カーリースは、契約満了で車を返すことを前提としたサービスだ。
しかし、カーリース利用者の中には、「利用した車をそのままもらいたい」と考える人も多い。
そこで検討したいのが、「契約満了で車がもらえるカーリース(通称:もらえるカーリース)」だ。
もらえるカーリースなら、車は最終的に自分のものになる上に、走行距離制限を気にせず利用できる。
本記事では、そんなもらえるカーリース5社のおすすめランキングを紹介する。
「契約満了で車をもらいたい」と考えている人は、ぜひ参考にしてほしい。
もらえるカーリース5社おすすめランキング

さっそく、もらえるカーリース5社のおすすめランキングを紹介する。
月額料金 | 特徴 | 契約期間 | 支払い方法 | 取り扱い車種 | 車検・オイル交換 | 走行距離制限 | 契約満了時の対応 | 契約途中の返却・乗換 | 審査方法 | |
オリックスカーリース | 14,960円〜 | リース業界大手が提供するカーリース 契約期間中の車検・オイル交換が無料 7年・9年・11年契約は最後に車がもらえる 自社審査だから審査に通りやすい | 5年・7年・9年・11年 | 口座振替 クレジットカード払い | 国産全車種 (レクサスを除く) | 基本のリース契約に含まれる | 2,000km/月 (最後にもらう場合は制限なし) | 返却する 延長する もらう(5年契約を除く) | できる (基本のリース契約に含む) | 自社審査 |
ニコノリ | 16,265円〜 | サブスク大賞2024受賞のカーリース 最短2週間で新車が納車される 提携の信販会社が多く審査に通りやすい | 1〜9年/1年単位 | 口座振替 | 国産全車種 (レクサスを除く) | 基本のリース契約に含まれる | 500km/月 または 1,000km/月 (最後にもらう場合は制限なし) | 返却する 延長する 買い取る もらう(9年契約のみ) | できない | 提携の信販会社による審査 |
SOMPOで乗ーる | 15,070円〜 | 業界最安級カーリース 取り扱い車種数No.1 オプションが充実してる メンテナンスが充実してる 自社審査で通りやすい | 1〜9年/1年単位 | 口座振替 | 国産全車種 メルセデス・ベンツ BMW アウディ 他13メーカー | メンテナンスパックに加入 | 500〜3,000km/月 (500km単位で選べる、 最後にもらう場合は制限なし) | 返却する 延長する 買い取る もらう(9年契約のみ) | できる (オプション追加で対応) | 自社審査 |
定額カルモくん | 14,140円〜 | Googleクチコミで高評価(4.3)の人気カーリース 7年以上の契約で「もらえるオプション」を追加できる 「審査が甘い」を自称しているから審査に通りやすい | 1〜11年/1年単位 | 口座振替 | 国産全車種 (レクサスを除く) | メンテナンスパックに加入 | 1,500km/月 (最後にもらう場合は制限なし) | 返却する 延長する 買い取る もらう(7年契約以上) | できない | 提携の信販会社による審査 |
ピタクル | 19,030円〜 | 条件を満たすと中途解約できる | 5年・7年・9年 | 口座振替 | 国産全車種 (レクサスを除く) | メンテナンスパックに加入 | 500〜1,500km/月 (500km単位で選べる) | 返却する 延長する 買い取る もらう(9年契約のみ) | できる (基本のリース契約に含む) | 提携の信販会社による審査 |
※ 月額料金は「ダイハツ ミライース」を最長年数で契約した場合の最低月額料金(ボーナス払いなし)
※ 「ダイハツ ミライース」の取り扱いがないカーリースは取り扱い車種のうち最低月額料金を掲載
これらのカーリースは、特定の契約プランを利用すると、契約満了で車をもらうことができる。
もらえるカーリースごとの月額料金の安さ・サービスの充実性などを加味し、ランキング形式で紹介していく。
1位|オリックスカーリース

