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「カーリースはやめとけ」は事実?9つの理由とカーリースで後悔する人の特徴

「カーリースはやめとけ」という声を聞き、カーリースの利用を迷う人は多い。

カーリースいいよって言ってる人とやめとけって言ってる人両方いるから迷う(Xより)。

結論から言って、「カーリースはやめとけ」が当てはまるかどうかは、人によって異なる。

そこで、「カーリースはやめとけ」と言われる理由や、カーリースの利用で後悔する人の特徴を紹介する。

本記事を通して、カーリースが自分に合ったサービスかどうかを判断してみてほしい。

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「カーリースはやめとけ」と言われる9つの理由

ここでは、「カーリースはやめとけ」と言われる9つの理由を紹介する。

1. 新車購入(現金一括)よりも費用総額が高い

1つめの理由は、「新車購入(現金一括)よりも費用総額が高い」だ。

カーリースと新車購入を比較すると、カーリースの方が費用総額が高くなる。

たとえば、SOMPOで乗ーるにて「ホンダ N-BOX(ベースグレード)」を7年契約で利用すると、月額料金は22,420円になる(走行距離制限 1,000km/月、オプション・メンテナンスパックなし)。

7年間の費用総額は「1,883,280円」だ。

一方、ホンダの公式サイトで同じ車種の見積もりを行うと、諸費用を含めて乗り出し価格は「1,801,200円」だった(オプションなし)。

このように、「新車購入よりも費用総額が高いからやめとけ」というのが、最も多い声だ。

対策1:自動車ローンと比較してみる

カーリースの費用総額を新車購入と比較すると割高だ。

しかし、自動車ローンと比較するとカーリースの費用総額の方が安くなることがある。

これについては、「カーリースやめとけ」は誤解!メリットを改めて理解しよう(内部リンク)の章で解説しているので、参考にしてほしい。

対策2:コスト以外のメリットに目を向ける

カーリースの利用を検討している人は、「コスト以外のメリット」に目を向けてみよう。

新車購入は車検や定期メンテナンスなどすべて自分で対応するが、カーリースなら所定の期間に、指定された整備工場に車を持っていくだけでいい。

メンテナンスサービスが充実したカーリースを選べば、タイヤ交換やバッテリー交換など、突発的な費用を気にすることもない。

さらに、自動車保険(任意保険)がリース契約に含まれているカーリースまである。

「車の面倒ごとを丸投げできる」のが、新車購入と比較したときのカーリースの最大のメリットだ。

2. 契約満了時に精算金が発生するかもしれない

2つめの理由は、「契約満了時に精算金が発生するかもしれない」だ。

カーリースは契約のときに「残価(契約満了時の推定査定額)」を設置し、残価を車両価格から差し引くことで月額料金を抑えている。

カーリースの料金体系イラスト

そのため、契約満了時の車の査定額が、契約のときに設定した残価を上回ると、精算金が発生する。

残価精算の3つのパターンを表すイラスト

このように、契約満了時に精算金が発生するリスクがあるのも、「カーリースはやめとけ」と言われる理由の一つだ。

対策1:残価を低めに設定する

カーリースによっては、担当者と相談しながら残価を設定できる。

残価を低めに設定すると月額料金は高くなるが、契約満了時に精算金が発生するリスクを軽減できる。

対策2:クローズドエンド方式のカーリースを選ぶ

クローズドエンドとは、リース契約で設定される残価額が公開されていないカーリースのことだ。

クローズドエンドとオープンエンドの説明イラスト

クローズドエンド方式のカーリースなら、残価額は公開されないが、精算金の発生リスクを軽減できるのがメリットだ。

契約満了時に精算金を請求されるリスクを軽減したいなら、クローズドエンド方式のカーリースを選ぶのも対策の一つである。

3. キズやヘコみがあると原状回復費用を請求される

3つめの理由は、「キズやヘコみがあると原状回復費用を請求される」だ。

