除になるのは契約開始日から1年経過後から
したがって、「契約期間中にライフステージが変わるかもしれない」という人は、ピタクルの利用を強くおすすめする。
契約満了時の残価精算を気にしないで車に乗りたい
ピタクルは、「クローズドエンド方式」のカーリースであるため、契約満了時に残価精算が行われない。

オープンエンド方式のような精算金発生のリスクはないため、「契約満了時の残価精算を気にしないで車に乗りたい」という人にもピタクルはおすすめだ。
※ 外装のキズやヘコみ、内装の汚れやニオイの付着などがある場合は原状回復費用を請求される可能性がある
契約満了時に車を買い取りたくなるかもしれない
ピタクルは、クローズドエンド方式のカーリースでありながら、契約満了時に提示された「設定残価+手数料」を支払えば、車を買い取ることができる。
通常、クローズドエンド方式のカーリースは、契約満了時に「返却する」または「乗り換える」の選択肢しかない。
クローズドエンド方式のカーリースの中で、契約満了時に「買い取る」の選択肢があるのはピタクルだけだ。
したがって、「契約満了時に車を買い取りたくなるかもしれない」という人もピタクルを利用するといいだろう。
自分ライフスタイルに合った走行距離制限を選びたい
ピタクルの月間の走行距離制限は、500km・1,000km・1,500kmから利用者自身で選べるようになっている。
\ピタクル・走行距離制限の目安/
走行距離プラン | 〜500km / 月 | 〜1,000km / 月 | 〜1,500km / 月 |
年換算 | 6,000km以内 / 年 | 12,000km以内 / 年 | 18,000km以内 / 年 |
主な使い方 | 日々の買い物 通勤、通学 | 毎日使用する 日々の買い物 通勤、通学 レジャー、遠出など | 毎日使用する 日々の買い物通 勤、通学 レジャー、遠出など |
料金 | 安い | 中程度 | 高い |

走行距離が比較的少なく、月額料金を抑えたい人には500km/月のプランが選べる。
ちなみに、日本人の月間走行距離の平均は「362km/月」である(2023年度乗用車市場動向調査より)。
一方で、通勤や通学などで車を毎日使用する人や、レジャーや遠出などで多めに走行する人には、1,000km/月または1,500km/月のプランを選べる。
したがって、「自分ライフスタイルに合った走行距離制限を選びたい」という人にも、ピタクルはおすすめのカーリースだ。
申し込みから納車までオンラインで済ませたい
ピタクルは、申し込みから納車までオンラインで完結するカーリースだ。

ピタクルならスマホで気軽に申し込めて、ディーラーに足を運ぶことなく新車が手に入る。
したがって、「申し込みから納車までオンラインで済ませたい」という人は、ピタクルの審査に申し込んでみよう。
三菱のピタクルの評判・口コミをレビュー

ここでは、ピタクルについてのいくつかの評判・口コミをレビューするため、ぜひ参考にしてもらいたい。
オンライン完結だから忙しくても新車に乗れた

急遽、車が必要になり利用しました。まだ転職したばかりで勤続年数も少ないため、審査が通るだろうか?と不安でしたが、こちらは事前に審査が通るか確認できるサービスがあったので便利でした。そして無事に審査にも通り、車をリースする事になったのですが、インターネット上で全て完結できる事には驚きました。好きな車種を選べるのはもちろん、納車までお願いできます。わざわざお店に出向く必要はなく、待っているだけで家に車が届けられるのは、忙しい私にとっては非常に有難いサービスでした。買取できないことは少し残念ですが、契約が終了するまでは愛着を持って大切に乗りたいと思ってます。
(みん評より)
ピタクルは申し込みから契約までオンラインで完結し、納車日になると自宅に納車される。

スマホ一つで新車に乗れることから、「忙しい日々の中で車を契約したい」という人からの支持を集めているカーリースだ。
頭金不要で月々定額の支払いはありがたい

子供が誕生したことがきっかけで、こちらを利用しました。まとまったお金がない我が家にとって、月額料金を払って車を利用できるサービスは非常に有難かったです。私自身、あまり車について知識が無かったのですが、スタッフの方が車種のアドバイスをしてくれたので、子育てに最適な車を選ぶことができました。家計を逼迫することなく、マイカーを持つことができて満足しています。ただ契約終了時に買取できないという点だけは残念です。乗る度に車に対して愛着がわいてきたので、手放すことを考えると寂しく感じてしまいます。
(みん評より)
ピタクルは、頭金やボーナス払いの設定を、利用者が自由に選べるようになっている。
まとまった資金がない場合は、頭金ゼロでも契約できるため、初期費用を支払わずに新車に乗ることができる。
また、ボーナス払いを設定すれば毎月の支払い額を5,000〜2万円ほど抑えられるのも、ピタクルの大きなメリットだ。
車を一緒に選んでくれたコンシェルジュに感謝