おすすめポイント
- リース業界大手が提供するカーリース
- 契約期間中の車検・オイル交換が無料
- 7年・9年・11年契約は最後に車がもらえる
- 自社審査だから審査に通りやすい
おすすめ度:★★★★・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :5年・7年・9年・11年
支払い方法:口座振替、クレジットカード払い
月額料金参考:14,960円〜(※)
公式サイト :https://www.carlease-online.jp/
※「ダイハツ ミライース」を11年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:2,000km/月(最後にもらう場合は制限なし)
オリックスカーリースは、7年・9年・11年契約で利用すると、契約満了で車がもらえるカーリースだ。
オプション料金を追加する必要がないため、比較的安く、最後に車をもらうことができる。
さらに、オリックスカーリースの7年・9年・11年契約は、契約満了日の2年前から解約金なしで車を返却・乗り換えできる。
契約期間ごとの返却・乗り換え可能期間
- 5年契約プラン|2年経過時点から返却・乗り換え可能
- 7年契約プラン|5年経過時点から返却・乗り換え可能
- 9年契約プラン|7年経過時点から返却・乗り換え可能
- 11年契約プラン|9年経過時点から返却・乗り換え可能
ライフスタイルの変化に応じて利用できるカーリースとして、すべての人におすすめだ。
極めつけのメリットとして、契約満了時に車検を無料で受けることができる。
オリックスカーリースは契約期間中の車検費用が無料であるため、「契約期間中の車検+契約満了時の車検」が無料になるかなりお得なカーリースだ。
もらえるカーリースを利用したいなら、まずはオリックスカーリースの仮審査に申し込もう。
2位|ニコノリ

おすすめポイント
- サブスク大賞2024受賞のカーリース
- 最短2週間で新車が納車される
- 提携の信販会社が多く審査に通りやすい
おすすめ度:★★★★★
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :1〜9年/1年単位で選べる
支払い方法:口座振替
月額料金 :16,265円〜(※)
公式サイト:https://www.niconori.jp/
※「ダイハツ ミライース」を9年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:500km/月(最後にもらう場合は制限なし)
ニコノリは、9年契約で利用すると、契約満了で車が車がもらえるカーリースだ。
もらえるカーリースの月額料金は、オリックスカーリースよりもやや安い。

※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※1 オリックスカーリースは契約満了時の車検費用(基本整備費用)も無料
このように、ニコノリの月額料金はオリックスカーリースよりも若干安い。
しかし、オリックスカーリースは契約満了時の車検費用が無料であるため、実質的な支払い総額で比較するとオリックスカーリースの方が安い。
したがって、ニコノリはオリックスカーリースよりもワンランク低い、第2位に落ち着いている。
ニコノリのメリットとしては、新車でも最短2週間で納車される車があることだ。

もらえるカーリースの利用を検討しており、しかも急いで新車を納車してほしい人は、ニコノリに申し込むといいだろう。
3位|SOMPOで乗ーる

おすすめポイント
- あらゆる車種が業界最安級のカーリース
- 取り扱い車種の数が業界No.1
- メンテナンスパック・オプションが充実
- 自社審査だから審査に通りやすい
おすすめ度:★★★★★
取扱い車種:国産全車種、輸入車16メーカー
契約期間 :1〜9年/1年単位で選べる
支払い方法:口座振替
月額料金 :15,070円〜(※)
公式サイト:https://sompo-de-noru.jp/
※「ダイハツ ミライース」を9年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:500km/月(最後にもらう場合は制限なし)
SOMPOで乗ーるは、9年契約で利用すると、契約満了で車が車がもらえるカーリースだ。
SOMPOで乗ーるはカーリース業界内で取り扱い車種が最も多く、上位2社は取り扱っていないレクサスやメルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどの車種も取り扱っている。
SOMPOで乗ーるの取り扱い車種
トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、三菱、スバル、ダイハツ、スズキ、レクサス、ミツオカ、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、スマート、テスラ、ヒョンデ、プジョー、ルノー、アルファロメオ、ランドローバー、シトロエン、ボルボ、フィアット、ジープ、シボレー
レクサスやメルセデス・ベンツなどがもらえるカーリースは、業界内でもSOMPOで乗ーるだけだ。
したがって、レクサスや輸入車を契約満了でもらいたい人は、SOMPOで乗ーる一択となる。
オリックスカーリースやニコノリに比べると、月額料金は少し高い。
一方で、オプションを追加するとメーカー保証(一般保証・特別保証)を契約期間中ずっと延長できるなど、サービスが充実している。
月額料金は少し高くなっても、レクサスや輸入車を最後にもらいたい人、充実したサービスでカーリースのメリットを最大限享受したい人は、SOMPOで乗ーるに申し込もう。
4位|定額カルモくん