カーリースは契約満了時、車にキズやヘコみがあると原状回復費用を請求されるケースがある。

通常の運転で付くであろう細かいキズであれば問題はないが、どこかにぶつけたり擦ったりしたキズやヘコみについては、原状回復費用を請求されると考えよう。

対策1:日頃から運転に気をつける

一番の対策方法は、「運転に気をつける」ことだ。

日頃から安全運転を心がけていれば、車を擦ったりぶつけたりするリスクは大幅に軽減される。

対策2:自動車保険(任意保険)に加入する

どんなに運転に気をつけていても、ちょっとした不注意で車にキズやヘコみを付けてしまうことはある。

また、イタズラや飛び石など、不可抗力でキズやヘコみが付いてしまうこともあるだろう。

そうしたリスクにも対応できるよう、自動車保険(任意保険)にはしっかり加入しておこう。

4. 中途解約をすると違約金がかかる

4つめの理由は、「中途解約すると違約金がかかる」だ。

カーリースは、「一定の期間車を利用する」リース契約を結ぶため、中途解約は原則としてできない。

「車を使わなくなった」からといって返却はできず、中途解約をすると違約金がかかるので注意しよう。

対策1:中途解約可能なカーリースを選ぶ

カーリースの中には、中途解約を認めているサービスがある。

たとえばリースナブルは、中途解約をしても違約金がかからない唯一のカーリースだ。

SOMPOで乗ーるやオリックス カーリース・オンラインには、一定期間を過ぎると違約金なしで中途解約できるプランが提供されている。

このように、中途解約可能なカーリースを選ぶことで、違約金発生のリスクをゼロにできる。

対策2:短期契約で定期的に乗り換える

「ライフスタイルに合わせて車を乗り換えたい」という人は、短期契約で定期的に乗り換えるのがおすすめだ。

カーリースの契約期間は3年・5年・7年が一般的だが、1年〜/1年単位で契約期間を選べるカーリースもある。

短期契約でカーリースを利用すれば、定期的に車を乗り換えられるため、ライフスタイルに合わせて車に乗れるのがメリットだ。

5. 走行距離制限があり超過すると追加費用がかかる

5つめの理由は、「走行距離制限があり超過すると追加費用がかかる」だ。

カーリースは「車を返却する」のが前提のサービスであるため、走行距離制限が設けられている。

カーリースの走行距離制限は、500〜1,500km/月(6,000〜18,000km/年)で設定されるのが一般的だ。

これを超過すると、超過距離に応じた追加費用が発生するので注意してほしい。

カーリースごとの超過料金
オリックス カーリース・オンライン8円/km
定額カルモくん8円/km
ENEOS新車のサブスク8円/km
NORIDOKI(ノリドキ)10円/km
KINTO(キント)11円/km
SOMPOで乗ーる15円/km
Cool MINT(クールミント)15円/km
リースナブル15円/km
クルカ20円/km
MOTAカーリース走行距離制限なし
(公式サイトで超過料金を公開しているカーリースのみ表示)

走行距離制限の超過料金は割高に設定されているため、カーリースを利用する際は走行距離制限を超えないよう走行しよう。

対策1:走行距離制限を多めに設定する

対策としては、走行距離制限を多めに設定する(制限に余裕のあるカーリースを選ぶ)といいだろう。

たとえば、SOMPOで乗ーるとCool MINTO(クールミント)は走行距離制限を自分で決められる上に、500km/月あたり月額1,000〜1,500円で走行距離を追加できる。

走行距離制限を多めに設定しても割安なので、おすすめのカーリースだ。

また、KINTO(キント)と定額カルモくん、オリックス カーリース・オンラインは走行距離制限が1,500〜2,000km/月と、余裕を持って設定されている。

対策2:走行距離無制限のカーリースを選ぶ

走行距離無制限のカーリースとは、「契約満了時に車がもらえるカーリース」のことだ。

たとえば、MOTAカーリースはすべての契約プラン(7年・9年・11年)において、契約満了時に車をもらうことができる。

こうしたカーリースには走行距離制限が設けられていないため、自由に走行できるのがメリットだ。

6. 車をカスタムできない(返却時は原状回復)

