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どっちが正解?マイカーとレンタカーの選び方をケース別に紹介

「車は欲しい、でも費用は抑えたい。マイカーとレンタカー、どっちが正解?」と悩む人は多い。一般的に考えれば、レンタカーを利用する方が安上がりだ。しかし実際には、レンタカーを利用するよりもマイカーを持つ方が安いケースもある。

マイカーとレンタカーはどちらにもメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った車の所有方法を慎重に判断することが大切だ。

そこで本記事では、マイカーとレンタカーそれぞれの特徴と、メリッt・デメリットを整理していく。自分に合った車の所有方法が知りたい人は、ぜひ参考にしてほしい。

マイカーとレンタカーそれぞれの特徴を整理

まずは、マイカーとレンタカーそれぞれの特徴を整理していこう。

マイカーは自由に乗り回せるのが最大のメリット

マイカーは、現金一括払いかローンを組み車を購入する所有方法だ。最大のメリットは「自分の車として自由に乗り回せる」ことであり、車の予約や受け取り・予約、荷物の積み下ろしといったストレスが皆無である。

また、マイカーは「所有欲」を満たせるのも大きなメリットだ。所有欲が満たされることにより、心理的な満足感・自己肯定感が高まり、プライベートや仕事へのモチベーションが向上する人が多い。

レンタカーに比べて経済的負担は大きいが、レンタカーでは決して手に入らない満足感・自己肯定感を得られるのは、マイカーの大きな魅力と言える。

レンタカーは利用した分だけの支払いで低コスト

レンタカーは、必要なときだけ車を予約して利用する所有方法だ。最大のメリットは「低コストで車に乗れる」ことであり、マイカーのような維持費用負担はない。時間単位・日単位で車を利用し、利用した分の料金を支払うだけでいい。

公共交通機関が整備された都市部に住んでいる人、そもそも車を必要としてない人、車に対する所有欲がない人などは、レンタカーの利用で経済的負担を大きく下げられる可能性がある。

実際のところ、近年ではマイカーを所有せずにレンタカーやカーシェアを利用し、必要なときだけ車に乗る人も多い。

以上がマイカーとレンタカーそれぞれの特徴だ。次に、マイカーとレンタカーそれぞれのメリット・デメリットを整理し、車の所有方法としての違いをさらにハッキリさせていこう。

マイカーとして車を所有するメリット・デメリット

マイカーとして車を所有するメリット・デメリットは以下のとおりだ。

マイカーのメリット

  • 自由に車に乗れる
  • QOLが向上する
  • 時間を節約できる
  • 車を売ることができる
  • 荷物を積みっぱなしにできる

マイカーのデメリット

  • 購入費・維持費がかかる
  • 車検・メンテナンスの手間がかかる

マイカーは車を自分のものとして所有できるため、いつでも好きなときに、自由に乗り回せるのが大きなメリットだ。これによりQOL(人生の質)が向上するケースは非常に多い。

ひとりきりのドライブ、友人とのレジャー、恋人や家族との旅行、あらゆるシーンにおいて「自分の車」というステータスが、何にも変えがたい満足感を与えてくれる。車そのものに思い出が蓄積していくため、乗るたびに幸福感を得られるのもマイカーの醍醐味だ。また、自宅駐車場に自由に乗れる車があることは、緊急時の備えとして大きな安心感が生まれる。

最終的には、マイカーを売ることもできる。たとえば、300万円で購入した車を5年後に100万円で売却した場合、その車のコスパは約33%もアップすることになる。リセールバリュー(再販価値)の高い車を選べば、高コスパを実現できるのもマイカーならではのメリットだ。

一方で、デメリットを見過ごしてはいけない。金銭には変えられない体験・価値を得られるマイカーだが、購入費・維持費がかかること、車検・メンテナンスの手間がかかることも踏まえて、自分にとってマイカーが必要かどうかを判断しなければならない。

レンタカーを利用して車に乗るメリット・デメリット

レンタカーを利用して車に乗るメリット・デメリットは以下のとおりだ。

レンタカーのメリット

  • 利用した分だけの支払い
  • 車検・メンテナンスは対応不要

レンタカーのデメリット

  • 予約が空いていないと乗れない
  • 車の受け取り・返却が必要
  • 毎回荷物の積み下ろしが必要
  • 営業時間外では利用できない
  • 選べる車種が限られている

