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Yahoo!知恵袋の「カーリースで後悔」に回答!後悔しないポイントも紹介

Yahoo!知恵袋でカーリースについて調べてみると、「後悔」のキーワードを目にすることが多い。

しかし、カーリースは「後悔しないポイント」を押さえれば、メリットを享受できる車の乗り方だ。

そこで本記事では、Yahoo!知恵袋に寄せられた「カーリースで後悔」の質問に回答していく。

カーリース・自動車ローン専門サイトとして、カーリースのリスクも包み隠さず紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

Yahoo!知恵袋の「カーリースで後悔」に回答

Yahoo!知恵袋の「カーリースで後悔」に回答!後悔しないポイントも紹介

それでは早速、Yahoo!知恵袋に寄せられた「カーリースで後悔」の質問に回答していく。

質問1. カーリースは後悔してる人が多い?

YouTubeでは、個人カーリースは新車を購入するより高額になりリース終了後は「残価」が引いて逆に50万ぐらい支払って泣きを見る事になると聞きますが?リースした方々は後悔している方々が多いんですか?(Yahoo!知恵袋より)

この質問への回答

前提として、カーリースについて解説しているYouTubeチャンネルは、ネガティブな情報を発信していることが多い。

なぜなら、そうしたYouTubeチャンネルの多くは中古車販売店やその経営者が運営しているからだ。

彼らは、「ローンを組んで中古車を買ってもらうこと」で利益を得ている。

したがって、「カーリースは後悔しますよ」「中古車購入がお得ですよ」と情報発信することで、視聴者の気持ちを中古車購入に傾かせようと考えている可能性が高い。

ただし、そうしたYouTubeチャンネルが悪質なわけではない。

他社のサービスのデメリットを並べて自社のサービスを良く見せるのは、ビジネスにおける常套手段だ。

カーリース会社の公式サイトやYouTubeチャンネルでも、「新車購入・中古車購入は維持費用が大変ですよ」「カーリースなら全部コミコミで利用できます」と、カーリースの魅力をアピールしている。

大切なのは自分に合った車の乗り方を正しく選ぶことであり、ポイントを押さえて利用すれば、カーリースで後悔することはない。

また、カーリースの残価については担当者と相談して決められる。

残価とは、契約時に車両代金から差し引く金額のこと。契約満了時の査定額の予想値であり、残価を高めに設定するほどカーリースの月額料金が高くなる。ただし、契約満了時の査定額が残価を下回ると、精算金を支払うことになる。残価を高めに設定すると精算金の発生リスクが上がるため注意が必要。

残価を低めに設定すれば、契約満了時に精算金を支払うリスクを低減できる。

\残価精算の3つのパターン/

契約満了時の精算金リスクが気になる場合は、残価精算が行われない「クローズドエンド方式」のカーリースを選ぶといいだろう。

\クローズドエンドとオープンエンドの違い/

以下のカーリースは、クローズドエンド方式を採用しているため、契約満了時の残価精算がない。

残価精算が気になる場合は、上記のカーリースから利用するサービスを選ぼう。

質問2. 違約金を払わずに中途解約できる?

(前略)無知な私が悪いのは承知ですが、普通に購入すればよかったとすごく後悔しています。今になって、辞めたいと思っています。基本的に辞めることは出来ないのと、辞めるのであれば違約金がかかることも分かっています。なにか辞める方法はありませんか?(Yahoo!知恵袋より)

この質問への回答

質問者は「基本的に辞めることは出来ないのと、辞めるのであれば違約金がかかることも分かっています」と話している点から考えるに、中途解約できないカーリースを利用しているのだろう。

残念ながら、中途解約できないカーリースについては、原則として中途解約できず、やむを得ない事情によって中途解約する場合でも解約金がかかる。

  • 事故や盗難により車を使用できなくなった
  • 病気や事故の後遺症で運転できなくなった
  • 海外転勤により車を使用できなくなった
  • 都心への転勤により車を使わなくなった(※)

※ カーリースによって中途解約を認めるかどうか判断が異なる

質問者の現状でカーリースをどうしても辞めたい場合は、カーリースの担当者に相談し、解約が認められた場合は解約金を支払って辞めるしかないだろう。

また、質問者は「普通に購入すればよかったとすごく後悔しています」と話している。

おそらく、新車購入よりも費用総額が高くなる点や、最終的に車を返却しなければならない(車が自分のものにならない)点で、カーリースに後悔を感じたのだろう。

質問者のように後悔を感じないためには、カーリースの仕組みやメリット・デメリットを十分に理解し、納得の上で利用することが大切だ。

質問3. 申し込み・契約はキャンセルできる?