6つめの理由は、「車をカスタムできない(返却時は原状回復)」だ。

カーリースは「車を返却する」のが前提のサービスであるため、原則として車をカスタム(改造)できない。

車を返却するときは「原状回復」が必要であり、好き勝手にカスタムしてしまうと、高額な精算金が発生するので注意しよう。

対策1:原状回復できる範囲でカスタムする

多くのカーリースは「原状回復できる範囲」でのカスタムを認めている。

たとえば、タイヤのアルミホイールを他社製品と交換した場合においても、車の返却時に原状回復すれば問題はない。

この他にも原状回復可能なカスタムはたくさんあるため、その範囲でならカスタムを楽しめる。

ただし、「車両に穴を開ける」などの作業工程が必要なカスタムは、原状回復が不能になるため認められない。

対策2:カスタムしなくてもかっこいい車を選ぶ

カスタムしなくてもかっこいい車を選ぶのも、対策方法の一つだ。

たとえば、「スズキ ジムニー」はノーマルでもかっこいい車として人気が高い。

スズキより)

また、カーリースでもメーカーオプション・ディーラーオプションを自由に選べる。

  • メーカーオプション:車両製造時にメーカーの工場で取り付けられる装備品
  • ディーラーオプション:納車前にディーラー(販売店)の工場で取り付けられる装備品

メーカーオプションやディーラーオプションはリース契約に含められる上に、車を返却する際に取り外す必要がない。

車のカスタムに強いこだわりがなければ、メーカーオプションやディーラーオプションでカスタムを楽しもう。

7. 車が自分のものにならない

7つめの理由は、「車が自分のものにならない」だ。

カーリースは契約満了時に、「車を返却する」ことを前提としたサービスだ。

月額料金を支払っても車が自分のものにならないため、「カーリースはやめとけ」と言う人も多い。

対策1:最後に車がもらえるカーリースを選ぶ

車が自分のものにならないことをデメリットに感じる人は、「最後に車がもらえるカーリース」を選ぼう。

カーリースによっては、契約満了時に追加費用なしで車をもらうことができる。

たとえば、MOTAカーリースはすべての契約プラン(7年・9年・11年)で、最後に車がもらえる。

SOMPOで乗ーるやオリックス カーリース・オンラインなど、契約内容によって最後に車がもらえるカーリースもある。

対策2:「車を買い取る」という選択肢もある

実は、カーリースにおける契約満了時の選択肢は「車を返却する」だけではない。

たとえば、SOMPOで乗ーるには次のような選択肢がある。

  • 車を返却する
  • 他の車に乗り換える
  • 同じ車を再契約する
  • 同じ車を買い取る

このように、契約満了時に「車を買い取る」という選択肢があるカーリースも多い。

契約満了を迎えて、「この車を手放したくない」と思ったら車を買い取ることも可能なのだ。

8. カーリースは恥ずかしいと感じてしまう

8つめの理由は、「カーリースは恥ずかしいと感じてしまう」だ。

カーリースは車が自分のものにならないことから、「利用するのが恥ずかしい」と感じる人もいる。

恥ずかしいという気持ちから周囲の目が気になってしまうと、車に乗ること自体をストレスに感じるかもしれない。

対策1:カーリースに対する誤解を知る

カーリースを利用する個人は、2016年から2024年にかけて4倍に増えている。

日本自動車リース協会連合会のデータより)

ここ数年で、カーリースが「新しい車の乗り方として受け入れられている」と言えるだろう。

『「カーリースは恥ずかしい」と思う人が知っておくべき3つの事実』では、カーリースを恥ずかしいと思う人にこそ知ってもらいたい事実を紹介してるので、ぜひ参考にしてほしい。

対策2:周囲に言わなければバレない

レンタカー・カーシェアは「わ」ナンバーだが、​​カーリースは通常ナンバーだ。

つまり、「カーリースで乗っている」と周囲に言わなければ、カーリースの利用が周囲にバレることはない。

9. カーリースは貧乏人向けと感じてしまう

9つめの理由は、「カーリースは貧乏人向けと感じてしまう」だ。

カーリースは初期費用ゼロで新車に乗れるなどの特徴から、「貧乏人向けのサービス」と考える人も少なくない。

これも、「カーリースはやめとけ」と言われる理由の一つだ。

対策1:高所得者の利用割合が多いこと

カーリースは高所得者ほど利用しているサービスであることを、知っているだろうか。

以下は、自動車ローン・クレジット(残価設定型クレジット)・カーリース、3つの車の入手方法別に、年収分布をグラフ化したものだ(現金購入・譲渡を除く)。

リース事業協会のデータより)