おすすめポイント
- Googleクチコミで高評価(4.3)の人気カーリース
- 7年以上の契約で「もらえるオプション」を追加できる
- 「審査が甘い」を自称しているから審査に通りやすい
おすすめ度:★★★★・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :1〜11年/1年単位で選べる
支払い方法:口座振替
月額料金 :14,140円〜(※)
公式サイト:https://carmo-kun.jp/
※「ダイハツ ミライース」を11年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:1,500km/月(最後にもらう場合は制限なし)
定額カルモくんは、7〜11年契約で利用すると、契約満了で車が車がもらえるカーリースだ。
実は、オリックスカーリースと同じオリックス自動車株式会社が、提携の信販会社となっている。
そのため、オリックスカーリース同様に審査に比較的通りやすい。
公式サイトで「審査に通りやすいカーリース」を自称していることからも、定額カルモくんなら安心して審査を受けられるだろう(以下定額カルモくん利用者の声)。
一度だけ携帯電話の支払いを忘れたことがあって、そのせいで購入のローンが組めなかったんです。そんな時に定額カルモくんを知って、リースOKの結果が出たときはホッとしました。定額カルモくんは、ローンよりも契約期間が長い分、月々の支払いは安くなるから審査に通りやすかったのかもしれないですね。(男性/40代、ダイハツ ムーヴ、
定額カルモくんより)
ただし、月額料金については上位3社のカーリースよりもやや高いため、ランキングは第4位となっている。
契約年数を1年単位で選べるのが大きなメリットであるため、8年・10年契約で最後に車をもらいたい人は定額カルモくんに申し込むといいだろう。
5位|ピタクル

おすすめポイント
- 条件を満たすと解約金ゼロで中途解約できる
- すべの契約プランにロードサービスが含まれている
おすすめ度:★★★・・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :5年・7年・9年
支払い方法:口座振替
公式サイト:https://pitacle.com/
※「ダイハツ ミライース」を9年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:500km/月(最後にもらう場合は制限なし)
ピタクルは、9年契約で利用すると、契約満了で車が車がもらえるカーリースだ。
ピタクルは知名度こそ低いが、ライフイベントによる中途解約は解約金がかからない唯一のカーリースである。
具体的には、以下の条件にあてはまると解約金なしで中途解約できる。
ピタクルの中途解約条件
- 結婚
- 都道府県をまたぐ住所変更
- 海外転勤
- 運転免許証の取り消し
- 運転免許証の返納
- 運転に支障がある病気や傷害の診断
- 要介護認定
- 障害者手帳が交付される障害の発生
- 契約者本人の死亡
※ 中途解約金が免除になるのは契約開始日から1年経過後から
他のカーリースは、結婚や都道府県をまたぐ引っ越しだとしても、中途解約は認められていない。
やむを得えない事情によって中途解約をする場合は、必ず解約金が発生する。
それに対して、ピタクルは条件にさえ当てはまれば解約金がかからない、非常に親切なカーリースだ。
契約満了で車をもらう予定でカーリースを利用するとはいえ、人生は何が起こるかわからない。
将来的なライフイベントに備えて、「いつでも解約できるカーリースを利用したい」という人は、ピタクルに申し込もう。
もらえるカーリース5社の月額料金を比較