カーリースを先日けいやくしたのですが、よくよく考えてみたら新車購入するより総額支払いは高額ですし、後悔しています。(中略)多分契約書はまだローン会社についたかついていないかのタイミングだと思います。この状況でキャンセルまたは購入に切り替えは難しいでしょうか?(Yahoo!知恵袋より)

この質問への回答

カーリースの契約が締結されるタイミングは、カーリースによって異なる。

たとえば、SOMPOで乗ーるの公式サイトでは、契約が締結(成約)されるタイミングは「本契約審査通過で成約」と説明されている。

一方で、オリックスカーリースの契約が締結されるタイミングは、公式サイトで次のように説明されている。

弊社がお客さまからのお申込みを承諾した後に、所定の自動車リース契約書に署名(自署)、捺印をしていただき、契約が成立します。契約成立後のキャンセルはできません。(オリックスカーリースより)。

このように、カーリースの契約が締結されるタイミングは、カーリースによって異なる。

質問者の場合は署名・捺印した契約書をカーリースにすでに送付しているため、キャンセルは不可能だと考えられる。

カーリースの担当者と商談しているときや、契約の話を進めているときに、「やっぱり新車を購入しよう」と気持ちが変わることもあるだろう。

基本的には、本審査に申し込む前ならキャンセル可能と考え、「カーリースで間違いないと」と思ったら本審査に申し込もう。

また、質問者は「よくよく考えてみたら新車購入するより総額支払いは高額ですし」と話している。

「新車購入より高くなる」は、カーリースの一般認識として間違っていない。

しかし、、自動車ローンを組んで車を購入する場合、実はカーリースの方がお得になるケースもある。

質問4. カーリースよりも購入の方が良い?

軽自動車をリース(7年後はもらえる)しようと思います。今現在カーリースを利用してる方に質問です。リースにして良かったですか?新車で買えばよかったと後悔してますか?理由などと共にお答えいただければと思います。(Yahoo!知恵袋より)

この質問への回答

質問3の質問者は「よくよく考えてみたら新車購入するより総額支払いは高額ですし、後悔しています」と話しているように、「新車で買えばよかった」とカーリースの利用を後悔する人は確かにいる。

また、「カーリースは新車購入より高くなる」という認識として間違っていない。

ただし、自動車ローンを組んで車を購入する場合、カーリースを利用する方がお得になるケースがある。

実際に比較してみよう。

以下は、「三菱 デリカD:5」をSOMPOで乗ーるにて7年契約(84ヶ月)で利用した場合と、金利6.8%・84回払いの自動車ローンで購入した場合の、費用総額の比較だ。

記事制作時点の情報

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※1 三菱自動車ファイナンスのシミュレーションページのにおける適用金利を採用
※2 初回のみ76,958円の支払い

上記のとおり、「三菱 デリカD:5」をSOMPOで乗ーるで利用する方が、費用総額が220万円ほど安い。

もしも、新車購入から7年後に「三菱 デリカD:5」が220万円以上で売れなければ、SOMPOで乗ーるの方が実質的にも安いことになる。

中古車情報サイトのネクステージに掲載されている買い取り実績情報によれば、7年落ちの「三菱 デリカD:5」の買い取り金額は、中央値で219万円だ(ネクステージより)。

つまり、7年後もかなり良い状態を保っていないと、7年落ちの「三菱 デリカD:5」を220万円以上で売るのは難しい。

このように、利用するカーリースや契約内容によっては、自動車ローンを組んで新車を購入するよりも、カーリースを利用する方がお得なケースがあるのだ。

質問5.  長く乗り続けても車はもらえない?