このように、年収800万円以上の割合で見ると、カーリースは最も高い数値をマークしている。

つまり、「カーリース=貧乏人向け」は大きな誤解なのだ。

『「カーリースは貧乏人向け」はウソ!高所得者ほど利用している事実がある』では、カーリースが貧乏人向けと言われる理由や、多くの人に知ってもらいたい事実を紹介している。

対策2:周囲に言わなければバレない

「8. カーリースは恥ずかしいと感じてしまう」と同じように、カーリースを利用していることを周囲に言わなければ、バレることは基本的にない。

どうしても「カーリース=貧乏人向け」と感じてしまう人は、カーリースの利用を周囲に言わないよう注意してほしい。

「カーリースやめとけ」が当てはまる人(後悔する人)の特徴

ここでは、「カーリースやめとけ」が当てはまる人(後悔する人)の特徴を4つ紹介する。

車の費用総額を重視している人

「車の費用総額を重視している人」は、カーリースで後悔する可能性が高い。

車の費用総額を重視するなら、カーリースや自動車ローンを組んで購入するよりも、「現金一括」で購入する方が圧倒的に安い。

「トヨタ ヤリス」X ガソリン 1.0
カーリース※1現金一括※2自動車ローン※2, 3
月額料金22,970円0円31,000円
費用総額1,378,200円1,664,150円1,860,766円
記事制作時点の情報

※ メーカーオプション・ディーラーオプションの追加なし
※1 SOMPOで乗ーるの5年契約時価格(走行距離制限1,000km/月)
※2 自動車税や車両登録料などの諸費用を含めた価格 
※3 トヨタ公式サイトの見積もりシミュレーションを使用(金利8.8%)、初回支払いは端数分上乗せ

車の費用総額を重視している人は、カーリースではなく現金一括での新車購入を優先的に検討しよう。

車検等の依頼先を自分で選びたい人

「車検等の依頼先を自分で選びたい人」は、カーリースで後悔する可能性が高い。

カーリースは車検や定期メンテナンスの依頼先が決まっているため、依頼先を自分で選びたい人には向かないサービスだ。

ただし、SOMPOで乗ーるなどはメンテナンスパックに加入しなければ、車検や定期メンテナンスの依頼先を自分で選べる。

また、トヨタ公式のKINTOはトヨタの正規ディーラーで車検等を行うため、「ディーラーに任せたい」という人はKINTOを選ぶといいだろう。

車を自由にカスタムしたい人

「車を自由にカスタムしたい人」は、カーリースで後悔する可能性が高い。

カーリースは原則として、車をカスタム(改造)できないサービスだ。

「原状回復できる範囲ならOK」とカスタムを認めているカーリースもある。

しかし、メーカーオプションやディーラーオプションだけでカスタムを楽しむ方が、トラブルが起きるリスクはない。

また、KINTOのようにメーカーオプション・ディーラーオプション以外のカスタムを禁じているカーリースもある。

そのため、車を自由にカスタムしたいと考えている人に、カーリースは向いていない。

車にキズやヘコみをつくるリスクが高い人

「車にキズやヘコみをつくるリスクが高い人」は、カーリースで後悔する可能性が高い。

カーリースは車の返却時、目立つキズやヘコみがあると車の査定で減点評価され、精算金が高くなるリスクがある(修理・原状回復をすれば減点されない)。

たとえば、オリックス カーリース・オンラインは公式サイトにおいて、「大きさが1cm以上のキズおよびへこみ等外装の損傷、運転に支障をきたす損傷(ドアミラー、ワイパー、ランプ類等の欠落および損傷)等」は精算金が発生すると説明している(オリックス カーリース・オンラインより)。

