\SOMPOで乗ーるは業界最安級&サービス充実/
カーリースと車のサブスクに違いはない
カーリースと車のサブスクはどちらも、リース会社が販売店から購入した車を月々定額で乗れるサービスだ。
リース(lease/leasing)には「貸し借り」という意味があり、サブスク(subscription)には「定期購入」という意味がある。
言葉の意味としては異なるが、カーリースも車のサブスクも「サービスとしては同じ意味」で使われている。
リース会社によって表現が違うのはなぜ
たとえばSOMPOで乗ーるは「カーリース」と表現しているが、KINTOは「車のサブスク」と表現している。
前述のように2つのサービスが意味するところは同じだ。
どちらのサービスもリース会社が販売店から購入した車を月々定額で乗れる。
リース会社によって表現が違うのには、販売戦略(マーケティング)上の理由があると考えられる。
「カーリース」と聞くと、いわゆる車を月々定額で乗れるサービスがパッと思い浮かぶため、基本的にはカーリースと表現するリース会社が多い。
一方でカーリースという言葉は昔から存在し、「画期的な車の所有方法」といった印象を与えられない。
その点サブスクは近年一般化した言葉のため、「車のサブスク」と表現することでカーリースにあるイメージを一新する狙いがあるのだろう。
サブスクと聞くとSpotify(スポティファイ)やNETFLIX(ネットフリックス)など、月々定額・低額で使えるサービスという印象が強い。
車のサブスクと表現すれば、「カーリースよりも新しく安いサービス」というイメージを消費者に持たせられる。
以上がリース会社によって表現が違う理由だ。
改めて結論を言うと、「カーリース=車のサブスク」と考えてまったく問題はない。
カーリースと車のサブスクの仕組み
カーリースと車のサブスクの仕組みはどちらも同じだ。
リース会社が販売店から車を購入し、月々定額で利用者に貸し出している。
車検証の使用者欄は利用者名義になるが、所有者欄はリース会社の社名が記載される。
月額料金はどうやって決まるのか
カーリースと車のサブスクの月額料金は車の取得・維持にかかる費用の合計を、契約年数で割る形で算出される。
以下の画像は月額料金の内訳を表したものだ。
「残価(残存価額)」とは、契約時に設定する将来的な中古車相場のことだ。
残価を高く設定するほど月額料金を安くでき、残価を安く設定すれば月額料金は高くなる。
カーリースと車のサブスクの残価は商談時に担当スタッフと相談しながら決定する。
レンタカー・カーシェアとの違い
レンタカーカーシェアは、時間単位または日数単位で車が使えるサービスだ。
カーリースと車のサブスクとの違いをまとめたので参考にしてほしい。
カーリース・車のサブスク | レンタカー・カーシェア |
月々定額で車を「所有」できる 自家用車と同じように使える 車のナンバーは自家用車と同じ 好きな車を選べる 納車まで数週間〜数ヶ月かかる | 時間・日数単位で車を「利用」できる 期限通りに返却しなければいけない 「わ」ナンバーまたは「れ」ナンバー 利用できる車が限られる 空きがあれば即日利用できる |
1〜12ヶ月の短期で車を使いたい場合、「レンタカー・カーシェアの方が安い」と考える人が多いかもしれない。
しかし実際はカーリース・車のサブスクの方が安く使えるため注意してほしい。
以下の記事では、車の短期利用における料金シミュレーションを行っている。
カーリース・車のサブスクやレンタカー・カーシェアとどちらが安いのか、実際の料金をもとに比較しているので参考にしてみてほしい。
カーリースと車のサブスクのメリット
カーリースと車のサブスクには下記のようなメリットがある。
- 月々定額で車に乗れる
- 維持費用も月額料金に含められる
- 初期費用ゼロでも新車を持てる
- 月額料金を経費として計上できる
- ライフスタイルに合わせて車を変えやすい
- 合計費用が自動車ローンと変わらないこともある
一番のメリットは「初期費用ゼロでも新車を持てる」ことだろう。
頭金0円で借りられる自動車ローン(フルローン)もあるが、審査が厳しくなる上に返済総額も増える。
たとえば「ホンダ N-BOX カスタム」の新車をフルローン・金利5.0%で購入した場合と、SOMPOで乗ーるを利用する場合とで比較してみよう。
フルローンの返済期間とSOMPOで乗ーるの契約年数はそれぞれ5年、年間走行距離は12,000kmとする。
自動車ローン(金利5.0%) | SOMPOで乗ーる | |
頭金 | 280,080円 | − |
借入金額 | 2,000,000円 | − |
月額料金 | 43,200円 (初回44,004円) | 33,640円 |
支払合計 | 2,264,259円 | 2,018,400円 |
車検費用※1 | 88,000円 (44,000円×2回) | 月額料金に含む |
軽自動車税 | 54,000円 (10,800円×5年) | 月額料金に含む |
