カーリースを5年契約で利用すると、3年契約よりも月額料金を抑えられる上に、7年・9年契約よりも残価を高めに設定できる。
比較的短期間で新しい車に乗り換えられるのも、5年契約のカーリースのメリットだ。
本記事では、そんな5年契約のカーリース12社を比較する。
5年契約でカーリースを利用するメリット・デメリットも紹介しているので、
5年契約のカーリースで月額料金が一番安いサービスが知りたい人や、カーリースの契約年数で悩んでいる人は、本記事を参考に、自分に合ったカーリースを選んでみてほしい。
5年契約のカーリース12社の月額料金を比較

5年契約のカーリースの月額料金を比較したところ、最も安いのはエンキロだった。
5年契約のカーリースの月額料金 | |
エンキロ | 22,020円 |
Cool MINT(クールミント) | 23,560円 |
ニコノリ | 25,256円 |
リースナブル※1 | 26,180円 |
SOMPOで乗ーる | 26,600円 |
クルカ | 28,600円 |
カーコンカーリース | 33,110円 |
コスモMyカーリース | 33,110円 |
ENEOSカーリース | 33,330円 |
定額カルモくん | 35,810円 |
KINTO(キント)※2 | 38,170円 |
オリックスカーリース | 38,390円 |
比較条件 | |
車種 | ホンダ N-BOX |
グレード | 2WD ガソリン |
カラー | クリスタルブラック・パール |
オプション | なし |
契約期間 | 5年(60ヶ月) |
走行距離制限 | カーリースにより異なる※3 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 基本の月額料金に継続車検が含まれないカーリースは、メンテナンスパックに加入した月額料金を掲載
※1 「ホンダ N-BOX」の取り扱いがないため「ホンダ N-BOX カスタム」の月額料金を掲載
※2 「ホンダ N-BOX」の取り扱いがないため「トヨタ ルーミー」の月額料金を掲載
※3 エンキロ・ニコノリ・Cool MINT・SOMPOで乗ーる・ENEOSカーリース・コスモMyカーリース:500km/月、リースナブル:750km/月、定額カルモくん・KINTO:1,500km/月、オリックスカーリース・カーコンカーリース:2,000km/月
月額料金が最も安いのは「エンキロ」
5年契約のカーリースの中でも、月額料金が最も安いのはエンキロだ。
「ホンダ N-BOX」を5年契約で利用すると、月額料金は「22,020円」とかなり安い(500km定額プランを契約した場合)。
5年間の費用総額は「1,321,200円」であり、2番目にやすいCool MINTよりも費用総額が92,400円も安いのは圧巻だ。
それでいて継続車検も含まれているため、かなりリーズナブルなカーリースと言っていいだろう。
また、月間の走行距離が200kmを切る人の場合は、月額料金をさらに抑えられる可能性がある。
日本人の月間走行距離の平均は362kmだ(2023年度 乗用車市場動向調査より)。
つまり、エンキロは日本人の走行距離実態に合ったカーリースとなっている。
月間の走行距離が500km以下の人は、エンキロを利用するのがおすすめだ。
月間500kmを超えた走行なら「SOMPOで乗ーる」
月間500km以下の走行が安いエンキロに対して、月間500kmを超えて走行する人にはSOMPOで乗ーるがおすすめだ。
SOMPOで乗ーるは、走行距離制限を500〜3,000kmまで500km単位で選べる。
自分の月間走行距離に合わせて契約プランを組めるため、月額料金を抑えられるのがメリットだ。
また、SOMPOで乗ーるは業界最安級のサービスを提供しており、メンテナンス内容も充実している。
業界で一二を争う「コスパの高いカーリース」なので、月間500kmを超えて走行する人はSOMPOで乗ーるに申し込もう。
キャンペーンも豊富なので、他のカーリースよりもお得に契約できるのもメリットの1つだ。
面倒ごとを丸投げしたいなら「KINTO(キント)」
車の維持に関する面倒ごとをすべて丸投げしたいなら、KINTO(キント)がおすすめだ。
KINTOはトヨタ公式のカーリースであり、基本の月額料金に継続車検から定期メンテナンス、自動車保険(任意保険)まで含まれている。
利用者が負担する費用はガソリン代と駐車場料金くらいだ。
継続車検や定期メンテナンスはトヨタ直営のディーラーで受けられるため、安心感もある。
また、トヨタ公式のカーリースだが、トヨタ・レクサスだけでなくスバル車種も選べる。
表面的な月額料金は高いが、「自動車保険(任意保険)まで含まれている」と考えれば安いと言えるだろう。
車の維持に関する面倒ごとをすべて丸投げしたい人は、KINTOに申し込もう。
5年契約のカーリースおすすめ5社ランキング
ここでは、5年契約で利用できるカーリースのうち、おすすめの5社をランキングで紹介する。
1. エンキロ

