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個人事業主のカーリースはデメリットが多い?気になる経費処理やおすすめカーリースを紹介

個人事業主にとって、経費計上できるカーリースは魅力あるサービスだ。

一方で、「カーリースはデメリットが多い」という話を見聞きし、審査申し込みに躊躇している人は多いだろう。

そこで本記事では、個人事業主がカーリースを利用するデメリットを紹介する。

カーリースを利用するメリットや家事按分について、おすすめカーリースも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

個人事業主がカーリースを利用するデメリット

ここでは、個人事業主がカーリースを利用する4つのデメリットを紹介する。

1. 車が自分の名義にならない

個人事業主がカーリースを利用するデメリット1つめは、「車が自分の名義にならない」だ。

カーリースは、リース会社から車を借りるサービスである。

\カーリースの仕組み/

そのため、車検証の「所有者欄」はリース会社名義であり、車が自分の名義にならない。

国土交通省より)

これにデメリットを感じる個人事業主もいるだろう。

対策:カーリースのメリットに着目する

車が自分の名義にならないのはカーリースのデメリットだが、実は、自動車ローンでも同じことが起こる。

信販会社の自動車ローン(ディーラーローン)を利用した場合、車検証の所有者欄はカーリースと同じく、信販会社名義になる。

そのため、「車が自分の名義にならないのは仕方ないこと」と考え、カーリースのメリットに着目することをおすすめする。

2. 原則として中途解約できない

個人事業主がカーリースを利用するデメリット2つめは、「原則として中途解約できない」だ。

カーリースは、一定期間利用することを前提としてリース契約を結ぶため、原則として中途解約できない。

つまり、「事業で車を必要としなくなったとき」や「他の車種が必要になったとき」でも、契約満了まで同じ車に乗り続けなければいけない。

事業の変化や成長に合わせて車を変えられないため、これにデメリットを感じる個人事業主もいるだろう。

対策:中途解約できるカーリースを選ぶ

カーリースによっては、契約開始から2年または3年が経過すると、自由に中途解約できるサービスを提供している

たとえば、「SOMPOで乗ーる」の中途解約オプションに加入すれば、契約満了日の2年前からいつでも中途解約が可能になる(5年契約プランの場合は契約満了日の3年前から中途解約可能)。

\SOMPOで乗ーるの中途解約オプション/

SOMPOで乗ーるより)

このように、中途解約できるカーリースを選ぶことで、事業の成長や変化に合わせて車の返却・乗り換えが行えるようになる。

3. 車の返却時に残価精算がある

個人事業主がカーリースを利用するデメリット3つめは、「車の返却時に残価精算がある」だ。

カーリースは、契約時に車の残価を設定した上で、支払い総額や月額料金を決める。

\残価とは?/

残価を設定することで支払い総額や月額料金を抑えられるが、車の返却時には残価精算によって、精算金が発生するリスクがある。

\残価精算の3つのパターン/

契約満了時に突発的な支出が発生する可能性があるため、これをデメリットと感じる個人事業主もいるだろう。

対策:クローズドエンド方式のカーリースを選ぶ

カーリースには、「クローズドエンド方式」と「オープンエンド方式」という、2つの契約方式がある。

\クローズドエンドとオープンエンドの違い/

クローズドエンド方式のカーリースは残価精算がないため、契約時に精算金を請求されるリスクがない。

オープンエンド方式に比べると、支払い総額や月額料金は高くなるが、契約満了時の突発的な支出を避けたい人はクローズドエンド方式のカーリースを選ぼう。

4. 走行距離制限が設けられる

個人事業主がカーリースを利用するデメリット4つめは、「走行距離制限が設けられる」だ。

カーリースは一般的に、月間の走行距離制限が設けられている。

制限を超えて走行するのはもちろん可能だが、契約満了時に走行距離に応じた超過料金が発生する。

月間の走行距離が読めない個人事業主にとって、これをデメリットの感じることもあるだろう

対策:走行距離制限が長いカーリースを選ぶ

走行距離制限は、カーリースによって異なる。

そのため、走行距離制限が長いカーリースを選ぶか、利用者が走行距離制限を決められるカーリースを選ぶことで、このデメリットを解消できる。

\主なカーリースの走行距離制限/

1ヶ月あたりの走行距離制限
SOMPOで乗ーる500〜3,000km(500km単位)
Cool MINT(クールミント)500kmまたは1,000km
エンキロ500kmまたは制限なし
オリックスカーリース1,500kmのみ
ニコノリ500kmまたは1,000km
KINTO(キント)1,500kmのみ
定額カルモくん1,500kmのみ
リースナブル750kmのみ
MOTAカーリース制限なし
カーコンカーリース2,000kmのみ
ピタクル500〜1,500km(500km単位)

