自社ローンは絶対通る？審査通過のポイントとおすすめサービス3選を紹介

自社ローンは中古車販売店が提供している分割払いサービスであり、銀行や信販会社のマイカーローンに比べると審査に通りやすい。そんな自社ローンについては、「審査に絶対通る」などの噂を耳にした人も多いだろう。

ローンの返済やカードの支払いを延滞し、ブラック（信用情報に傷がある人）になってしまった人からすれば、自社ローンの審査は絶対通るのかどうか気になるところだ。

そこで本記事では、自社ローンは審査に絶対通るサービスなのかどうかや、自社ローンの審査に通るポイントなどを紹介する。ブラックになってしまい車を買えずに困っている人は、ぜひ参考にしてほしい。

自社ローンは絶対通る？

結論から言えば、「審査に絶対通る」という自社ローンは存在しない。自社ローンにもしっかりと審査があり、その結果によっては利用できないこともある。

ただし、銀行や信販会社のマイカーローンに比べると審査は甘く、ブラックでも通る可能性は十分にある。

ちなみに、業界大手のオトロンの審査通過率は95％、審査通過率の高さを売りにしているカーリバの通過率は99.8％と、どちらも非常に高い。しかし、審査通過率100％の自社ローンは存在しない。

したがって自社ローンを利用する人は、審査に落ちる可能性があることを頭に入れておこう。

そもそも自社ローンとは？

自社ローンとは、中古車販売店が提供している分割払いサービスのことだ。

銀行や信販会社のマイカーローンとは異なり、自社ローンは金利ゼロで利用できる。また、最大の特徴はマイカーローンに比べて審査に通りやすいことだ。

※1 審査状況や利用するサービスによっては頭金・保証人を求められることがある
※2 完済後は名義変更を行うことで車の所有権を自分に移すことができる

「ローン返済やカード支払いを延滞した」や「任意整理や自己破産などを行った」といった理由により、ブラックになってしまった人でも審査に通り、車を買える可能性がある。自社ローンはブラックにとって、生活必需品のひとつである車を手に入れられる救済的なサービスだ。

自社ローンが絶対通ると言われている理由

自社ローンが絶対通ると言われている背景には、主に下記の2つの理由が関係していると考えられる。

• マイカーローンよりも審査通過率が高い
• 自己破産後の人でも通っている実績がある

それぞれ詳しく紹介する。

マイカーローンよりも審査通過率が高い

マイカーローンの審査に落ちる人は「年間200万人」と言われており、全体としての審査通過率は35.7％となっている。

＼マイカーローンの年間審査落ち人数／

一方、自社ローンの審査通過率はマイカーローンに比べて非常に高い。業界大手のオトロンで審査通過率は95％もあり、100人中95人が審査に通っている。全国展開のカーリバの審査通過率は99.8％とさらに高く、1,000人中998人が審査に通っていることになる。

自己破産後の人でも通っている実績がある

自社ローンは、自己破産後の人でも審査に通り、車を購入できているケースが多数ある。ちなみに、ブラックになってしまいマイカーローンの審査に落ちやすくなる行為には、以下のようなものがある。

信用情報に傷を付ける行為
支払いの延滞	ローンの返済、クレジットカードやスマホ代金の支払いを延滞すると、その情報は信用情報機関に1年間登録される。3ヶ月以上の返済・支払いの延滞は事故情報として5年間登録される。
多重申し込み	クレジットカードやカードローンなどのサービスに、短期間で複数申し込みをしていると、契約リスクが高いと判断されいやすい。
任意整理	借り入れの減額ために任意整理を行うと、事故情報として信用情報機関に5年間登録される。
自己破産	裁判所にすべての債務を免除してもらう自己破産を申し立てると、事故情報として信用情報機関に5年間または7年間登録される。
特定調停	借り入れの減額や支払い猶予を持たせるための特定調停を申し立てると、事故情報として信用情報機関に5年間登録される。
個人再生	裁判所に借り入れを大幅に軽減してもらえる個人再生を申し立てると、事故情報として信用情報機関に5年間登録される。
強制解約	返済・支払いの長期延滞などの理由により、サービスを強制解約されると、事故情報として信用情報機関に5年間登録される。
その他	ローン会社等が債権回収や保証履行（保証会社が借り入れを弁済）を行うと、事故情報として信用情報機関に5年間登録される。