現金一括や自動車ローンで新車を購入した場合、車にキズやヘコみをつくっても精算金が発生することはない。

もちろん、修理をするときは修理費用が発生するが、経済的に無理があれば「修理せず乗る」という選択もできる。

そのため、車にキズやヘコみをつくるリスクが高い人は、カーリースが自分に合ったサービスかどうかじっくり検討してほしい。

「カーリースはやめとけ」は誤解!メリットを改めて理解しよう

ここでは、カーリースを利用する8つのメリットを紹介する。

「カーリースはやめとけ」は大きな誤解であり、人によって向き・不向きがあるというだけだ。

ここで紹介するメリットを確認した上で、カーリースが自分に向いているサービスかどうかを判断してみてほしい。

1. 初期費用ゼロで車に乗れる

1つめのメリットは、「初期費用ゼロで車に乗れる」だ。

カーリースは頭金ゼロで車に乗れるサービスだ。

また、新車購入時にかかる自動車税やリサイクル料などもリース契約に含められるため、正真正銘「0円」で新車に乗れる。

人生は何が起こるかわからないため、突発的な支出に備え、初期費用ゼロで新車に乗れるカーリースを利用するのは賢い選択肢の一つだ。

2. 維持費用も月額料金に含められる

2つめのメリットは、「維持費用も月額料金に含められる」だ。

カーリースは車両価格や乗り出し諸費用に加えて、自動車重量税や自賠責保険料、車検や定期メンテナンスの費用などもリース契約に含められる。

そのため、車に関する支出をフラットにできるのが大きなメリットだ。

カーリースと自動車ローンの支出イメージ

カーリースによっては、タイヤ交換など幅広いメンテナンス項目や、自動車保険(任意保険)までリース契約に組み込める。

カーリースのメンテナンスパックについては、『カーリースのメンテナンスパックを7社比較!追加費用も含めたトータル月額料金をチェックしよう』で詳しく解説しているので、参考にしてみてほしい。

3. 自動車ローンよりも安いケースがある

3つめのメリットは、「自動車ローンよりも安いケースがある」だ。

実際に、カーリースと自動車ローンの費用総額を比較してみよう。

KINTO(キント)自動車ローン(金利8.5%)
月額料金37,840円39,200円※1
車検費用※2月額料金に含まれる105,650円
12ヶ月点検費用※335,200円
自動車税※4125,000円
オイル交換※531,000円
タイヤ交換※677,000円
バッテリー交換※733,000円
自動車保険※8361,704円
5年間の総額2,270,400円(①)3,132,920円(②)
②−①862,520円
比較条件
車種トヨタ ヤリス
グレードX ガソリン 1.0L
ボディカラーブラック
オプションパノラミックビューモニター
ETC2.0ユニット
ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)
TV(フルセグ)スマートエントリー
スタートシステムフロアマット(ベーシック)
走行距離制限1,500km/月なし
記事制作時点の情報

※ トヨタファイナンスの自動車購入資金ローン「mobilico(モビリコ)」にてシミュレーション
※1 初回のみ51,566円の支払い(融資元金:1,911,650円)
※2 車検費用:61,600円(基本料金)+44,050円(法定費用)、トヨタモビリティ東京に掲載されている車検費用を参照
※3 12ヶ月点検費用:17,600円×2回、トヨタモビリティ東京に掲載されている12ヶ月点検費用を参照
※4 自動車税:25,000円×5年
※5 オイル交換:5,000円×3回、オイル・エレメント交換:8,000円×2回
※6 タイヤ購入:27,500円(4本)×2セット、交換工賃:11,000円×2回
※7 バッテリー交換:乗り出しから3年後に1回交換することを想定
※8 自動車保険:SOMPOの自動車保険を参照、14等級から開始し毎年1等級ずつ上がることを想定