おすすめポイント
- 走行距離で月額料金が決まるユニークなサービス
- 月間の走行距離が500km以下なら業界最安級
- 輸入車の取り扱いもある
エンキロの評判・口コミを確認する
おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:21,490円(※)
公式サイト :https://yenkilo.jp/
※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 500km/月(記事制作時点の情報)
『エンキロ』は、月間の走行距離が500km以下の人なら、業界最安級の月額料金で利用できるカーリースだ。
人気の「ホンダ N-BOX」が、5年契約プランが月額21,490円とはかなり安い。
「毎月の走行距離が少ないし安いカーリースを利用したい」という人は、エンキロを優先的に検討するといいだろう。
月間の走行距離が500kmを超える場合は、月額料金が割高になるケースもあるため、注意してほしい。
2. SOMPOで乗ーる

おすすめポイント
- 業界最安級の月額料金で新車に乗れる
- メンテナンスプランが充実している
- 自動車保険(任意保険)もコミコミで利用できる
SOMPOで乗ーるの評判・口コミを確認する
おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:24,180円(※)
公式サイト :https://sompo-de-noru.jp/
※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)
『SOMPOで乗ーる』は数あるカーリースの中でも、業界最安級の月額料金で新車に乗れるサービスだ。
国産全車種から好きな車を選べるだけでなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった輸入車や高級車ののラインナップも充実している。
SOMPOグループだからこそ「自動車保険(任意保険)」にも強みがあり、自動車保険を月額料金に含められる。
さらに、自動車保険のノンフリート等級も引き継げるため、保険料が安くなる数少ないカーリースだ。
カーリースの利用を考え始めたらまず最初に検討してほしい、すべての人におすすめのカーリースだと言える。
3. Cool MINT(クールミント)

おすすめポイント
- 「業界最安宣言」のカーリース
- 大手商社だからこその特別価格で提供
- 3年契約プランなら残価精算なし
おすすめ度 :★★★★★
ラインナップ:国産全車種
月額料金参考:23,320円(※)
公式サイト :https://mintsubsc.com/
※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 1,000km/月(記事制作時点の情報)
『Cool MINT(クールミント)』は業界で唯一、「業界最安宣言」を行っているカーリースだ。
実際に月額料金を比較してみると、他のカーリースに比べて安く利用できる車種・グレードが多い。
これは、Cool MINTの運営母体が7大商社の双日グループであり、双日グループの自動車事業が世界中に幅広いネットワークを持っているため実現している。
また、Cool MINTの3年契約プランは残価精算がないため、契約満了時の精算金を気にせず利用できるのも大きなメリットだ。
残価精算のないクローズドエンド方式のカーリースは通常、月額料金が高い。
しかしそこは「業界最安宣言」を行っているだけあり、低めの月額料金で提供しているのは「さすが双日グループ」と言える。
4. リースナブル

おすすめポイント
- 月額6,600円〜で新車に乗れる
- 中途解約しても解約金がかからない
リースナブルの評判・口コミを確認する
おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産54車種
月額料金参考:26,180円(※)
公式サイト :https://leasonable.com/
※「ホンダ N-BOX カスタム」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 750km/月(記事制作時点の情報)
『リースナブル』は、ボーナス払いを併用すれば月額6,600円〜で利用できるカーリースだ。
また、リース契約を中途解約しても解約金がかからないのが大きなメリットだと言える。
ほとんどのカーリースは中途解約プランに加入しない限り、リース契約を中途解約すると解約金がかかる
リースナブルなら解約金がかからないので、リース契約の途中で中途解約する可能性がある人におすすめだ。
5. オリックスカーリース

