オリックスカーリースは、「車検無料クーポン」が基本のリース契約に含まれているカーリースだ。
メンテナンスパックに加入する必要がないため、面倒が少なく、お得感がある。
ただし、車検無料クーポンで車検基本料は無料になるが、費用がかかる項目もある。
本記事では、オリックスカーリースの車検無料クーポンで無料になる項目や、利用者が負担する項目について紹介する。
オリックスカーリースの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。
カーリースで車を利用するときも車検は必要

オリックスカーリースなどのカーリースは、車両代金や各種税金などをリース契約に組み込み、月々定額で車に乗れるサービスだ。
契約した車は自家用車として利用できるため、車検が必要になる。
車検を実施するタイミングは、初年度登録から3年後、それ以降は2年ごとだ。
ちなみに、車検では次のような検査が実施される。
\車検で実施される検査項目/

レンタカーやカーシェアなら車検不要だが、「乗りたい時に車を予約できない」「わナンバーで恥ずかしい」などのデメリットがある。
また、レンタカーを長期利用するよりも、カーリースを利用する方が圧倒的に安い。
そのため、車検があったとしても、レンタカーやカーシェアよりもカーリースを利用することをおすすめする。
オリックスカーリースは車検無料クーポンがついてる

オリックスカーリースは、すべての契約プランに契約期間中の車検無料クーポンがついている。

ここでは、オリックスカーリースでもらえる車検無料クーポンについて紹介する。
車検無料クーポンで契約期間中の車検が無料
カーリースを利用する場合でも、車検を受ける必要がある。
車検に対応するのは利用者自身であり、基本的には、車検費用は利用者負担となる(メンテナンスパックに加入すれば車検費用をリース契約に含められる)。
一方で、オリックスカーリースには車検無料クーポンが付いているため、契約期間中の車検は無料だ。
車検費用は車種にもよるが、整備費用を除くと5〜10万円ほどかかる。
オリックスカーリースなら、「5〜10万円×車検実施回数」が無料になるため、お得度の高いカーリースだ。
契約プランごとの車検無料クーポンの枚数
カーリースには4つの契約プランがあり、それぞれに車検無料クーポンをもらえる枚数が異なる。
契約プランごとの車検無料クーポンの枚数 | |
いまのりくん (5年契約プラン) | 1枚 |
いまのりセブン (7年契約プラン) | 2枚 |
いまのりナイン (9年契約プラン) | 3枚 |
いまのりイレブン (11年契約プラン) | 4枚 |
このように、カーリースにはすべての契約プランに車検無料クーポンがついてくる。
契約期間中の車検費用はクーポンによって無料になるため、持ち出しを気にせず車を利用できるのはオリックスカーリースの嬉しいポイントだ。
車検は指定の提携整備工場で受けられる
車検無料クーポンを使用した車検は、オリックスカーリースが指定する提携整備工場で受けられる。
「近くに提携整備工場がないかもしれない」と不安になるが、安心してほしい。
オリックスカーリースの提携整備工場は、全国に9,000ヶ所以上あるため、最寄りの提携整備工場を案内してもらえる。
ちなみに、利用者側からの提携整備工場の指定はできないので、注意してほしい。
オリックスカーリースの車検無料クーポンで無料になる項目/ならない項目

オリックスカーリースの車検無料クーポンには、無料になる項目と、無料にならない項目がある。
無料にならない項目については利用者負担だ。
ここで、オリックスカーリースの車検無料クーポンで無料になる項目と、無料にならない項目を整理しよう。
車検無料クーポンで無料になる項目
オリックスカーリースの車検無料クーポンで無料になる項目は、以下のとおりだ。
- 基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)
- エンジンオイル・オイルエレメント交換
- タイヤローテーション
- バッテリー液・ウォッシャー液補充
- ブレーキオイル交換
- ロングライフクーラント交換
これらの車検項目の費用の合計は、5〜10万円ほどだ。
つまり、オリックスカーリースの車検無料クーポンは、5〜10万円ほどの車検費用が無料になる(車種や実施場所によって費用は異なる)。
ちなみに、車検時に支払いが必要な自動車重量税と自賠責保険料については、リース契約に含まれているため支払い不要だ。
車検無料クーポンで無料にならない項目
オリックスカーリースの車検無料クーポンで無料にならない項目は、以下のとおりだ。
- 無料項目に含まれない部品代金・交換工賃
- 代車手配料
- 板金修理費用
- 提携整備工場以外で行った車検費用
「無料項目に含まれない部品代金・交換工賃」とは、タイヤ交換やバッテリー交換、電装品の修理・交換などのことだ。
たとえば、タイヤの溝が1.6mm未満の場合は車検時にタイヤを交換する必要があり、タイヤ交換費用は利用者負担になる。
ウィンカーランプが切れており、ランプ交換が必要な場合もその費用は利用者負担になる。
このように、オリックスカーリースの車検無料クーポンには、無料にならない項目があることを覚えておこう。
「タイヤ交換やバッテリー交換までリース契約に含めたい」という人は、以下のカーリースを検討してほしい。
- SOMPOで乗ーる
|メンテナンスパックの内容がかなり充実
KINTO(キント)|負担するにはガソリン代と駐車場料金だけ
オリックスカーリースの車検無料クーポンで車検を受ける流れ