こうした行為に覚えがある人は、マイカーローンの審査に高い確率で落ちる。また、一度ブラックになるとその情報は5〜7年間保持されるため、数年に渡ってマイカーローンを組めなくなってしまう。

しかし自社ローンなら、そうしたブラックでも審査に通り車を購入できているケースが多い。

以上が、自社ローンが「審査に絶対通る」と言われている理由だ。しかし前述のように、自社ローンの審査通過率は100％ではない。審査に落ちる可能性があることも頭に入れておこう。

絶対通る？自社ローンの審査通過ポイント

「絶対通る」とまでは言えないが、可能な限り自社ローンの審査通過率を上げるポイントをここで紹介していく。

毎月の収入に合った車を選ぶ

自社ローンの審査基準は「支払い能力があるかどうか？」というシンプルなものだ。したがって、毎月の収入に合った車を選ぶだけで、自社ローンの審査に通る可能性を大きく上げられる。

具体的には「返済負担率25％」で考えよう。返済負担率とは、収入に対する返済額の割合を表す数値だ。

たとえば、毎月の収入（手取り）が20万円なら、「20万円×25％（0.25）」で収入に合った返済額は「5万円」となる。24回払いの自社ローンを利用する場合、車両本体価格と販売手数料、分割手数料も含めて120万円の車を選ぶのが理想的だ。

「返済負担率25％」は安全圏であるため、「毎月の収入に対して25％の返済額になるよう車を選ぶ」を心がければ、自社ローンの審査に通る可能性はかなり高い。

頭金・保証人を用意する

多くの自社ローンは、頭金・保証人不要で利用できる。まとまった資金を用意できない人や、保証人を立てられない人にとっては嬉しいサービスだ。しかし、頭金・保証人のどちらかまたは両方を用意する方が、自社ローンの審査に通る可能性が上がる。

自社ローンを利用する際に頭金を用意すると、支払い総額を大きく減らすことができる。これにより同じ金額の車でも返済負担率を下げられるため、審査に通りやすくなる。また、「頭金を用意できる人＝計画性のある人」と判断され、審査に通りやすくなる可能性も高い。

保証人（連帯保証人）は、未払いが発生した際に返済を立て替えてくれる責任ある人物だ。保証人を立てられれば自社ローンからの信用が大きくアップし、審査に通りやすくなる。

以上の理由から、自社ローンの審査に確実に通りたい人は、頭金・保証人のどちらかまたは両方を用意するといい。

正しい情報で審査に申し込む

自社ローンなどの分割払いサービスは、すべての代金を受け取る前から商品を提供しているため、「信用」で成り立っている取引だ。自社ローンを取り扱っている中古車販売店は、利用者を信用してサービスを提供しているため、利用者はその信用に応える必要がある。

したがって、自社ローンを利用する際は「正しい情報」で審査に申し込もう。もしも虚偽情報で審査に申し込み、それが発覚した際には信用を大きく落とすだけでなく、訴訟問題に発展するケースもある。

自社ローンはブラックだとしても、信用情報ではなく「現在の支払い能力」を評価してくれるサービスだ。

自社ローンは「社会的に信用が低い人を信用して提供するサービス」であるため、利用者としては「信用を落とさない誠実な態度」を心がけよう。そうすることで、自社ローンの審査に通る可能性を上げられる。

「絶対通る」を売りにしている自社ローンには注意しよう

自社ローンは中古車販売店が独自に提供しているサービスであるため、法律的な規制がなく、市場参入のハードルが低い。そのため、自社ローンを取り扱っている中古車販売店の数は、全国的に増え続けている。

そうした自社ローンを利用する際に注意してほしいのが、「審査に絶対通る」を売りにしているケースだ。自社ローンの審査基準は中古車販売店が独自に決めているため、審査に絶対通るサービスを提供することは可能である。

しかし、真っ当なサービスを提供している自社ローンなら、「審査に絶対通る」とは言わない。絶対通るサービスとして提供してしまうと、自社ローンの未払いリスクが非常に高くなるからだ。

そのため、「審査に絶対通る」を売りにしている自社ローンには、「悪質な中古車を販売している」「具体的な契約内容を説明しない」など、必ず何らかのカラクリがある。

「審査に絶対通る」という文句は魅力的に感じるかもしれないが、安心・安全なサービス利用のために、審査通過率を公表している自社ローンを利用してほしい。

審査に通りやすいおすすめの自社ローン3選

審査通過率100％の自社ローンはないが、審査に通りやすいおすすめの自社ローン3選を紹介する。ここで紹介している自社ローンならお得に利用できる可能性が高いため、ぜひ参考にしてほしい。