このように、「トヨタ ヤリス」をKINTOで利用すると、自動車ローン(金利8.5%)で購入するよりも費用総額が「862,520円」安い

つまり、「トヨタ ヤリス」を自動車ローンで購入した場合、5年後の査定額が「862,520円」を超えなければ、KINTOを利用する方が安いことになる。

4. 自動車ローンよりも審査に通りやすい

4つめのメリットは、「自動車ローンよりも審査に通りやすい」だ。

カーリースは審査に比較的通りやすいサービスであり、専業主婦(夫)やパート・アルバイトでも審査に通る可能性がある。

以下の画像を見てほしい。

コスモMyカーリースの広告スクリーンショット
記事制作時点で表示される広告

これは、Googleで「カーリース 審査」と検索した際に表示される、コスモMyカーリースの広告だ。

自動車ローンの審査に落ちた人に向けて広告を出しているところを見ると、カーリースは審査に通りやすいサービスだと言える。

自動車ローンは「お金を借りるサービス」だが、カーリースは「車を借りるサービス」だ。

そのため、カーリースは利用している車が担保になる。

提供されるサービスが根本的に異なるので、カーリースの方が審査に比較的通りやすいのだ。

カーリースの審査については、『カーリースの審査とは?審査に通る人・落ちる人の特徴を解説』で詳しく解説しているので、参考にしてほしい。

5. 定期的にメンテナンスしてもらえる

5つめのメリットは、「定期的にメンテナンスしてもらえる」だ。

カーリースのメンテナンスパックに加入するか、メンテナンス込みのカーリースを利用すれば、車検や定期メンテナンスについてあれこれ悩む必要はない。

カーリースから車検や定期メンテナンスの知らせがくるので、日程を調整して車を持っていくだけでいい。

そのときに、費用について悩む心配もない(カーリースによっては部品交換が自己負担)。

このように、車の維持に関するストレスが大幅に軽減されるのは、カーリースの大きなメリットだ。

6. 商談・契約がオンラインで完結する

6つめのメリットは、「商談・契約がオンラインで完結する」だ。

現金一括や自動車ローンで新車を購入する場合、ディーラーに足を運ばなければいけない。

車のオンライン販売は数年前から進んでいるが、浸透していないのが現状だ。

ディーラーの担当者からすると、直接商談をする方がさまざまな提案ができるため、「販売店まで足を運んでください」というのが基本方針である。

その一方で、カーリースは申し込みから契約まで、オンラインで完結するのが基本だ。

乗りたい車や装備したいオプションが決まっている人は、ディーラーに足を運ぶ時間を大幅に軽減できるだろう。

また、「ディーラーの担当者の押しに負けてしまうかも」と、直接商談に不安を抱えている人にもカーリースはおすすめだ。

カーリースを利用するときは、カーリースの担当者と商談・契約を行うため、車のグレードアップやオプション追加などを無理に勧めてくることはない。

7. 商談・契約がオンラインで完結する

7つめのメリットは、「メーカー保証がしっかり付帯している」だ。

カーリースは、ディーラーで新車購入するのと同じように、メーカー保証(新車保証)が付帯しているので安心してほしい。

ちなみに、メーカー保証には「一般保証」と「特別保証」の2種類がある。

保証の種類 内容
一般保証 新車購入から3年以内または60,000km以内に、車を構成する部品の不調を補償する(オイル、タイヤなどの消耗品は対象外)
特別保証 新車購入から5年以内または100,000km以内に、エンジン機構やステアリング機構など重要部品の不調を補償する

カーリースにも「一般保証」と「特別保証」が付帯しているので安心だ。

また、カーリースによってはメーカー保証を延長できる。

たとえば、SOMPOで乗ーるの「安心乗ーるプラス(月額1,100円〜)」に加入すると、メーカー保証期間が切れても、カーリースの契約期間中はメーカー保証と同じ保証内容が適用されるのでおすすめだ。

しかも、メーカー保証対象外のタイヤパンクやフロントガラス破損まで修理対応してくれるのは、非常に大きなメリットと言える。

詳しくは、『SOMPOで乗ーるはデメリットなし!16のメリットをわかりやすく解説【評判・口コミ】』で紹介しているので、参考にしてほしい。

8. 動車保険(任意保険)もリース契約に含められる

8つめのメリットは、「動車保険(任意保険)もリース契約に含められる」だ。

カーリースによっては自動車保険をリース契約に含められるため、ガソリン代・駐車場代を除く車の諸費用をすべてフラットにできる。

たとえば、トヨタ公式のKINTOなら、公式サイト上で確認できる月額料金に自動車保険費用が含まれている。

SOMPOで乗ーるや定額カルモくんは、独自の自動車保険をリース契約に含めることが可能だ。

カーリースで回避できないデメリットは2つだけ

ここでは、カーリースで回避できない2つのデメリットを紹介する。

意外とメリットの多いカーリースだが、どうしても避けられないデメリットが2つある。

これらのデメリットを許容できるかどうかが、カーリースの利用を判断する基準になるため、参考にしてほしい。

1. 新車購入などに比べると費用総額が高くなる

1つめの避けられないデメリットは、「新車購入などに比べると費用総額が高くなる」だ。

カーリースと新車購入(現金一括)の費用総額を比較してみよう。

「トヨタ ヤリス」X ガソリン 1.0
カーリース※1現金一括※2
月額料金22,970円0円
費用総額1,378,200円1,664,150円
記事制作時点の情報