(前略)営業マンに聞いた話では、「車の場合再リースを繰り返して残存価格が0円になっても中古車として販売価格を設定し、その値段で買い取ってもらうことになっている。従って、リースアップしてもそのまま(無償で)所有権を放棄(移転)することはない」と言われました。これはホントでしょうか?(Yahoo!知恵袋より)

この質問への回答

質問者は5年契約でカーリースを利用し、契約満了時に2年の再リース契約を行った。

その後も2年の再リース契約を2回行い、「10年以上もリース契約しているのに車は自分に譲渡されないのか?」と悩んでいる。

たしかに、10年以上もカーリースを利用していれば、「車が自分のものになってもいいのではないか」と考えたくなる。

しかも、質問者の場合は2回目の再リース契約で残価はゼロになっていることを、ディーラーの営業マンから聞いている。

しかし残念なことに、再リース契約を何回行ったとしても、車が無償で譲渡されることはない(質問内容に登場する営業マンの説明通り)。

カーリースの契約満了時に車をもらえるかどうかは、最初の契約内容で変わる。

たとえば、オリックスカーリースの7年・9年・11年契約プランは、「契約満了時に車をもらえる」ことがリース契約に組み込まれている。

そのため、契約が満了すればカーリースの月額料金をそれ以上支払う必要はなく、車検証の名義変更を行うだけで車が自分のものになる。

一方で、オリックスカーリースの5年契約プランの契約内容は、契約が満了しても車をもらうことができない。

契約が満了して再リース契約を行い、さらに再リース契約が満了して合計7年の契約となった場合でも、車は自分のものにならないので注意してほしい。

質問者は、最終的に車をもらいたいと考えるのであれば、5年契約が満了したタイミングで「新車乗り換え」を選択し、最後に車がもらえるプランを契約すべきだった。

カーリースで後悔する人の特徴

ここでは、カーリースで後悔する可能性のある人の特徴を紹介する。

特徴1. よくわからないままカーリースを契約した

「よくわからないままカーリースを契約した」人は、カーリースで後悔する可能性がある。

カーリースは利用するメリットもあるが、デメリットもある。

そのため、カーリースの仕組みやリスクを十分に理解していないと、契約後に後悔する可能性がある。

たとえば、「質問5.  長く乗り続けても車はもらえない?」の質問者は、再リースを何度行っても車をもらえないことを知らないまま、カーリースを利用していた。

もしも、質問者がカーリースの仕組みやリスクを理解していたら、契約満了時に車をもらえるカーリースを、最初から契約していただろう。

このように、仕組みやリスクがよくわからないままカーリースを契約すると、後悔する可能性がある。

特徴2. 数年後に車が不要になるかもしれない

「数年後に車が不要になるかもしれない」人は、カーリースで後悔する可能性がある。

カーリースは原則として中途解約できない。

自動車ローンのような繰り上げ返済も行えないため、利用者側の都合で契約を切り上げられないことを覚えておいてほしい。

海外転勤や都心への転勤により、車が不要になることもあるだろう。

また、「子供が生まれて家族が増えた」「子供が一人立ちして夫婦2人の生活になった」などの理由から、乗りたい車が変わることもある。

こうした可能性が少しでもある人は、カーリースではなく、現金や自動車ローンでの購入を検討しよう。

ただし、カーリースによっては中途解約可能な場合がある。

たとえば、オリックカーリースは契約満了日の2年前または3年前から、車の返却・乗り換えが自由に行える。

車を返却する場合でも、解約金や残価精算金は発生しない(※)。

※ 車の損耗状態によって原状回復費用を請求されることがある

したがって、転勤で車が不要になったり、家族が増えたり、ライフスタイルの変化に合わせて利用できるメリットがある。

特徴3. 車を現金購入できる経済的余裕がある

「車を現金購入できる経済的余裕がある」人は、カーリースで後悔する可能性がある。

カーリースで車を利用する場合と、車を現金で購入する場合とでは、後者の方が費用総額が安い。

実際に比較してみよう。

記事制作時点の情報

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ オイル交換の他にタイヤ交換やバッテリー交換などのメンテナンス項目が発生する場合もある
※1 諸費用を含む新車乗り出し価格:2,403,310円、ホンダの見積もりシミュレーションより