維持費や税金などを含めた定額制を採用していて、対応しているメーカーや車種が多かったのがピタクルを選んだ理由です。車両の選び方が分からなくて困っている時に、コンシェルジュがおすすめの車両を教えてくれたことに感謝しています。ボディタイプや駆動などの条件で車両を検索できて、家族旅行にぴったりなミニバンをすぐに見つけられました。月間の走行距離制限も利用状況に合わせて選びやすくて、今月は車両を使いすぎていないかと心配せずに済みます。メンテナンスプランも充実していて、車両のトラブルにも強いサービスです。
(みん評より)
「車に詳しくない」「カーリースは初めて」という人にとって、相談に乗ってくれるコンシェルジュの存在はありがたい。
車・オプション選びやプラン選び、カーリースに対する疑問など、コンシェルジュに相談すればあらゆる疑問に答えてくれる。
コンシェルジュに相談した後は、そのまま申し込みや契約をスムーズに進められるのもピタクルのメリットだと言える。
メンテナンスを任せられて気軽に車に乗れる

友人や家族とキャンプに出掛けることが多く、大量の荷物を積み込める車両を求めていたので、ミニバンも選べるピタクルが自分に合っていると思えました。有名メーカーの車種は一通り揃っていて、カラーデザインにこだわりを持って車両を探しやすいのが魅力です。どの車両が自分に合っているのか分からないと質問すると、スタッフがおすすめの車両を教えてくれるというサポートの手厚さも気に入りました。ゴールドプランはエンジンオイルや消耗品などの交換までお願いできて、利用者側の負担が小さいところが最高です。
(みん評より)
ピタクルのゴールドメンテナンスプランとシルバーメンテナンスプランに加入すれば、車検やメンテナンスに対するストレスが大幅に軽減する。
\ピタクルのメンテナンスプラン/

ゴールド | シルバー | ホワイト | |
車検 | ◯ | ◯ | − |
法定点検 | ◯ | ◯ | − |
6ヵ月点検 | ◯ | ◯ | − |
オイル交換 | ◯ | − | − |
その他 消耗品交換 | ◯ | ◯ | − |
ロードサービス | ◯ | − | ◯ |
自動車税 | ◯ | ◯ | ◯ |
重量税 自賠責保険 | ◯ | ◯ | △ |
追加料金 | あり | あり | なし |

※ タイヤ・バッテリー交換はすべてのメンテナンスプランで利用者負担
※ シルバープランの車検・法定点検は基本工賃と車検印紙代のみ含まれる
※ ホワイトプランの自動車重量税・自賠責保険料は登録時のみ含まれる
利用者はピタクルからのお知らせが届いたら、指定整備工場とスケジュールを調整し、車を持っていくだけでいい。
また、車検やメンテナンスにかかる費用を月額料人に含められるため、「車検費用はいくらか?」など費用面のストレスも減るだろう。
以上がピタクルの主な評判・口コミだ。
ピタクルは、ネガティブな評判・口コミを見つけられないことから、満足度の高いカーリースだと言える。
三菱のピタクルの取り扱い車種一覧

ここでは、ピタクルで取り扱っている車種一覧を、タイプ別で紹介していく。
気になる車種がピタクルで取り扱っているかどうかや、料金がいくらかなど参考にしてもらいたい。
三菱のピタクルについてよくある質問