おすすめポイント
- 契約途中での乗り換え、返却が可能
- 継続車検やメンテナンスは月額料金コミコミ
- もらえるプランもある充実したサービス
オリックスカーリースの評判・口コミを確認する
おすすめ度 :★★★★・
ラインナップ:国産全車種、輸入車
月額料金参考:37,840円(※)
公式サイト :https://www.carlease-online.jp/
※「ホンダ N-BOX」2WD ガソリンを5年契約した場合、オプション・メンテナンスプランなし、バックカメラ標準装備、走行距離制限 2,000km/月(記事制作時点の情報)
『オリックスカーリース』は契約途中での乗り換えや返却も可能なカーリースだ。
たとえば5年契約プランなら、カーリース利用開始から2年が経過すれば、好きなタイミングで乗り換えや返却ができる。
中途解約による解約金などは発生しないので、ライフスタイルに合わせて乗りやすいのがメリットだ。
また、継続車検が基本のリース契約に組み込まれているカーリースとしては、月額料金が安い。
車のメンテナンス面であれこれ悩みたいくない人にも、オリックスカーリースはおすすめだ。
5年契約のカーリースと自動車ローンの費用総額を比較
5年契約のカーリースの費用総額は、自動車ローンで車を購入するよりも安いのか高いのか、気になっている人も多いだろう。
実際に比較してみたところ、次のような結果になった。

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ オイル交換の他にタイヤ交換やバッテリー交換などのメンテナンス項目が発生する場合もある
※1 メンテナンスパック(ベーシックパック)に加入した場合の月額料金を掲載
※2 初回のみ48,505円の支払い(融資元金:2,403,310円)
※3 継続車検費用:Honda Cars 東京に掲載されている車検費用を参照
※4 12ヶ月点検費用:18,150円×3回、Honda Cars 東京に掲載されている法定12ヶ月点検費用を参照
※5 自動車税:10,800円×5年
※6 自動車重量税:6,600円(継続車検時の支払い)
※7 自賠責保険料:18,040円(継続車検時の支払い)
※8 オイル交換:3,500円×10回(軽自動車は半年に1度の交換が推奨されている)
カーリースと自動車ローンの5年間の差額は「1,272,085円」だった。
自動車ローンで車(ホンダ N-BOX カスタム)を購入した場合、5年後に1,272,085円以上で車を売却できなければ、カーリースの方が費用総額が安いことになる。
ちなみに、「ホンダ N-BOX カスタム」における5年後のリセールバリュー(再販価値)の中央値は46.3%だ(中古車ガリバーより)。
ここから計算するに、自動車ローンで購入した「ホンダ N-BOX カスタム」を、5年後に127万円以上で売却するのは難しい。
つまり、(金利5.0%の)自動車ローンで車を購入するよりも、カーリースを利用する方が費用総額が安くなる可能性が高いのだ。
もちろん、自動車ローンの金利を下げられれば、カーリースよりも費用総額を安く抑えられるケースもある。
そのためには金利の低い銀行の自動車ローンを利用する必要があるが、銀行の自動車ローンは審査が厳しい。
銀行の自動車ローンの審査に通らず、その他の自動車ローンを検討している人は、同時にカーリースの利用も検討してみてほしい。
5年契約のカーリースを利用するメリット

ここでは、5年契約でカーリースを利用するメリットを紹介する。
1. バランスの良いリース契約ができる
1つめのメリットは、「バランスの良いリース契約ができる」だ。
5年契約のカーリースは、残価を比較的高めに設定できるため、月額料金を抑えやすい。
\残価とは?/

また、7年・9年契約よりも月額料金は高いが、メンテナンスパックの追加料金を抑えられる。
3年・5年・7年・9年という一般的な契約期間の中で、バランスの良いリース契約ができるのが大きなメリットだ。
2. 3年契約よりも月額料金が安い
2つめのメリットは、「3年契約よりも月額料金が安い」だ。
カーリースは契約期間が長いほど月額料金が安くなる。
そのため、5年契約のカーリースなら3年契約よりも月額料金を安くできる。
たとえば、エンキロで「ホンダ N-BOX」を利用すると、3年契約の月額料金は「24,250円」なのに対して、5年契約の月額料金は「22,020円」と2,000円以上やすい(定額500lmプランの場合)。
もちろん、費用総額で比較すれば3年契約の方が安いが、5年契約のカーリースは毎月の負担を減らせるのが大きなメリットだ。
3. 費用総額が新車購入よりも安い
3つめのメリットは、「費用総額が新車購入よりも安い」だ。
5年契約のカーリースは基本的に、新車購入よりも「5年間の費用総額」を抑えられる。
以下の比較表は、「ホンダ N-BOX カスタム」をカーリースで利用した場合と、自動車ローンで購入した場合の、5年間の費用総額を比較したものだ。