ここでは、もらえるカーリースおすすめランキングに入った5社の月額料金を比較する。
比較する車種は、2024年に最も売れた乗用車カローラシリーズから「トヨタ カローラ ツーリング」、同じく2024年に最も売れた軽自動車「ホンダ N-BOX」だ。
「ホンダ N-BOX」の月額料金比較
「ホンダ N-BOX」におけるもらえるカーリース5社の月額料金を比較した結果、一番安いのはオリックスカーリースだった。
\「ホンダ N-BOX」の月額料金比較/
7年契約 | 9年契約 | 11年契約 | |
オリックスカーリース | 30,140円 | 24,970円 | 22,440円 |
ニコノリ | 取扱なし | 24,816円 | 取扱なし |
SOMPOで乗ーる | 取扱なし | 24,970円 | 取扱なし |
定額カルモくん | 31,670円 | 26,720円 | 23,640円 |
ピタクル | 取扱なし | 31,020円 | 取扱なし |
比較条件 | |||
車種 | ホンダ N-BOX | ||
グレード | 2WD ガソリン(ベースグレード) | ||
カラー | クリスタルブラック・パール | ||
オプション | なし |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 基本のリース契約に車検・オイル交換が含まれていないカーリースはメンテナンスパックに加入した月額料金を掲載
7年・9年・11年契約すべての契約期間において、オリックスカーリースの月額料金は最安となっている。
9年契約についてはSOMPOで乗ーるも最安となっているが、オリックスカーリースなら契約満了時の車検費用と名義変更手数料が無料なので、実質的な最安はやはりオリックスカーリースだ。
「トヨタ カローラ ツーリング」の月額料金比較
「トヨタ カローラ ツーリング」におけるもらえるカーリース5社の月額料金を比較した結果、一番安いのはオリックスカーリースと定額カルモくんだった。
\「トヨタ カローラ ツーリング」の月額料金比較/
7年契約 | 9年契約 | 11年契約 | |
オリックスカーリース | 41,470円 | 34,100円 | 31,240円 |
ニコノリ | 取扱なし | 34,399円 | 取扱なし |
SOMPOで乗ーる | 取扱なし | 32,890円 | 取扱なし |
定額カルモくん | 41,310円 | 35,590円 | 32,180円 |
ピタクル | 取扱なし | 35,750円 | 取扱なし |
比較条件 | |||
車種 | トヨタ カローラ ツーリング | ||
グレード | X ガソリン 1.5L | ||
カラー | アティチュードブラックマイカ | ||
オプション | なし |
※ 公式サイト上で確認できる月額料金であり、実際の月額料金は契約プランによって異なる場合がある
※ 基本のリース契約に車検・オイル交換が含まれていないカーリースはメンテナンスパックに加入した月額料金を掲載
7年契約については定額カルモくんが最も安く、9年・11年契約においてはオリックスカーリースが最も安い。
ただし、7年契約における定額カルモくんとオリックスカーリースの、支払い総額の差は「13,440円」と小さい。
したがって、契約満了時の車検と名義変更手数料が無料になるオリックスカーリースの方が、実質的に最安カーリースだと言える。
以上のように、もらえるカーリースの月額料金・支払い総額を比較してみると、やはりオリックスカーリースのメリットが際立っている。
もらえるカーリースを利用したい人は、オリックスカーリースを第一候補として仮審査に申し込んでみよう。
その他のもらえるカーリース

ここでは、残念ながら上位5社にはランクインしなかった、もらえるカーリース3社を紹介する。
カーコンカーリース

おすすめポイント
- 特選車プランは色々コミコミでお得
- 走行距離制限がたっぷり設けられてる
おすすめ度:★★★・・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :3年・5年・7年・9年・11年
支払い方法:口座振替、クレジットカード払い
月額料金 :15,730円〜(※)
公式サイト:https://morokomi.carcon.co.jp/
※「ダイハツ ミライース」を9年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:2,000km/月(最後にもらう場合は制限なし)
カーコンカーリースは、7年・9年・11年契約で利用すると、契約満了で車がもらえるカーリースだ。
カーコンカーリースのユニークなところは、カーリース業界で唯一、「トヨタ車体 コムス」をリース契約で利用できることだ。

※ 「トヨタ車体 コムス」はもらえるカーリースの対象外
また、「もらえるプラン特選車(7年契約」を利用すると、車種によっては比較的安い月額料金で利用できる。
MOTAカーリース

おすすめポイント
- 最後に必ず車がもらえる
- 契約期間中の車検・オイル交換が無料
- 全車フロアマット付き(月額料金込み)
おすすめ度:★★★★・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :7年・9年・11年
支払い方法:口座振替、クレジットカード払い
月額料金 :15,180円〜(※)
公式サイト:https://autoc-one.jp/lease/
※「ダイハツ ミライース」を11年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限なし(返却の場合は2,000km/月の制限あり)
MOTAカーリースは、7年・9年・11年契約で利用すると、契約満了で車がもらえるカーリースだ。
信販会社はオリックス自動車株式会社と提携しており、サービス内容としてもオリックスカーリースとほぼ同じである。
ただし、オリックスカーリースの方が月額料金が若干安く、特筆すべきメリットもないため、ランキング外となっている。
コスモMyカーリース