ここでは、ピタクルについてよくある質問を紹介する。
ピタクルは中途解約できるって本当?
ピタクルは、以下のライフイベントによる中途解約が可能であり、解約金が免除されるカーリースだ。
ピタクルの解約金が免除される条件
- 結婚
- 都道府県をまたぐ住所変更
- 海外転勤
- 運転免許証の取り消し
- 運転免許証の返納
- 運転に支障がある病気や傷害の診断
- 要介護認定
- 障害者手帳が交付される障害の発生
- 契約者本人の死亡
※ 中途解約金が免除になるのは契約開始日から1年経過後から
指定のライフイベントによる中途解約で解約金が免除されるのは、ピタクルだけであり、非常に大きなメリットだと言える。
ピタクルは月額料金が高いの?
ピタクルの月額業金は、他社カーリースと比べると1,000〜5,000円ほど高いことがある。
ただし、「契約満了時に車を買い取る」ことを前提にすると、ピタクルの方が安いケースが多い。
また、指定のライフイベントによる中途解約で解約金が免除されるのはピタクルだけであるため、月額料金が少し高くても利用する価値は大いにある。
ピタクルは残価精算があるの?
ピタクルは「クローズドエンド方式」のカーリースであるため、残価精算は行われない。
したがって、契約満了時の残価精算を気にせずに車に乗ることができる。
※ 外装のキズやヘコみ、内装の汚れやニオイの付着などがある場合は原状回復費用を請求される可能性がある
ピタクルは車を買い取れるの?
ピタクルは、契約満了時に提示された「設定残価+手数料」を支払えば、車を買い取ることができる。
通常、クローズドエンド方式のカーリースは車の買い取りができない。
クローズドエンド方式でありながら、契約満了時に車を買い取れるのはピタクルだけだ。
ピタクルは車をもらえるの?
ピタクルは、9年契約で利用すると最後に車をもらうことができる。
「最後に車を自分のものにしたい」という人は、ピタクルの9年契約を利用しよう。
ピタクルは審査に通りやすいカーリース?
ピタクルは、マイカーローンと比較して審査に通りやすい。
なぜなら、ピタクルはお金ではなく車を貸し出すサービスだからだ。
また、ピタクルの審査は信販会社である「ジャックス」が行う。
ジャックスは、信販会社の中でも審査に比較的通りやすいため、ピタクルは審査に通りやすいカーリースと言える。
ピタクルの審査はいつ届くの?
ピタクルのクイック審査なら、審査結果は最短当日に届く。
「審査結果が早く知りたい」という人は、ピタクルのクイック審査で申し込もう。
ピタクルはタイヤ交換もやってくれるの?
ピタクルのメンテナンスプランは、タイヤ交換に対応していない。
したがって、タイヤ交換やバッテリー交換については、利用者自身で対応する必要がある。
ピタクルはクレジットカード払いできるの?
ピタクルは、クレジットカード払いに対応していない。
支払い方法は口座振替のみとなり、引き落とし会社はジャックスとなる。
クレジットカード払いのカーリースを利用したい人は、以下の記事を参考にしてほしい。
ピタクルは頭金・ボーナス払いは設定できるの?
ピタクルは、頭金やボーナス払いを設定できるカーリースだ。
\ピタクルで設定可能な頭金・ボーナス払いの金額/
頭金 | ボーナス月加算額 (夏・冬の年2回) | |
設定可能な金額 | 110,000円(税込) 220,000円(税込) 330,000円(税込) | 33,000円(税込) 55,000円(税込) 77,000円(税込) 110,000円(税込) |

また、ピタクルは頭金やボーナス払いを設定しなくても利用できる。
初期費用ゼロで新車に乗りたい人は、頭金やボーナス払いを設定せずに契約しよう。
ピタクルは今乗ってる車を下取りしてくれるの?
ピタクルは、今乗っている車の下取り(新車購入価格から中古車査定額を差し引くこと)に対応していない。
ただし、今乗っている車を三菱オートリースで買い取ることは可能だ。
買い取りを希望する場合は、審査申し込み後に担当者に相談してみよう。
おわりに:ピタクルで自分なりのカーリース利用を目指そう

本記事で紹介した内容をまとめる。
<ピタクルを選ぶメリット>
- 老舗リース会社だから安心して利用できる
- 指定のライフイベントは解約金が免除される
- 最短当日に結果がわかるクイック審査が便利
- 契約までオンラインで完結(しかも自宅納車)
- EVに乗るならCEV補助金で月額料金が安くなる
- クローズドエンド方式だから残価精算がない
- クローズドエンド方式なのに買い取りできる
- ピタクルの9年契約なら最後に車をもらえる
- すべてのプランにロードサービスが付いてる
- コンシェルジュに車選びなどの相談ができる
<ピタクルを選ぶデメリット>
- 他社と比較して月額料金が少し高い
- 車検やメンテナンスの依頼先を選べない
- 任意保険料は含まれていない
- 走行距離制限が決められている
<ピタクルはこんな人におすすめ>
- 契約期間中にライフステージが変わるかもしれない
- 契約満了時の残価精算を気にしないで車に乗りたい
- 契約満了時に車を買い取りたくなるかもしれない
- 自分ライフスタイルに合った走行距離制限を選びたい
- 申し込みから納車までオンラインで済ませたい
ピタクルは、知名度こそ低いカーリースだが、「指定のライフイベントによる中途解約で解約金が免除される」という非常に大きなメリットがある。
他社カーリースと比較して、月額料金が少し高いケースもあるが、それを加味しても利用価値の高いカーリースだ。
「契約期間中にライフステージが変わるかもしれない」という人はもちろんのこと、そうでない人も将来何が起こるかわからない。
サービスの柔軟性が高く、さまざまな変化に対応できるピタクルで、自分なりのカーリース利用を目指してほしい。