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ オイル交換の他にタイヤ交換やバッテリー交換などのメンテナンス項目が発生する場合もある
※1 メンテナンスパック(ベーシックパック)に加入した場合の月額料金を掲載
※2 初回のみ48,505円の支払い(融資元金:2,403,310円)
※3 継続車検費用:Honda Cars 東京に掲載されている車検費用を参照
※4 12ヶ月点検費用:18,150円×3回、Honda Cars 東京に掲載されている法定12ヶ月点検費用を参照
※5 自動車税:10,800円×5年
※6 自動車重量税:6,600円(継続車検時の支払い)
※7 自賠責保険料:18,040円(継続車検時の支払い)
※8 オイル交換:3,500円×10回(軽自動車は半年に1度の交換が推奨されている)
5年間の費用総額で比較すると、カーリースの方が約127万円安い。
つまり、上記のケースでは5年後に127万円以上で車を売却できなければ、カーリースの方が安いことになる。
意外に思うかもしれないが、自動車ローンで適用される金利によっては、カーリースを利用する方が費用総額が安くなるのだ。
4. 車の故障リスクが低い
4つめのメリットは、「車の故障リスクが低い」だ。
乗り出しから5年以内の車であれば、故障リスクは低い(新車の場合)。
そもそも車というものは、10年以上は乗れる耐久性になるよう、全体から細かい部品まで設計されている。
ただし、数年乗り続ければ故障箇所が出てくることもある。
その中でも5年という期間は、故障リスクの比較的低い期間なので、リース契約中に車が故障するケースは少ないだろう。
5. 短期間で新車に乗り換えられる
5つめのメリットは、「短期間で新車に乗り換えられる」だ。
日本人の新車の保有期間の平均は「7.7年」だ(2023年度 乗用車市場動向調査より)。
また、20%を超える人が同じ車を10年以上乗り続けている。
5年契約のカーリースなら、平均よりも2.7年早く新車に乗り換えられるのがメリットだ。
しかも、「車は乗り続けるとコスパが上がる」と考えられがちだが、以下の理由から、そのイメージは事実とは異なる。
車は乗り続けるほど、
- リセールバリューが下がる
- 燃費性能が下がる
- 故障リスクが高くなる
- 安全性が低くなる
こうした理由から、実は比較的短期間で乗り換えた方が、車はコスパが高いと言える。
カーリースなら、乗り換えのときにまとまった費用が要らないため、定期的に乗り換えた車のコスパを高めたい人におすすめだ。
6. 車検やメンテナンスの依頼先に悩まない
6つめのメリットは、「車検やメンテナンスの依頼先に悩まない」だ。
車検やメンテナンスがリース契約に含まれていると、時期が来たらカーリースが指定する依頼先に車を持っていくだけでいい。
「車検はどこが安いか?車をどこに持っていこうか?」など悩む必要はない。
また、トヨタ公式のKINTO(キント)なら、車検やメンテナンスを行うのはトヨタ直営のディーラーだ。
カーリースでも最高品質の整備を受けられるので、「ディーラーにお願いしたい」という人はKINTOを選ぶといいだろう。
その他のカーリースについては、全国の提携整備工場が指定されるので、車検やメンテナンスの時期が近づいたら車を持っていくだけでいい。
7. 車検費用を支払うストレスがない
7つめのメリットは、「車検費用を支払うストレスがない」だ。
車検やメンテナンスがリース契約に含まれていると、車検費用を支払う必要がない。
車検費用は車によって数万〜十数万円かかるので、車検時期が近づくと「いくらかかるだろう?」とストレスを感じる人も多いだろう。
とはいえ、車検のために毎月少しずつ貯蓄するのも難しい。
カーリースなら月額料金に車検費用が含まれているため、車検のたびにストレスを感じることはなく、貯蓄する必要もない。
8. 中途解約可能なカーリースもある
8つめのメリットは、「中途解約可能なカーリースもある」だ。
カーリースは原則として中途解約できず、やむを得ない理由により中途解約をすると、解約金を請求される。
一方で、5年契約のカーリースの中には、契約期間中に解約できるカーリースがいくつかある。
たとえば、SOMPOで乗ーるの「中途解約オプション」に加入すると、契約開始から3年目以降に中途解約可能だ。
オリックスカーリースの5年契約プランにいたっては、契約開始から2年目以降に車の返却・乗り換えが可能になる(しかもオプション追加なし)。
ライフスタイルの変化に合わせて自由に車を乗り換えたい人は、中途解約可能なカーリースを選ぶといいだろう。
9. メーカー保証(特別保証)の期間に収まる
9つめのメリットは、「メーカー保証(特別保証)の期間に収まる」だ。
新車にはメーカー保証が付帯しており、これには「一般保証」と「特別保証」の2種類がある。