おすすめポイント
- ガソリン最大10円/L引き(適用条件あり)
- 免許取得費用も含めた「めんくるパック」がある
- 全国のコスモ石油SSでサポートを受けられる
おすすめ度:★★★・・
取扱い車種:国産全車種(レクサスを除く)
契約期間 :3年・5年・7年・9年
支払い方法:口座振替、クレジットカード払い
月額料金 :16,610円〜(※)
公式サイト:https://www.cosmo-mycar.com/
※「ダイハツ ミライース」を9年契約した場合、メンテナンパック・オプションなし、走行距離制限:500km/月(最後にもらう場合は制限なし)
コスモMyカーリースは、9年契約で利用すると、契約満了で車が車がもらえるカーリースだ。
「契約期間中のガソリン最大10円/L引き」という大きなメリットはあるものの、コスモMyカーリースは月額料金が比較的高いため、ランキング外となっている。
ただし、運転免許教習とカーリースがひとつになった「めんくるパック」を利用できるのは、コスモMyカーリースならではの特徴だ。

申し込み可能な教習所は限られるが、コスモMyカーリースのめんくるパックなら、教習費用もカーリースもすべて月額料金コミコミで利用できる。
「免許も車も同時にほしい」と考えている人には、おすすめのサービスだ。
もらえるカーリースを利用するメリット

ここでは、もらえるカーリースを利用する4つのメリットを紹介する。
1. マイカーローンと同じ感覚で利用できる
一般的なカーリースは、最後に車を返却することを前提にしている。
車検証の所有者欄は信販会社名義であり、これにデメリットを感じる人も多い。

一方で、もらえるカーリースは契約期間中の車検証の所有者欄は信販会社名義だが、契約満了後は名義変更により車を自分のものにできる。
実は、信販系のマイカーローン(ディーラーローン)ももらえるカーリースと同様に、ローン完済までは車検証の所有者欄が信販会社名義となる。
つまり、もらえるカーリースは実質的にマイカーローンと同じ感覚で利用できる。
マイカーローンの審査に落ちた人でも、もらえるカーリースならマイカーローンと同じ感覚で利用できるためおすすめだ。
2. 車を自由にカスタムできる
カーリースで利用する車は信販会社のものであるため、カスタムできないのがカーリースのデメリットの一つだ。
メーカーオプション・ディーラーオプションの装備は可能だが、他社製のカスタムパーツは、基本的に装備できない。


「車を自由にカスタムしたい」という人にとっては大きなデメリットだろう。
一方で、もらえるカーリースは最終的に車が自分のものになるため、カーリースで利用している車を自由にカスタムできる。
メーカーオプション・ディーラーオプションの装備はもちろんのこと、他社製のカスタムパーツも自由に装備できる。
「車を自由にカスタムしたい」という人は、もらえるカーリースを利用すれば安心してカスタムできるためおすすめだ。
※ 車を返却する場合は原状回復は必要になるため原則としてカスタムはできない
3. 走行距離制限を気にせず車に乗れる
カーリースは、契約満了で車を返却することを前提にしている。
そのため、車の査定額を想定よりも落とさないために、「走行距離制限」が設けられている。

走行距離制限を超えると距離に応じた超過料金(8〜15円/kmほど)が発生するため、「制限が気になる」という人も多い。
一方で、もらえるカーリースは最終的に車が自分のものになるため、走行距離制限は無制限になる。
「走行距離制限を気にせずに利用したい」という人は、もらえるカーリースを利用するといいだろう。
※ 車を返却する場合は走行距離制限あり
4. キズ・ヘコみができても原状回復費用なし
カーリースは、車を返却するときに「原状回復」が欠かせない。

車を返却するときに目立ったキズやヘコみがあると、原状回復のための費用を請求されてしまう。
どのようなキズやヘコみが原状回復の対象になるかはカーリース会社が決めているため、車を返却するときに「原状雨回復費用を請求されるのではないか?」と、ドキドキする人も多いだろう。
一方で、もらえるカーリースなら最終的に車が自分のものになるため、キズやヘコみができても原状回復費用を請求されることはない。
また、車にキズやヘコみができても自分の好きなタイミングで修理できる。
※ 車を返却する場合は原状回復は必要になるため原状回復費用を請求される可能性がある
もらえるカーリースを利用するデメリット