ここでは、オリックスカーリースの車検無料クーポンで車検を受ける流れを紹介する。
1. オリックスカーリースから車検無料クーポンが届く
オリックスカーリースとの契約が完了すると、後日、オリックス自動車から車検無料クーポンが自宅に届く。
\実際の車検無料クーポン/

この車検無料クーポンを利用することにより、オリックスカーリースでは車検費用が無料になる。
ただし、車検無料クーポンを紛失すると再発行はされず、車検を無料で受けられなくなる。
車検無料クーポンを紛失しないよう厳重に管理してほしい。
車検証ケースに入れて、車検証と一緒に保管しておくと紛失するリスクが少ないだろう。
2. お知らせが届いたら提携整備工場に車検の予約を入れる
オリックスカーリースで利用している車の車検時期が近づくと、オリックス自動車からお知らせが届く。
お知らせが届いたら、提携整備工場に電話をして、車検の予約を入れよう。
ちなみに、オリックスカーリースで利用している車の車検は、車検満了日の1ヶ月前から受けられる。
提携整備工場の予約状況によっては、希望の予約日を取れない可能性もあるので、早めに電話しよう。
3. 自動車重量税分の金額が指定の銀行口座に振り込まれる
車検満了日の1ヶ月前になると、オリックス自動車から自動車重量税分の金額が指定の銀行口座に振り込まれる。
提携整備工場で車検を受けるときに、自動車重量税の支払いが必要になるため、車検実施日まで保管しよう。
ただし、車検実施日によってはオリックス自動車からの振り込みが間に合わず、利用者が自動車重量税を立て替える場合もある。
オリックス自動車からの振り込みが確認できないときは、オリックスカーリースのカスタマーサポートに連絡しよう。
5. 予約日に車を提携整備工場に持っていき車検を受ける
予約日になったら、車を提携整備工場に持っていき車検を受けよう。
当日持参するものは、以下のとおりだ。
- 裏面に署名をした車検無料クーポン
- 自動車検査証(車検証)の原本
- 納税証明書(軽自動車のみ)※
- 自賠責保険証明書※
- 自動車重量税分の金額
- 印鑑(認印でもOK)
※ オリックス自動車よりあらかじめ利用者に送付される
車検を通すためには、納税証明書や自賠責保険証明書などが必要になる。
これらについては、オリックス自動車から車検のお知らせが届く時に同封されているので、予約日当日に持参し、提携整備工場に提出しよう。
ただし、自動車重量税については提携整備工場に直接支払う必要がある。
自動車重量税分の金額は、オリックス自動車より事前に振り込まれるが、振り込みが間に合わない場合もある。
そのときは自動車重量税の金額を利用者が立て替え、後日、オリックス自動車から振り込まれるのを待とう。
オリックスカーリースは契約満了時の車検も無料

オリックスカーリースは、契約満了時に車をもらえるカーリースだ(7年・9年・11年契約のみ)。
そのため、「カーリースで車を利用して最後に車をもらいたい」と考えている人にとって、オリックスカーリースは最もおすすめできるカーリースとなっている。
しかも、オリックスカーリースは契約満了時の車検も無料で実施してくれる(※)。
契約満了時に車がもらえるカーリースは他にもあるが、契約満了時の車検まで無料になるのはオリックスカーリースだけだ。
「カーリースで車を利用して最後に車をもらいたい」と考えている人は、オリックスカーリースを利用しよう。
※ 国産新車が対象、基本点検整備費用と名義変更に関わる手数料をオリックス自動車が負担、オリックス自動車から契約者への所有権移転のみ、車検証に記載されている使用の本拠の位置等について変更を伴わない場合のみ
オリックスカーリースは車検だけじゃなくオイル交換も無料

オリックスカーリースのすべての契約プランには、車検無料クーポンに加えて「オイル交換無料クーポン」もついてくる。
契約期間中のオイル交換・オイルエレメント交換にかかる費用は無料になるので、かなりお得なカーリースだ。
オイル交換無料クーポンについては、以下の記事で詳しく紹介しているので、本記事と合わせて参考にしてみてほしい。
車検無料のオリックスカーリースはこんな人におすすめ