5年契約のカーリースは特別保証の範囲で利用できるため、エンジン機構など重要部品に不調・故障があれば、無償で修理・交換してもらえる。
5年を過ぎると保証の対象外になり、乗り続けるほど故障リスクも高くなるので、やはり5年契約のカーリースはバランスの良い契約プランだと言える。
5年契約のカーリースを利用するデメリット

ここでは、5年契約でカーリースを利用するデメリットを紹介する。
1. 車をもらえるプランがない
1つめのデメリットは、「車をもらえるプランがない」だ。
カーリースによっては、乗っていた車を契約満了後にもらえるプランを提供している。
しかし、車をもらえるプランを提供しているカーリースでも、5年契約で車をもらえるプランは提供していない。
最低でも7年以上の契約プランを組まなければ、契約満了後の車をもらうことはできない。
2. 7年・9年契約よりも月額料金が高い
2つめのデメリットは、「7年・9年契約よりも月額料金が高い」だ。
5年契約のカーリースは、7年・9年契約のカーリースと比べて月額料金が高い。
実際に比較してみよう。
契約年数によって変わる月額料金 | ||
月額料金※1 | 費用総額 | |
3年契約 | 29,470円 | 1,060,920円 |
5年契約 | 26,600円 | 1,596,000円 |
7年契約 | 25,830円 | 2,169,720円 |
9年契約 | 24,530円 | 2,649,240円 |
比較条件 | ||
車種 | ホンダ N-BOX カスタム | |
グレード | 2WD ガソリン | |
カラー | クリスタルブラック・パール | |
追加オプション | なし(バックカメラ標準搭載) | |
メンテナンスパック | ライトメンテ ※2 | |
走行距離制限 | 500km/月 |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※1 SOMPOで乗ーるの公式サイトに掲載されている月額料金を参考
※2 ライトメンテの内容:継続車検、法定点検、スケジュール点検、オイル・エレメント交換
このように、7年・9年契約のカーリースと比較すると、5年契約のカーリースは月額料金が高い。
ただし、費用総額は当然ながら5年契約のカーリースの方が安い。
おわりに

本記事で紹介した内容をまとめる。
<5年契約のカーリースのおすすめ>
- 月額料金が最も安いのは
「エンキロ」
- 月間500kmを超えた走行なら「SOMPOで乗ーる」
- 面倒ごとを丸投げしたいなら
「KINTO(キント)」
<5年契約のカーリースを利用するメリット>
- バランスの良いリース契約ができる
- 3年契約よりも月額料金が安い
- 費用総額が新車購入よりも安い
- 車の故障リスクが低い
- 短期間で新車に乗り換えられる
- 車検やメンテナンスの依頼先に悩まない
- 車検費用を支払うストレスがない
- 中途解約可能なカーリースもある
- メーカー保証(特別保証)の期間に収まる
<5年契約のカーリースを利用するデメリット>
- 車をもらえるプランがない
- 年・9年契約よりも月額料金が高い
5年契約のカーリースは、総合的に考えて他の契約期間よりもメリットが多い。
そのため、「カーリースの契約期間で悩んでいる」という人は、とりあえず5年契約で検討を進めよう。
その他の契約期間の月額料金最安や、メリット・デメリットを知りたい人は、以下の記事を参考にしてほしい。