ここでは、もらえるカーリースを利用する5つのデメリットを紹介する。
1. 残価設定がないため月額料金が比較的高い
もらえるカーリースは、最終的に車が自分のものになるため、残価を設定できない。
\残価とは?/

一般的なカーリースは、残価(=契約満了時の想定査定額)を設定することで、残価を車両代金から差し引き、月額料金を抑えている。
もらえるカーリースはこの残価設定がないため、残価を設定するタイプのカーリースと比較して、月額料金が比較的高くなる。
ただし、最終的に車が自分のものになることを考えると、実質的にはもらえるカーリースの方がお得に利用できるケースが多い。
2. 契約満了時には車検費用は名義変更費用がかかる
もらえるカーリースは、7年・9年・11年契約で利用するのが一般的だ(定額カルモくんは7〜11年/1年単位でか契約期間を選べる)。
契約満了で車をもらうときはちょうど車検切れになるため、利用者自身で車を車検に出す必要がある。
また、車検証の名義変更も必要だ。
したがって、契約満了で車をもらうときには、車検費用と名義変更費用などがかかる。
車の名義変更にかかる費用
- 車検費用:普通車4〜5万円、軽自動車2〜3万円
- 自動車重量税:普通車8,200〜49,200円、軽自動車6,600円
- 自賠責保険料:普通車17,650円、軽自動車17,540円(※)
- 名義変更手数料:10,000〜15,000円(代行費用として)
※ 沖縄県・離島の自賠責保険料は普通車7,660〜9,960円、軽自動車6,100〜9,960円
オリックスカーリースなら、これらの費用のうち車検費用と名義変更費用が無料になる。
そのため、オリックスカーリースは他のカーリースに比べて、少しお得に車をもらえるのが大きな特徴だ。
3. 7年以上の長期契約でないと車をもらえない
もらえるカーリースは、最低でも7年の長期契約でないと利用できない。
「新車乗り出しから7年」という期間は、中古車の価値が大きく変わる分岐点だ。
7年後の一般的なリセールバリュー(再販価値)は、新車価格の20〜40%ほどであり、8年を超えると大きく値崩れする。
したがって、もらえるカーリースを9年・11年契約で利用した場合、「中古車としての価値はほとんどない」と考えていい。
ある程度の価値を残したまま車をもらいたいなら、7年契約のもらえるカーリースを利用するのがおすすめだ。
ただし、車種によっては7年後でも価値が大きく下がるため、売却による利益は期待できない。
これらを考慮すると、もらえるカーリースを選ぶ人は「車が走れなくなるまで乗り続ける」ことを前提に利用するのがおすすめだ。
4. リース契約の内容を契約途中で変更できない
すべてのカーリースは、リース契約の内容を契約途中で変更することはできない。
もらえるカーリースも例外ではなく、「途中でプランを変更したい」と思っても、変更はできないため十分に注意してほしい。
ただし、もらえるカーリースでも契約満了で車を返却することは可能だ。
たとえば、11年契約でもらえるカーリースを利用した場合で考えてみよう。
新車乗り出しから11年も経過すれば、中古車としての価値はゼロに近い。
それでも車を買い取ってくれる業者はあるが、二束三文で買い叩かれるくらいなら、「費用・面倒なく車を返却したい」と考える人もいるだろう。
このようなケースでは、車をもらうよりも返却する方がメリットは大きいかもしれない。
また、もらえるカーリースで車を返却することで、少ないながらも下取り価格をつけてもらった上で、新しい車に乗り換えられる可能性もある。
もらえるカーリースの契約内容は途中変更できないが、契約満了のときは「もらう」だけでなく「返却する」選択肢があることも覚えておこう。
5. 返却する場合は走行距離制限があり原状回復が必要
もらえるカーリースを利用し、契約満了で車を返却する場合は、走行距離制限が設けられるため注意してほしい。
たとえば、オリックスカーリースは車をもらう前提で利用すれば、走行距離制限はゼロになる。
最終的に車が自分のものになるため、カーリース会社が走行距離制限を設ける意味がないからだ。
しかし、契約満了で車を返却する場合、オリックスカーリースでは2,000km/月の走行距離制限が設けられる。
「車をもらうつもりだったがやっぱり返却したい」というケースでは、「2,000km/月×契約期間」を超えて走行すると、超過料金が発生する。
また、契約満了で車を返却する場合は、車の原状回復が必要となる。
契約満了で車を返却する可能性が少しでもある人は、原状回復の難しいカスタムは避けよう。
もらえるカーリースはこんな人におすすめ