※ メーカーオプション・ディーラーオプションの追加なし
※1 SOMPOで乗ーるの5年契約時価格(走行距離制限1,000km/月)
※2 自動車税や車両登録料などの諸費用を含めた価格 

上記の場合、カーリース(5年契約)と新車購入(現金一括)の費用総額の差は、「285,950円」だ。

したがって、「トヨタ ヤリス」を新車で購入し、5年後に「285,950円」以上で売却できれば、カーリースの方が費用総額が高いことになる。

「トヨタ ヤリス」の5年後のリセールバリュー(再販価値)は、「29.0〜65.9%」だ(中古車のガリバーより)。

低めに見積もっても、5年後には「約48万円」で売却できる。

つまり、新車購入(現金一括)よりもカーリースを利用する方が、ほぼ100%費用総額が高くなる。

2. 契約期間中は車が自分名義にならない

2つめの避けられないデメリットは、「契約期間中は車が自分名義にならない」だ。

カーリースで契約している車の、車検証の「所有者欄」にはオートリース会社の社名が記載されている(以下サンプル画像)。

国土交通省より)

契約期間中は車が自分名義にならないことは、カーリースでどうしても避けられないデメリットだ。

契約満了時に車がもらえるプランを契約しても、車検証の「所有者欄」は契約満了までオートリース会社名義となる。

ただし、これについてはカーリースに限った話ではない。

自動車ローンや残価クレジット型ローン(残クレ)も、カーリースと同じく車検証の「所有者欄」が自分名義にならない。

以上が、カーリースでどうしても避けられない2つのデメリットだ。

その他のデメリットについてはすべて対策方法があるため、これら2つのデメリットを許容できるかどうかをしっかりと検討した上で、カーリースを利用するかどうかを判断してほしい。

デメリットの少ないおすすめカーリース5選

最後に、デメリットの少ないおすすめカーリースを5社紹介する。

気になったカーリースがあれば、公式サイトから車の検索や審査申し込みを行ってみてほしい。

1. SOMPOで乗ーる|業界最安級&サービス充実

おすすめポイント

  • 業界最安級の月額料金で新車に乗れる
  • メンテナンスプランが充実している
  • 自動車保険(任意保険)もコミコミで利用できる

SOMPOで乗ーるの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:24,180円(※)
公式サイト :https://sompo-de-noru.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)

『SOMPOで乗ーる』は数あるカーリースの中でも、業界最安級の月額料金で新車に乗れるサービスだ。

国産全車種から好きな車を選べるだけでなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった輸入車や高級車ののラインナップも充実している。

SOMPOグループだからこそ「自動車保険(任意保険)」にも強みがあり、自動車保険を月額料金に含められる。

さらに、自動車保険のノンフリート等級も引き継げるため、保険料が安くなる数少ないカーリースだ。

カーリースの利用を考え始めたらまず最初に検討してほしい、すべての人におすすめのカーリースだと言える。

2. Cool MINT(クールミント)|3年契約なら残価精算なし

おすすめポイント

  • 「業界最安宣言」のカーリース
  • 大手商社だからこその特別価格で提供
  • 3年契約プランなら残価精算なし

Cool MINT(クールミント)の評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種
月額料金参考:23,320円(※)
公式サイト :https://mintsubsc.com/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)