12ヶ月点検費用 | 36,300円※2 (12,100円×3回) | 月額料金に含む |
オイル交換※3 | 59,400円 | 月額料金に含む |
5年間総額 | 2,782,039円 | 2,018,400円 |
比較条件 | ||
車種 | ホンダ N-BOX カスタム | |
グレード | 2WD ターボなし | |
カラー | プラチナホワイト・パール | |
追加オプション | カーナビ ETC バックカメラ フロアマット |
※1 車検基本料、自動車重量税6,600円、自賠責保険料17,540円、印紙代を含む(楽天Carを参照)
※2 ホンダディーラーで12ヶ月点検を受けた場合の基本料金を参照
※3 5,000kmごとに1回オイル交換、2回に1回オイルエレメントを交換した場合
上記のシミュレーションによれば、5年間の費用総額はSOMPOで乗ーるが「763,639円」安い。
つまり「ホンダ N-BOX カスタム」の新車をフルローンで購入した場合、5年後の売却価格が76万円を超えなければ、SOMPOで乗ーるを利用した方がコストパフォーマンスは高いと言える。
あくまで一例なので、「カーリース・車のサブスクを利用する方が得する」というわけではない。
しかし、「自動車ローンで新車を買う方がカーリース・車のサブスクを利用するよりも安い」と誤解している人も多い。
自分にとって最適な車の所有方法を選ぶために、上記のシミュレーションが参考になれば幸いだ。
カーリースと車のサブスクのよくある質問
最後に、カーリースと車のサブスクについてよくある質問を紹介する。
Q. カーリースと車のサブスクは何が違うの?
違いはない。どちらも月々定額で車に乗れるサービスだ。
なぜ「カーリース」と「車のサブスク」の2つの表現があるかといえば、リース会社の販売戦略(マーケティング)上の表現が異なるからだ。
リース会社ごとに細かいサービス内容は違うが、「カーリース=車のサブスク」と考えて問題ない。
Q. カーリース・車のサブスクは自動車ローンよりも安いの?
ケースバイケースだ。
「カーリースと車のサブスクのメリット」で解説したように、契約期間5年のカーリース・車のサブスクと、返済期間5年の自動車ローン(フルローン)の支払い総額を比較すると、カーリース・車のサブスクの方が安い。
ただしカーリース・車のサブスクの契約年数を伸ばしたり、頭金を入れて自動車ローンを組んだりすれば、どちらの支払い総額が安いかは変化する。
まずは新車を購入するにあたっての予算を決めてから、どの所有方法が最適かを比較してみよう。
Q. カーリース・車のサブスクの契約満了後、車はどうなる?
原則として車は返却する。カーリース・車のサブスクの契約時に追加したメーカー・ディーラーオプションも返却対象だ。
カーリース・車のサブスクによっては返却する以外の選択肢もある。
たとえばSOMPOで乗ーるは契約するプランや車に応じて返却する、再リースする、買い取る、もらう(もらえるプラン限定)という4つの選択肢がある。
カーリース・車のサブスクを利用する際は「契約満了後に車をどうしたいか」まで考えておけば、自分に合ったリース会社やプランを選びやすい。
おわりに
本記事で解説した内容をまとめる。
- カーリースと車のサブスクに違いはない
- 2つの表現があるのはリース会社ごとに表現が異なるだけ
- カーリース・車のサブスクはレンタカー・カーシェアよりも安い
- フルローンで新車を買うよりもカーリース・車のサブスクの方が安い
- ただし返済期間・契約年数など条件を変えると支払い総額は変わる
- まずは予算を決めた上で自分に合った車の所有方法を考えるのが大切
メディアサイトの中にはカーリースと車のサブスクを無理やり2つに分類し、「カーリースの方が良い(車のサブスクの方が良い)」と紹介しているケースがある。
しかし、本記事で紹介したとおりカーリースと車のサブスクに違いはなく、どちらも月々定額で車に乗れるまったく同じサービスだ。
もしも、
「カーリースだからサービスが充実している」
「車のサブスクだからカーリースよりも安い」
といった固定観念を持っていたら、今すぐ捨てよう。
改めて言うが「カーリースと車のサブスクはまったく同じサービス」だ。
カーリースと表現しているか車のサブスクと表現しているかではなく、月額料金やサービスの特徴などをしっかりと比較した上で、自分に合ったカーリース・車のサブスクを選ぼう。
カーリースのすべてがわかるQ&Aまとめ
当サイトではカーリースに少しでも興味がある人の理解を促すべく、読めばカーリースのすべてがわかるQ&Aまとめを作成した。
カーリース各社の公式サイトよりも多く、あるいはどのカーリース紹介サイトよりも詳しく、カーリースにについてのQ&Aをまとめている。
車を保有するにあたってカーリースを少しでも検討している人は、Q&Aまとめでカーリースについての基礎を固めた上でカーリース各社の比較を行うといいだろう。