「最後に車をもらえるプラン」で契約した場合は走行距離制限なし

ただし、走行距離制限が長いカーリースは、制限が短いカーリースに比べて月額料金が高めに設定されている。

したがって、可能であれば月間走行距離の平均を算出した上で、最適な走行距離制限を選んでほしい。

個人事業主がカーリースを利用するメリット

ここでは、個人事業主がカーリースを利用する9つのメリットを紹介する。

1. 初期費用・頭金がかからない

個人事業主がカーリースを利用するメリット1つめは、「初期費用・頭金がかからない」だ。

通常、車を購入するときは現金一括で支払うか、頭金を入れて自動車ローンを組むのが基本である。

一方で、カーリースは初期費用・頭金がかからないため、車を所有するにあたっての持ち出しはゼロだ。

手元に資金を残しながら事業用の車を持てるため、カーリースならキャッシュフローを回しやすくなる。

2. 車の支出を固定化できる

個人事業主がカーリースを利用するメリット2つめは、「車の支出を固定化できる」だ。

車の維持には、税金・保険・車検などさまざまな費用がかかる。

一方で、カーリースはそれらの費用をリース契約に含めて、車の支出を固定化できる。

\自動車ローンとカーリースの支出イメージ/

カーリースによっては、駐車場代とガソリン代以外のすべての維持費用をリース契約に含めることも可能だ。

車の支出を固定化することにより、資金計画の見通しを立てやすくなる。

3. 全額経費として計上できる

個人事業主がカーリースを利用するメリット3つめは、「全額経費として計上できる」だ。

カーリースは月額料金を支払って車を利用するサービスなので、「リース料」の勘定科目で全額経費として計上できる(※)。

これは、個人事業主がカーリースを利用する最大のメリットと言っていい。

※ 100%事業用として使用する場合は全額経費、プライベートと併用する場合は事業用の割合に応じて家事按分を行う

4. 経費処理の事務負担が減る

個人事業主がカーリースを利用するメリット4つめは、「経費処理の事務負担が減る」だ。

現金や自動車ローンで車を購入した場合、「減価償却」を行わなければならない。

しかも、車の税金や保険料、車検などのメンテナンス費用については、それぞれ個別の勘定科目として経費計上する必要がある。

一方で、カーリースの月額料金は「リース料」として経費計上するだけなので、経費処理の事務負担が大幅に減る。

5. 車検・メンテナンスの手間が少ない

個人事業主がカーリースを利用するメリット5つめは、「車検・メンテナンスの手間が少ない」だ。

車を現金や自動車ローンで購入した場合、車検や定期メンテナンスなどの対応は、自分自身で行わなければならない。

依頼先を探したり、費用を計算したり、何かと手間やストレスがかかる。

一方で、カーリースは車検・メンテナンスの費用をリース契約に含めることができる。

その場合、車検や定期メンテナンスの期間が訪れたら、カーリースが指定する提携整備工場に車を持っていくだけでいい。

車検や定期メンテナンスにかかる手間もストレスを減らせるのも、個人事業主がカーリースを利用する大きなメリットだ。

6. 通常ナンバーで車を使用できる

個人事業主がカーリースを利用するメリット6つめは、「通常ナンバーで車を使用できる」だ。

カーリースは「わ」ナンバーや「れ」ナンバーで車を使用するものと、誤解している人もいるだろう。

「わ」ナンバーや「れ」ナンバーだと、「レンタカーを利用してるなんて経営が不安定なのか?」と、取引先に勘ぐられる可能性がある。

しかし実際のところ、カーリースは通常ナンバーで車を使用できる。

\カーリースは通常ナンバー/

事業用としてリース車を使用するのはごく当たり前のことであり、余計な勘ぐりを減らせるのも、個人事業主がカーリースを利用する大きなメリットだ。

7. 最後に車をもらえるサービスもある

個人事業主がカーリースを利用するメリット7つめは、「最後に車をもらえるサービスもある」だ。

カーリースの中には、契約満了後に車をそのままもらえるサービスを提供している。

そのため、「最終的に車を自分のもの(自分の名義)にしたい」と考えている人は、そうしたカーリースを利用すればいい。

8. 自動車ローンよりも審査に通りやすい

個人事業主がカーリースを利用するメリット8つめは、「自動車ローンよりも審査に通りやすい」だ。

自動車ローンで車を購入する場合、まずは銀行や信販会社の審査に通らなければならない。

審査を受けるところによっては、審査基準が厳しく、審査に落ちてしまう可能性もある。