『Cool MINT(クールミント)』は業界で唯一、「業界最安宣言」を行っているカーリースだ。

実際に月額料金を比較してみると、他のカーリースに比べて安く利用できる車種・グレードが多い。

これは、Cool MINTの運営母体が7大商社の双日グループであり、双日グループの自動車事業が世界中に幅広いネットワークを持っているため実現している。

また、Cool MINTの3年契約プランは残価精算がないため、契約満了時の精算金を気にせず利用できるのも大きなメリットだ。

残価精算のないクローズドエンド方式のカーリースは通常、月額料金が高い。

しかしそこは「業界最安宣言」を行っているだけあり、低めの月額料金で提供しているのは「さすが双日グループ」と言える。

3. KINTO(トヨタ)|自動車保険料までコミコミ

おすすめポイント

  • トヨタ公式の直営カーリース
  • トヨタ車に乗るならまず検討すべき
  • 継続車検も自動車保険(任意保険)のコミコミ

KINTO(キント)の評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:トヨタ、レクサス、スバル
月額料金参考:36,190円(※)
公式サイト :https://kinto-jp.com/

※「トヨタ ヤリス」X 2WD ガソリンを5年契約した場合、オプションなし、メンテナンスプラン標準装備、走行距離制限 1,500km/月(記事制作時点の情報)

『KINTO』はトヨタ公式のカーリースとして、人気の高いサービスだ。

トヨタとレクサスに加えて、一部のスバル車に乗れることはあまり知られていない。

しかも、KINTOの月額料金には継続車検と自動車保険(任意保険)がすでに組み込まれているので、車のメンテナンスや保険面であれこれ心配する必要がない。

トヨタ車のカーリースを希望していて、なおかつメンテナンスや自動車保険などを月額料金に組み込みたい人は、KINTOの利用を検討するといいだろう。

 4. MOTAカーリース|最後に必ず車がもらえる

おすすめポイント

  • 最後に必ず車がもらえる
  • アクセサリーパックの月額2,090円〜でお得
  • 全車フロアマット付き(月額料金込み)

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種
月額料金参考:31,570円(※)
公式サイト :https://autoc-one.jp/lease/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを7年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限なし(記事制作時点の情報)

『MOTAカーリース』は、最後に必ず車がもらえるカーリースとして人気が高いサービスだ。

契約プランは7年・9年・11年の3タイプだが、契約満了時に車を返却する必要はなく、「最後には自分のものになる」というシンプルさがいい。

また、すべての契約プランで最後に車がもらえるので、走行距離制限を設けていないのも特徴である。

月額2,090円〜で追加できるアクセサリーパックには、カーナビ・ETC・ドライブレコーダー・バックカメラ)がセットで付くので、非常にお得だ。

また、標準の月額料金で全車フロアマット付きなのも嬉しいポイントだろう。

5. リースナブル|中途解約しても違約金なし

おすすめポイント

  • 月額6,600円〜で新車に乗れる
  • 中途解約しても違約金がかからない

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産54車種
月額料金参考:26,180円(※)
公式サイト :https://leasonable.com/

※「ホンダ N-BOX カスタム」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 750km/月(記事制作時点の情報)

『リースナブル』は、ボーナス払いを併用すれば月額6,600円〜で利用できるカーリースだ。

また、リース契約を中途解約しても違約金がかからないのが大きなメリットだと言える。

ほとんどのカーリースは中途解約プランに加入しない限り、リース契約を中途解約すると違約金がかかる

リースナブルなら違約金がかからないので、リース契約の途中で中途解約する可能性がある人におすすめだ。

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おわりに

本記事で解説した内容をまとめる。

  • 「カーリースはやめとけ」が当てはまる人はケースバイケース
  • よく言われるカーリースのデメリットは対策できるものが多い
  • どうしても回避できないデメリットは2つ
  • 1つめは「新車購入に比べると費用総額が高くなる」
  • 2つめは「契約期間中は車が自分名義にならない」
  • カーリースには利用するメリットも多い

「カーリースはやめとけ」と言われる理由はいくつかある。

しかし、いずれの理由においても対策方法が存在するため、「カーリースはやめとけ」が当てはまる人もいれば、カーリースの利用でメリットを享受できる人もいる。

重要なのは、カーリースのメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、「自分に合ったサービスかどうか」を判断することだ。

本記事や当サイトに掲載している記事を参考に、カーリースが自分に合ったサービスかどうかを判断してみてほしい。

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