レンタカーは利用した分だけの料金を支払うだけでいい。税金や自賠責保険、車検やメンテナンス、任意保険などの維持費を気にせず車に乗れるのは、レンタカーの大きなメリットだ。「車に乗るのは月に1・2回程度」という人なら、マイカーに比べて毎月数万円の負担を抑えられるだろう。

経済的なメリットがある一方で、レンタカーには車を所有していないことでのデメリットが多い。予約が空いていないと車に乗れず、利用したい車種が空いていないがために予想外の出費が発生するケースがある。基本的にはレンタカーの営業所で車の受け取り・返却を行う必要があり、営業時間外は利用できないという面倒さもある。

このようレンタカーのメリット・デメリットを整理してみると、経済的メリットを得られない人は、レンタカーを利用すべきではない。では、レンタカーで経済的メリットを得られる人と得られない人の境目はどこか?次の章で、マイカーとレンタカーの損益分岐点を紹介する。

マイカーとレンタカーの損益分岐点を計算してみた

マイカーとレンタカーの損益分岐点とは、「マイカーに対してレンタカーが割高になってしまうライン」のことだ。具体的には、レンタカーを何日間利用したらマイカーよりも高くなってしまうのかを表す。以下はその、マイカーとレンタカーの損益分岐点を計算した結果だ。

\マイカーとレンタカーの損益分岐点/

※ マイカーの年間負担額:「トヨタ ヤリス(X ガソリン 1.0L 2WD)」を金利3.9%で車両代金を借り入れ、利息・税金・自賠責保険料・車検費用・オイル交換費用・その他メンテナンス費用・駐車場代・任意保険料を含めた金額
※ レンタカーの料金:トヨタレンタカー・CIクラス8,580円/24時間の金額、ガソリン代は含まないものとする

比較の結果、マイカーとレンタカーの損益分岐点は「63日間/年(月換算で5.25日)」ということがわかった。レンタカーを月に5日以上利用する人は、マイカーを所有する方が低コストになる可能性が高い。

ちなみに、レンタカーの料金はリーズナブルな24時間料金で算出している。そのため、実際はさらに早い段階で損益分岐点が発生する可能性があるため注意してほしい。

また、マイカーを数年後に売却すると仮定すると、マイカーとレンタカー損益分岐点はさらに早まる。「よくよく計算したらレンタカーは思っていたほどお得じゃなかった」というケースは珍しくないため、しっかりと試算をした上で、マイカーとレンタカーのどちらが自分に合っているかを判断することが大切だ。

どっちが正解?ケース別に見るマイカーとレンタカーの選び方

ここまで、マイカーとレンタカーそれぞれの特徴、メリット・デメリット、そして損益分岐点を紹介した。結局のところどっちが正解?と気になっている人のために、ケース別にマイカーとレンタカーの選び方を紹介する。

車の利用頻度が年に数回ならレンタカー

年に数回または十数回と、車の利用頻度が極端に少ない人はレンタカーを選ぶのが正解だ。マイカーは「乗るほどコスパが高まる」のが特徴であるため、年に数回・十数回しか車を利用しない人は、マイカーのメリットを最大限享受できない。経済的負担で見ても、レンタカーを利用する方が年間数十万円も節約できる。

子供がいる家庭ならマイカーを検討しよう

子供がいる家庭はマイカーの購入を検討してほしい。レンタカーでは荷物の積み下ろしが面倒であり、車の予約が取れず、思い通りに外出できないことも多い。

また、急病で子供を病院に連れていく必要があるときも、マイカーがあれば安心だ。車種によっては月2万円台の負担でマイカーを持つことも可能であるため、経済状況に合わせたマイカーを検討してみよう。

都市部でもマイカーの方が有利なことも

公共交通機関が整っている都市部ではマイカーを持たず、必要なときだけレンタカーやカーシェアを利用する人が多い。実際に、東京23区における車を所有している世帯は36.9%と4割を下回っている(株式会社イードの調査より)。

一方で、QOLを高めたい場合や、子供がいる家庭では都市部でもマイカーを持つ方が有利だ。

マイカーは、移動しながらにして「自分だけの空間」を味わえる。公共交通機関の息苦しさから解放されるため、都市部在住でもストレスフリーに移動したい人におすすめだ。

また、子供がいる家庭では公共交通機関を利用するよりも、マイカーの方が移動は圧倒的に楽だ。大きな荷物を持ち歩いて電車やバスに乗る必要はなく、子供が泣き出したとしても周囲に気を遣う必要はない。このように、都市部在住でも心理的な面でマイカーのメリットは大きい。

ひとり暮らしでもマイカーを持つ意味はある?