※2 メンテナンスパック(ベーシックパック)に加入した場合の月額料金を掲載
※3 継続車検費用:Honda Cars 東京に掲載されている車検費用を参照
※4 12ヶ月点検費用:18,150円×3回、Honda Cars 東京に掲載されている法定12ヶ月点検費用を参照
※5 自動車税:10,800円×5年
※6 自動車重量税:6,600円(継続車検時の支払い)
※7 自賠責保険料:18,040円(継続車検時の支払い)
※8 オイル交換:3,500円×10回(軽自動車は半年に1度の交換が推奨されている)

上記のシミュレーションの場合、カーリースと現金購入の総額の差は「約94万円」となった。

つまり、5年後に94万円以上で売却できれば、現金購入の方が費用総額が安くなる。

「ホンダ N-BOX」はリセールバリューの高い車なので、5年後に94万円以上で売却できる可能性は高い。

以上を踏まえると、車を現金購入できる経済的余裕がある人は、カーリースで後悔する可能性がある。

ただし、カーリースは現金を手元に残すことができる。

まとまった現金が手元にあることで、将来的に何か起きても安心できるメリットは大きい。

また、手元に残した現金を信託などの投資に回すことで、資産を増やせるのもメリットだと言える。

このように、車を現金購入できる経済的余裕がある人でも、カーリースを利用するメリットはある。

カーリースと現金購入、どちらのメリット・デメリットもしっかりと理解して、自分に合った車の乗り方を総合的に判断することが大切だ。

特徴4. ボーナス払いを高めに設定してしまった

「ボーナス払いを高めに設定してしまった」人は、カーリースで後悔する可能性がある。

カーリースはボーナス払いを設定することにより、月額料金を大幅に抑えられる。

たとえば、年間191,532円のボーナス払いを設定すれば、「ホンダ N-BOX」を月額9,900円で乗ることも可能だ(ニコノリ・5年契約プランの場合)。

毎月の支払い負担を減らせるのはボーナス払いの大きなメリットだが、実質的な負担額が減っているわけではないので、注意してほしい。

たとえば、勤めている会社の経営状況によっては、ボーナスが支給されないこともある。

そもそも、ボーナス(賞与制度)は法的義務ではなく、業績に応じて会社の判断で支給されるものだ。

景気が不安定な現代社会において、ボーナスを減額する会社や、ボーナスそのものを廃止する会社も少なくない。

そのため、カーリースのボーナス払いを高めに設定してしまうと、ボーナスの減額・廃止によって、生活状況が苦しくなるケースもある。

カーリースでボーナス払いを設定するときは、ボーナスの減額・廃止といったリスクを考慮しよう。

カーリースの利用で後悔しないためのポイント

ここでは、カーリースの利用で後悔しないためのポイントを紹介する。

カーリースの利用を検討している人は、これを参考に、納得の上でカーリースを利用してほしい。

ポイント1. カーリースの仕組みやリスクを理解する

カーリースの利用で後悔しないポイント1つめは、「カーリースの仕組みやリスクを理解する」だ。

カーリースは「車を買う」ではなく、「車を利用する」という新しいスタイルの所有方法だ。

所有のスタイルが変われば、仕組みやリスクも変わる。

そのため、カーリースの利用で後悔しないためにはまず、カーリースの仕組みやリスクを十分に理解しなければいけない。

以下の記事では、カーリースの利用にあたって欠かせない基礎知識や、契約についてわかりやすく紹介している。

また、以下の記事ではカーリースのデメリットと、その対策について紹介している。

これらの記事で、カーリースの仕組みやリスクを十分に理解しておこう。

ポイント2. 最後に車がほしいかどうかを決めておく

カーリースの利用で後悔しないポイント2つめは、「最後に車がほしいかどうかを決めておく」だ。

契約満了時の選択肢は、カーリースによって異なる。

そこで考えるべきは、「最後に車がほしいかどうか?」だ。

たとえば、「契約が満了したら乗っていた車がほしい」という人は、検討すべきカーリースが絞られる。

\最後に車がもらえるカーリース/

もらえる契約年数
SOMPOで乗ーる9年
ニコノリ9年
ピタクル9年
コスモMyカーリース9年
定額カルモくん7〜11年/1年単位
オリックスカーリース7年・9年・11年
MOTAカーリース7年・9年・11年
カーコンカーリース7年・9年・11年
記事制作時点の情報