車検無料クーポンにより車検を無料で受けられるオリックスカーリースは、以下の特徴に当てはまる人におすすめだ。
- 車検費用をリース契約に含めたい
- 車検の依頼先にこだわらない
- ライフスタイルに合わせて車を利用したい
それぞれ詳しく説明していく。
車検費用をリース契約に含めたい
オリックスカーリースは、すべての契約プランに車検無料クーポンがついている。
車検費用が必ず無料になるので、「車検費用をリース契約に含めたい」と考えている人におすすめだ。
また、他のカーリースではメンテナンスパックに加入する必要があるが、オリックスカーリースはメンテナンスパックの加入不要で車検が無料になる。
「契約プランについてあれこれ考えるのが面倒だ」という人も、オリックスカーリースを利用しよう。
車検の依頼先にこだわらない
オリックスカーリースで利用している車の車検は、提携整備工場で受けられる。
これには、「車検の依頼先を考えなくていい」というメリットがある
一方で、「提携整備工場以外の場所で車検を受けられない」というデメリットもあるため、注意が必要だ。
車検の依頼先にこだわらない人であれば、オリックスカーリースの利用をおすすめする。
ライフスタイルに合わせて車を利用したい
オリックスカーリースは、すべての契約プランで契約期間中の乗り換え・返却が可能だ。
また、契約プランによっては契約満了後に、利用していた車をそのままもらうこともできる。
\オリックスカーリースの4つの契約プラン/
契約満了時 | 乗り換え・返却 | |
いまのりくん (5年契約プラン) | 返却する 乗り換える | 契約満了日の 3年前から可能 |
いまのりセブン (7年契約プラン) | もらう 返却する 乗り換える | 契約満了日の 2年前から可能 |
いまのりナイン (9年契約プラン) | ||
いまのりイレブン (11年契約プラン) |
このように、契約期間中の乗り換え・返却や、契約満了後に車をもらえるオプションが、基本のリース契約に組み込まれているのはオリックスカーリースだけだ。
したがって、「ライフスタイルに合わせて車を利用したい」という人にもオリックスカーリースをおすすめしたい。
オリックスカーリースの車検についてよくある質問

ここでは、オリックスカーリースの車検についてよくある質問と、その回答を紹介する。
車検無料クーポンはなにが無料になる?
オリックスカーリースの車検無料クーポンでは、以下の項目が無料になる。
- 基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)
- エンジンオイル・オイルエレメント交換
- タイヤローテーション
- バッテリー液・ウォッシャー液補充
- ブレーキオイル交換
- ロングライフクーラント交換
車検実施時に必要になる、自動車重量税と自賠責保険料はリース契約に含まれているので、利用者負担はない。
ディーラーの整備工場でも車検を受けられる?
オリックスカーリースの提携整備工場には、ディーラーの整備工場は含まれていない可能性が高い。
そのため、ディーラーの整備工場で車検を受けることはできないと考えておこう。
どうしてもディーラーの整備工場で車検を受けたい場合は、利用者の自己負担となる。
車検を依頼する提携整備工場は変更できる?
引っ越しにより、指定されていた提携整備工場が遠くなった場合は、提携整備工場を変更できる。
その場合、引っ越しが決まった時点でオリックス自動車に連絡をして、住所変更を行おう。
次に、オリックス自動車の指示に従って、引っ越し前の提携整備工場が指定されている車検無料クーポンを返却しよう。
その後、引っ越し先住所に近い提携整備工場が指定された車検無料クーポンが自宅に届く。
おわりに

本記事で紹介した内容をまとめる。
- カーリースで車を利用するときも車検は必要
- オリックスカーリースはすべての契約プランで車検無料
- 車検無料クーポンで無料になる項目が決まっている
- 「無料になる項目」以外の項目は利用者負担(タイヤ交換など)
- 車検無料クーポンは指定された提携整備工場で使用できる
- 自動車重量税は事前に振り込みされ、提携整備工場に直接支払う
- 自賠責保険料はリース契約に含まれている
- 車検無料クーポンは紛失しないよう厳重に管理しよう
オリックスカーリースの車検無料クーポンにより、1回あたり5〜10万円ほどの車検費用が無料になる。
その上、契約期間中の返却・乗り換えができ、契約満了時には車をもらうこともできる。
オリックスカーリースは非常にお得度の高いカーリースなので、気になる人は、仮審査にさっそく申し込んでみてほしい。