個人事業主として独立したばかりの人や、過去数年の収入が安定していない人は、自動車ローンの審査に落ちるリスクが高い。

一方で、カーリースは自動車ローンよりも審査に通りやすい。

理由は、カーリースはお金ではなく車を貸し出すサービスであり、自動車ローンよりも審査基準が甘い会社が多いためだ。

したがって、自動車ローンの審査に不安がある個人事業主は、カーリースの利用をおすすめする。

【結論】個人事業主はカーリースの利用がおすすめ

ここまで紹介した、個人事業主がカーリースを利用するデメリットとメリットを踏まえて結論を述べると、「個人事業主はカーリースの利用がおすすめ」である。

個人事業主がカーリースを利用するにあたって、いくつかのデメリットがあるのは確かだ。

しかし、いずれのデメリットにおいても対策方法があり、カーリースを利用するリスクを軽減できる。

\個人事業主・カーリースのデメリットと対策/

デメリット対策方法
自分名義にならないカーリースのメリットに着目する
中途解約できない中途解約できるカーリースを選ぶ
残価精算があるクローズドエンド方式のカーリースを選ぶ
走行距離制限がある走行距離制限が長いカーリースを選ぶ

加えて、個人事業主がカーリースを利用するメリットは多い。

したがって、個人事業主は現金や自動車ローンを組んで車を購入するよりも、カーリースを利用する方がおすすめだと結論づけられる。

個人事業主のカーリース利用で知っておきたい「家事按分」とは?

個人事業主がカーリースを利用するメリット(内部リンク)で紹介したように、個人事業主はカーリースの月額料金を全額経費計上できる。

ただし、これは100%事業用として車を使用する場合の話だ。

もしも、カーリースで契約した車を事業用とプライベートで併用する場合は、「家事按分(かじあんぶん)」をした上で、経費計上しなければならない。

家事按分とは、事業用とプライベートで併用しているモノの経費を割合で分けること。個人事業主が自宅を職場としてる場合、家賃・光熱費を家事按分し、経費として計上できる。ただし、計上できるのは事業用として使用した部分(割合)だけであり、プライベート分まで経費に含めてはいけない。

カーリースの月額料金を家事按分する計算方法を、具体的に紹介する。

走行距離から家事按分する方法

月額料金60,000円、1ヶ月の走行距離が500km、そのうち事業として走行した距離が300kmだった場合

  • (1)按分率の計算
    300km(事業分の走行距離)÷500km(1ヶ月の走行距離)=0.6(60%)
  • (2)経費にできる金額の計算
    60,000円(カーリースの月額料金)×60%(按分率)=36,000円

使用日数から家事按分する方法

月額料金60,000円、週5日を事業として使用した場合

  • (1)按分率の計算
    5日(事業分の使用日数)÷7日(1週間)=0.71…(約71%)
  • (2)経費にできる金額の計算
    60,000円(カーリースの月額料金)×71%(按分率)=42,600円

カーリースの月額料金を家事按分し、経費計上するときはこれらの計算方法を参考にしてほしい。

「走行距離から家事按分する方法」と「車の使用日数から家事按分する方法」のどちらを使用すべきかについては、ケース・バイ・ケースだ。

「車の使用日数から家事按分する方法」を用いる方が経費を多めに計上できる場合でも、プライベート分の走行距離が長いと、経費処理としての妥当性が失われてしまう。

この場合、税務調査が入ったときに調査官から指摘され、追徴課税される可能性が高い。

したがって、「走行距離から家事按分する方法」を用いる方が経費処理としての妥当性があり、調査官から指摘を受けないと考えられる。

個人事業主のカーリースおすすめランキング

最後に、個人事業主のカーリースおすすめランキングを紹介する。

上位のカーリースから優先的に検討することで、カーリースをお得に利用できるのでぜひ参考にしてほしい。

1. オリックスカーリース|業界大手&中古車もある

おすすめポイント

  • 契約途中での乗り換え、返却が可能
  • 継続車検やメンテナンスは月額料金コミコミ
  • もらえるプランもある充実したサービス

オリックスカーリースの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:37,840円(※)
公式サイト :https://www.carlease-online.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 2,000km/月(記事制作時点の情報)