また、最後に車をもらう契約にする場合は残価を設定できない。

残価を設定する契約に比べて月額料金が高くなるので、その点に注意しよう。

ポイント3. カーリースごとの違いを知る

カーリースの利用で後悔しないポイント3つめは、「カーリースごとの違いを知る」だ。

「カーリースはどこも同じ」と考えていると、後悔する可能性が高いので注意してほしい。

たとえば、ほとんどのカーリースは自動車保険(任意保険)がリース契約に含まれていないため、利用者が別途契約する必要がある(※)。

※ 自動車保険をリース契約に含められるカーリースもある

一方で、トヨタ公式のKINTO(キント)は、自動車保険もリース契約に含まれている。

また、KINTO(キント)は「車検やメンテナンスをディーラー(トヨタの新車販売店)が対応する」という特徴もある。

このように、カーリースごとに特徴が異なるため、違いを知った上で自分に合ったカーリースを選ぶことが大切だ。

\主なカーリースとその特徴/

特徴
SOMPOで乗ーるサービスの総合力・柔軟性が高い
Cool MINT(クールミント)キャンペーン車両がかなり安い
エンキロ走行距離が少ない人向け
オリックスカーリースリース業界最大手の安心感
ニコノリ2024年サブスク大賞受賞
KINTO(キント)維持費用も保険も全部コミコミ
定額カルモくん公式サイトがわかりやすい
リースナブル一部の車種が業界最安級
MOTAカーリース最後に必ず車をもらえる
カーコンカーリース特選車の月額料金が安い
ピタクルやむを得ない事情なら解約金ゼロ

当サイトでは、各カーリースの特徴やメリット・デメリットなどを詳しく紹介しているので、さまざまな記事に目を通してみてほしい。

ポイント4. 最適な走行距離を考える

カーリースの利用で後悔しないポイント4つめは、「最適な走行距離を考える」だ。

契約満了時に車を返却することを想定している人は、カーリースの走行距離制限に気をつけなければいけない。

走行距離制限とは、リース契約で設定される走行距離の上限のこと。制限を長めに設定するほど月額料金が高くなる。カーリースによっては走行距離制限が固定であり、利用者自身で選ぶことができない。走行距離制限がオーバースペックになると、余計な月額料金を支払うことになるため注意が必要。

走行距離制限が自分にとってオーバースペックにならないためにも、自分の走行距離の目安を把握しておこう。

\月間の走行距離の目安/

また、走行距離が少なめの人は、走行距離制限を選べるカーリースを選ぶことが大切だ。

\主なカーリースの走行距離制限/

1ヶ月あたりの走行距離制限
SOMPOで乗ーる500〜3,000km(500km単位)
Cool MINT(クールミント)500kmまたは1,000km
エンキロ500kmまたは制限なし
オリックスカーリース1,500kmのみ
ニコノリ500kmまたは1,000km
KINTO(キント)1,500kmのみ
定額カルモくん1,500kmのみ
リースナブル750kmのみ
MOTAカーリース制限なし
カーコンカーリース2,000kmのみ
ピタクル500〜1,500km(500km単位)