車がないと生活が成り立たない地域で暮らしている場合を除けば、ひとり暮らしでマイカーを持つメリットはあまり感じられないかもしれない。移動は基本的に公共交通機関を利用し、交通の便が悪いところに行くときだけレンタカーを利用するという生活の方が、経済的負担を抑えられるだろう。

もちろん利用頻度にもよるが、本記事で紹介しているように「レンタカーの利用回数が年間63日間未満」なら、マイカーと持たない方がお得だ。ただし、マイカーが持つ心理的メリットに強い魅力を感じる人は、ひとり暮らしでもマイカーを持つことを検討してみてほしい。

とにかく節約したい人は「車を持たない」選択肢もあり

「マイカーでもレンタカーでもいいからとにかく節約したい」という人は、いっそ車を持たない選択肢もありだ。車を使った移動よりも公共交通機関の方が圧倒的に安く、節約できる。車は "あくまで移動手段" という考え方ができれば、車を持たない生活も苦ではないだろう。

マイカーでもレンタカーでもない第三の選択肢「カーリース」

「マイカーとレンタカー、どっちが正解?」と悩んでいる人は、マイカーでもレンタカーでもない第三の選択肢として、カーリースを検討してみてほしい。カーリースは「マイカーとして車を借りる」という新しい車の所有方法であり、マイカーとレンタカーの良いとこ取りのようなサービスだ。

カーリース・マイカーローン・カーシェア・レンタカーの違いを表すイラスト

※ 各サービスの一般的な特徴を表すものであり、特定のサービスについて説明するものではない

たとえばトヨタ公式のKINTOを利用する場合、車両代金から税金・保険、車検費用や任意保険まで月額に含まれている。月額の他にはガソリン代・駐車場代を負担するだけでマイカーを持てるため、マイカーとレンタカーそれぞれの特徴を併せ持っているサービスだ。

「でもカーリースは高いでしょ?」と心配する声も多い。しかし、カーリースとマイカーローンの支払い総額を比較してみると、金利3.9%のローンと同水準で車を所有できるケースもある。カーリースの普及に伴いサービス価格は下がり、現在では新たな車の所有方法として広く普及し始めているのだ。

以下の記事では、そんなカーリースの損益分岐点について詳しく紹介している。マイカーでもレンタカーでもない第三の選択肢に興味がある人は、ぜひ参考にしてもらいたい。

おわりに:マイカーとレンタカー、あなたはどっち?

本記事で紹介した内容をまとめる。

  • マイカーは「好きなときに自由に乗れる」など心理的メリットが大きい
  • レンタカーは「利用した分だけの支払い」など経済的メリットが大きい
  • ただし車を月5日以上利用するならマイカーの方が安い可能性がある
  • 車の利用頻度が少ないならレンタカーで経済的負担を抑えられる
  • 子供がいる家庭なら利便性・快適性・安心感を考慮してマイカーがおすすめ
  • 都市部に住んでいる人でもQOLを高めたいならマイカーを持つのがおすすめ
  • ひとり暮らしの人は基本的に公共交通機関+レンタカーの組み合わせがおすすめ
  • マイカーでもレンタカーでもない第三の選択肢「カーリース」も検討しよう

本記事で紹介した内容を通じて、マイカーとレンタカーのどちらにすべきか、結論は出ただろうか?「結論が出た」という場合は、本記事が参考になったようで嬉しい限りだ。

「結論がまだ出ない」という場合は、もっとたくさんの情報を収集してから判断したい人か、そもそもマイカーでもレンタカーでもない選択肢を必要としている人かもしれない。

カーリース・ナビでは、マイカーでもレンタカーでもない第三の選択肢「カーリース」を、さまざまな角度で比較・紹介している。マイカーかレンタカーかを決められないという人は、他の記事も参考にし、自分に合った車の所有方法についてぜひ考えてみてほしい。

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