1. オトロン｜業界大手の自社ローンで安心

＞オトロンの評判・口コミ記事を読む＜

取扱い車種　：全メーカー、全車種
支払い回数　：最大48回（4年払い）
審査通過率　：95％
頭金・保証人：原則必要、不要プランあり
公式サイト　：https://www.otoron.jp/

オトロンは、カー用品大手のオートバックスセブングループが提供している自社ローンだ。業界大手の自社ローンとして安心感があり、契約特典が豊富なためお得に利用できる。

また、オトロンは「分割手数料を公表している唯一の自社ローン」である。サービスの透明性が高いため、信頼して利用できるのもオトロンのメリットの一つだ。

「自社ローンで車を買いたい」と思ったら、まずはオトロンの仮審査に申し込んでみよう。

2. 自社ローンの窓口｜最大5社の一括仮審査

＞自社ローンの窓口の評判・口コミ記事を読む＜

取扱い車種　：全メーカー、全車種
支払い回数　：加盟店ごとに異なる
審査通過率　：95％
頭金・保証人：原則不要
公式サイト　：https://carhoo.co.jp/

自社ローンの窓口は、最大5社の中古車販売店から仮審査結果を一括で受け取れるサービスだ。「審査に通る自社ローン」を効率よく見つけられる。審査通過率は公表されていないが、審査通過の可能性は非常に高い。

自社ローンの窓口には準大手のスリークロスも加盟しているため、大手のサービスを利用できるチャンスもある。何より、自社ローン5社の仮審査に申し込む手間・時間を削減できるのは大きなメリットだ。

業界大手のオトロンの仮審査に落ちてしまった場合は、自社ローンの窓口を利用するといいだろう。

3. カーリバ｜審査通過率が脅威の99.8％

＞カーリバの評判・口コミ記事を読む＜

取扱い車種　：全メーカー、全車種
支払い回数　：最大60回（5年払い）
審査通過率　：99.8％
頭金・保証人：原則不要
公式サイト　：https://car-revive.com/

カーリバは、審査通過率99.8％を誇る全国展開の自社ローンだ。1,000人中998人が審査に通っているため、審査通過の可能性は非常に高い。オトロンや自社ローンの窓口でも審査に落ちてしまった場合は、最終手段といてカーリバに申し込んでみよう。

ちなみに、カーリバは最大60回払い（5年払い）も可能だ。一般的な自社ローンの支払い回数は最大48回であるため、カーリバなら60回払いで月々の支払い額を抑えられる。

また、カーリバでは「頭金を用意できる」「1年以上の弁済実績がある」の2つの条件をクリアすると、高級車を購入できるカーリバプレミアムプランを利用可能だ。

おわりに：絶対通りやすい自社ローンで車を手に入れよう

本記事で紹介した内容をまとめる。

• 自社ローンはブラックでも審査に通る可能性のあるサービス
• しかし「審査に絶対通る」という自社ローンは存在しない
• 「審査に絶対通る」を売りにしている自社ローンには要注意
• 自社ローンの審査に申し込む際は以下のポイントを押さえよう
  ①毎月の収入に合った車を選ぶ
  ②頭金・保証人を用意する
  ③正しい情報で審査に申し込む
• 審査に通りやすい自社ローンは「オトロン」がおすすめ
• オトロンは業界大手の安心感と豊富な契約特典がメリット
• オトロンの審査に落ちたら「自社ローンの窓口」を検討しよう
• 自社ローンの窓口は最大5社から仮審査結果を一括で受け取れる
• 最終手段は審査通過率99.8％の「カーリバ」
• カーリバならほぼ確実に審査に通る＆最大60回払いもできる

「審査に絶対通る」という自社ローンはない。しかし、銀行や信販会社のマイカーローンに比べると、審査にかなり通りやすいのは事実だ。ローン返済やカード支払いを延滞したり、任意整理や自己破産を行ったり、ブラックになってしまった人は自社ローンで念願の車を手に入れてほしい。

数ある自社ローンの中でも、一番のおすすめは「オトロン」だ。オトロンは業界大手の自社ローンであり、「返済期間中のオイル交換無料」など契約特典が多い。そのため、業界大手でありながら他の自社ローンよりもお得に利用できる。自社ローンを利用する際は、まずはオトロンの仮審査にトライしてみよう。