「最後に車をもらえるプラン」で契約した場合は走行距離制限なし

SOMPOで乗ーる、Cool MINT(クールミント)、エンキロ、ニコノリ走行距離を自由に選べるため、走行距離が少なめの人におすすめだ。

ポイント5. 契約条件を合わせて月額料金を比較する

カーリースの利用で後悔しないポイント5つめは、「契約条件を合わせて月額料金を比較する」だ。

カーリース各社の公式サイトでは、車種ごとの月額料金が掲載されている。

月額料金のシミュレーションが可能なカーリースも多い。

そのため、カーリース各社の公式サイトを閲覧して、月額料金を比較する人は多いだろう。

ここで注意して欲しいのは、「カーリース各社の公式サイトに掲載されている月額料金をそのまま比較してはいけない」ということだ。

なぜなら、カーリースごとに契約条件の異なる月額料金を掲載しているからだ。

たとえば、SOMPOで乗ーるとオリックスカーリースの月額料金を比較する場合で考えてみよう。

「ホンダ N-BOX」を5年契約・オプションなしで利用した場合の月額料金を公式サイトで確認したところ、次のような結果となった。

記事制作時点の情報

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある

SOMPOで乗ーるの月額料金の方が、12,500円ほども安い結果となった。

しかし、この月額料金の比較には、以下のように大きな見落としが2つある。

  • オリックスカーリースは契約期間中の車検・オイル交換が無料
  • オリックスカーリースの5年契約プランは、契約満了日の3年前から自由に返却・乗り換えが可能

つまり、契約条件を合わせられていないため、月額料金の比較を正しく行えていない。

次に、SOMPOで乗ーるで契約期間中の車検・オイル交換が無料になるメンテナンスパックに加入し、契約満了日の3年前から自由に返却・乗り換えが可能になるオプションに加入した上で、月額料金をあらめて比較してみよう。

記事制作時点の情報

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある記事制作時点の情報

契約条件を合わせたところ、SOMPOで乗ーるの月額料金が大幅に上がり、月額料金の差はわずか800円ほどになった。

このように、契約条件を合わせて月額料金を比較することが、カーリースで後悔しない大切なポイントの一つだ。

後悔しにくいおすすめカーリース5社

ここでは、ここまで紹介した内容をふまえた上で、後悔しにくいおすすめカーリース5社を紹介する。

1. SOMPOで乗ーる

おすすめポイント

  • 業界最安級の月額料金で新車に乗れる
  • メンテナンスプランが充実している
  • 自動車保険(任意保険)もコミコミで利用できる

SOMPOで乗ーるの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:24,180円(※)
公式サイト :https://sompo-de-noru.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)

『SOMPOで乗ーる』は数あるカーリースの中でも、業界最安級の月額料金で新車に乗れるサービスだ。

国産全車種から好きな車を選べるだけでなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった輸入車や高級車ののラインナップも充実している。

SOMPOグループだからこそ「自動車保険(任意保険)」にも強みがあり、自動車保険を月額料金に含められる。

さらに、自動車保険のノンフリート等級も引き継げるため、保険料が安くなる数少ないカーリースだ。

カーリースの利用を考え始めたらまず最初に検討してほしい、すべての人におすすめのカーリースだと言える。

2. Cool MINT(クールミント)

おすすめポイント

  • 「業界最安宣言」のカーリース
  • 大手商社だからこその特別価格で提供
  • 3年契約プランなら残価精算なし

Cool MINT(クールミント)の評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種
月額料金参考:23,320円(※)
公式サイト :https://mintsubsc.com/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)

『Cool MINT(クールミント)』は業界で唯一、「業界最安宣言」を行っているカーリースだ。

実際に月額料金を比較してみると、他のカーリースに比べて安く利用できる車種・グレードが多い。

これは、Cool MINTの運営母体が7大商社の双日グループであり、双日グループの自動車事業が世界中に幅広いネットワークを持っているため実現している。

また、Cool MINTの3年契約プランは残価精算がないクローズドエンド方式であるため、契約満了時の精算金を気にせず利用できるのも大きなメリットだ。

クローズドエンド方式のカーリースは通常、残価精算のあるオープンエンド方式に比べて月額料金が高い。

しかしそこは「業界最安宣言」を行っているだけあり、低めの月額料金で提供しているのは「さすが双日グループ」と言える。

3. エンキロ

おすすめポイント

  • 走行距離で月額料金が決まるユニークなサービス
  • 月間の走行距離が500km以下なら業界最安級
  • 輸入車の取り扱いもある

エンキロの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:21,490円(※)
公式サイト :https://yenkilo.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 500km/月(記事制作時点の情報)