『オリックスカーリース』は契約途中での乗り換えや返却も可能なカーリースだ。

たとえば5年契約プランなら、カーリース利用開始から2年が経過すれば、好きなタイミングで乗り換えや返却ができる。

中途解約による解約金などは発生しないので、ライフスタイルに合わせて乗りやすいのがメリットだ。

また、継続車検が基本のリース契約に組み込まれているカーリースとしては、月額料金が安い。

車のメンテナンス面であれこれ悩みたいくない人にも、オリックスカーリースはおすすめだ。

2. SOMPOで乗ーる|軽トラ・バンの取り扱いが豊富

おすすめポイント

  • 業界最安級の月額料金で新車に乗れる
  • メンテナンスプランが充実している
  • 自動車保険(任意保険)もコミコミで利用できる

SOMPOで乗ーるの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:24,180円(※)
公式サイト :https://sompo-de-noru.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)

『SOMPOで乗ーる』は数あるカーリースの中でも、業界最安級の月額料金で新車に乗れるサービスだ。

国産全車種から好きな車を選べるだけでなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった輸入車や高級車ののラインナップも充実している。

SOMPOグループだからこそ「自動車保険(任意保険)」にも強みがあり、自動車保険を月額料金に含められる。

さらに、自動車保険のノンフリート等級も引き継げるため、保険料が安くなる数少ないカーリースだ。

カーリースの利用を考え始めたらまず最初に検討してほしい、すべての人におすすめのカーリースだと言える。

3. ニコノリ|長期契約が安い&最後に車をもらえる

おすすめポイント

  • 審査に不安な人でも通過率が高い
  • 最短2週間で新車に乗れる

ニコノリの評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種
月額料金参考:25,256円(※)
公式サイト :https://www.niconori.jp/

※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 500km/月(記事制作時点の情報)

『ニコノリ』は審査に通りやすいことを自称しているカーリースだ。

実際のところ、ニコノリは4社のオートリース会社と提携しているため、審査に通る可能性はその分高くなる。

ただし、契約するオートリース会社によって月額料金が変わる可能性があることに注意してほしい。

また、ニコノリは全国のディーラーとの提携により、新車を短期間で納期できるシステムを構築している。

運が良ければ2週間ほどで納車されるので、車を急ぎ必要としている人におすすめだ。

4. KINTO(キント)|自動車保険まで月額コミコミ

おすすめポイント

  • トヨタ公式の直営カーリース
  • トヨタ車に乗るならまず検討すべき
  • 継続車検も自動車保険(任意保険)のコミコミ

KINTO(キント)の評判・口コミを確認する

おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:トヨタ、レクサス、スバル
月額料金参考:36,190円(※)
公式サイト :https://kinto-jp.com/

※「トヨタ ヤリス」X 2WD ガソリンを5年契約した場合、オプションなし、メンテナンスプラン標準装備、走行距離制限 1,500km/月(記事制作時点の情報)

『KINTO』はトヨタ公式のカーリースとして、人気の高いサービスだ。

トヨタとレクサスに加えて、一部のスバル車に乗れることはあまり知られていない。

しかも、KINTOの月額料金には継続車検と自動車保険(任意保険)がすでに組み込まれているので、車のメンテナンスや保険面であれこれ心配する必要がない。

トヨタ車のカーリースを希望していて、なおかつメンテナンスや自動車保険などを月額料金に組み込みたい人は、KINTOの利用を検討するといいだろう。

おわりに

本記事で紹介した内容をまとめる。

  • 個人事業主がカーリースを利用するデメリットは4つある
  • デメリットごとに対策があるためリスクを軽減できる
  • 個人事業主はカーリースを利用するメリットの方が多い
  • 100%事業用なら月額料金を全額経費として計上できる
  • 減価償却が不要なため経費処理の手間やストレスが減る
  • プライベートと併用する場合は「家事按分」して経費計上する
  • 「走行距離から家事按分する方法」が確実でおすすめ

個人事業主は、カーリースを利用するメリットが非常に多い。

減価償却不要で、月額料金を「リース料」としてかんたんに経費計上できるのは、ありがたいポイントだ。

車検や定期メンテナンスの手間を減らせるのも、事業に忙しい個人事業主にとって大きなメリットだろう。

もしも、「事業用の車を買うべきか?リースすべきか?」と悩んでいるなら、カーリースが間違いなくおすすめだ。

本記事で紹介した、個人事業主のカーリースおすすめランキングを参考に、さっそく審査に申し込んでみてほしい。

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