『エンキロ』は、月間の走行距離が500km以下の人なら、業界最安級の月額料金で利用できるカーリースだ。

人気の「ホンダ N-BOX」が、5年契約プランが月額21,490円とはかなり安い。

「毎月の走行距離が少ないし安いカーリースを利用したい」という人は、エンキロを優先的に検討するといいだろう。

月間の走行距離が500kmを超える場合は、月額料金が割高になるケースもあるため、注意してほしい。

4. オリックスカーリース

おすすめポイント

  • 契約途中での乗り換え、返却が可能
  • 継続車検やメンテナンスは月額料金コミコミ
  • もらえるプランもある充実したサービス

オリックスカーリースの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:37,840円(※)
公式サイト :https://www.carlease-online.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 2,000km/月(記事制作時点の情報)

『オリックスカーリース』は契約途中での乗り換えや返却も可能なカーリースだ。

たとえば5年契約プランなら、カーリース利用開始から2年が経過すれば、好きなタイミングで乗り換えや返却ができる。

中途解約による解約金などは発生しないので、ライフスタイルに合わせて乗りやすいのがメリットだ。

また、継続車検が基本のリース契約に組み込まれているカーリースとしては、月額料金が安い。

車のメンテナンス面であれこれ悩みたいくない人にも、オリックスカーリースはおすすめだ。

5. KINTO(キント)

おすすめポイント

  • トヨタ公式の直営カーリース
  • トヨタ車に乗るならまず検討すべき
  • 継続車検も自動車保険(任意保険)のコミコミ

KINTO(キント)の評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:トヨタ、レクサス、スバル
月額料金参考:36,190円(※)
公式サイト :https://kinto-jp.com/

※「トヨタ ヤリス」X 2WD ガソリンを5年契約した場合、オプションなし、メンテナンスプラン標準装備、走行距離制限 1,500km/月(記事制作時点の情報)

『KINTO』はトヨタ公式のカーリースとして、人気の高いサービスだ。

トヨタとレクサスに加えて、一部のスバル車に乗れることはあまり知られていない。

しかも、KINTOの月額料金には継続車検と自動車保険(任意保険)がすでに組み込まれているので、車のメンテナンスや保険面であれこれ心配する必要がない。

トヨタ車のカーリースを希望していて、なおかつメンテナンスや自動車保険などを月額料金に組み込みたい人は、KINTOの利用を検討するといいだろう。

おわりに

本記事で紹介した内容をまとめる。

  • 質問1. カーリースは後悔してる人が多い?
    →仕組みやリスクを理解しなければ後悔する可能性が高い
  • 質問2. 違約金を払わずに中途解約できる?
    →原則できないが、中途解約可能なカーリースもある
  • 質問3. 申し込み・契約はキャンセルできる?
    →成約するとキャンセル不可、本審査申し込み前ならキャンセルOK
  • 質問4. カーリースよりも購入の方が良い?
    →現金購入なら安い、自動車ローンは金利によってカーリースの方がお得
  • 質問5.  長く乗り続けても車はもらえない?
    →契約当初から車がもらえることがリース契約に組まれていなければ車はもらえない
  • 特徴1. よくわからないままカーリースを契約した
  • 特徴2. 数年後に車が不要になるかもしれない
  • 特徴3. 車を現金購入できる経済的余裕がある
  • 特徴4. ボーナス払いを高めに設定してしまった
  • ポイント1. カーリースの仕組みやリスクを理解する
  • ポイント2. 最後に車がほしいかどうかを決めておく
  • ポイント3. カーリースごとの違いを知る
  • ポイント4. 最適な走行距離を考える
  • ポイント5. 契約条件を合わせて月額料金を比較する

カーリースは、仕組みやリスクを十分に理解し、納得の上で利用すればメリットの多いサービスだ。

一方で、仕組みやリスクを理解していなかったり、カーリースごとの比較を正しく行えていないと、Yahoo!知恵袋の質問者のように後悔するケースが多い。

カーリースの利用を検討している人は、本記事や当サイトの他の記事を参考に、後悔しない選択をしてもらえれば幸いだ。

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