以下のいずれかの特徴にあてはまる人は、もらえるカーリースの利用がおすすめだ。
- モノに愛着が沸きやすい
- 自分名義の車がほしい
- マイカーローンの審査に落ちた
- 月額料金を抑えて利用したい
それぞれ詳しく紹介していく。
モノに愛着がわきやすい
毎日のように触れるモノに対して愛着がわきやすく、そのモノから離れることに心理的苦痛を覚える人もいるだろう。
車を所有すると、その車との思い出が増え続けるため、車に対して強い愛着がわく人は多い。
そんな人は、契約満了で車が自分のものになる、もらえるカーリースの利用がおすすめだ。
「リースは最後に車を返却するもの」という常識は今はなく、もらえるカーリースを選ぶことで、最終的に車が自分のものになる。
リース契約とはいえ、乗り続ければその車に愛着がわくのは自然の心理だ。
もらえるカーリースなら、愛着がわいた車をそのままもらえるため、モノに愛着がわきやすい人でも安心して利用できる。
自分名義の車がほしい
所有している車が自分名義か他人名義かで、車に対する気持ちは大きく変わる。
契約満了で車を返却するカーリースの場合、車は信販会社名義であるため、「借りもの感」はどうしても拭えない。
マイカーのように利用できるカーリースであっても、「車が他人名義」ということに抵抗を感じる人もいるだろう。
一方で、もらえるカーリースなら契約満了で車が自分名義になるため、そうしたデメリットを排除できる。
契約期間中は信販会社名義だが、「最後には自分名義の車になる」と考えられるだけで、車に対する気持ちはかなりポジティブなものになる。
また、信販系のマイカーローン(ディーラーローン)も、ローン返済までは車が信販会社名義になる。
もらえるカーリースは、マイカーローンと同じ感覚で利用できるのも大きなメリットだ。
マイカーローンの審査に落ちた
カーリースやマイカーローンは、利用にあたって審査が行われる。
マイカーローンは審査が比較的厳しく、カーリースは審査が比較的甘い。
審査でチェックされる項目
- 年収額 :一般的に年収200万円以上が審査通過の最低ライン
- 勤務形態 :正社員は信用度が高く、非正規雇用者は信用度が低い
- 勤続年数 :勤続年数1年未満の場合は審査に通らない可能性が高い
- 不動産資産:資産があれば年収額が低くても審査に通る可能性あり
- 他社借入れ:他社の借入れ件数・金額が多いと審査が不利になる
- 信用情報 :過去の返済延滞や債務整理は審査が不利になる
※ カーリース・マイカーローンの審査はこれらの情報を総合的に評価し審査結果が下される
したがって、マイカーローンの審査に落ちた人でも、カーリースの審査なら通る可能性がある。
もらえるカーリースは、マイカーローンと同じ感覚で利用できるサービスだ。
「マイカーローンでの新車購入を考えていたが審査に落ちてしまった」という人は、もらえるカーリースを利用するといいだろう。
マイカーローンよりも支払い総額が高くなるが、マイカーローンの審査に落ちた人にとっては魅力的な選択肢だ。
月額料金を抑えて利用したい
カーリースは、契約期間が長いほど月額料金が安くなる。
もらえるカーリースは最低でも7年の長期契約で利用するため、必然的に月額料金を抑えられるのがメリットだ。
たとえば、オリックスカーリースで「ホンダ N-BOX(ベースグレード)」を利用する場合、5年契約の月額料金は36,520円、11年契約の月額料金は22,440円となる。
11年契約の月額料金は5年契約より約14,000円も安いため、月額料金を抑えたい人は長期契約がおすすめだ。
どうせ長期契約で利用するなら、もらえるカーリースで契約満了時に車をもらう方がお得感があるだろう。
したがって、月額料金を抑えて利用したい人は、もらえるカーリースをおすすめする。
もらえるカーリースについてよくある質問

ここでは、もらえるカーリースについてよくある質問を紹介する。
もらえるカーリースは通常よりも料金が高いの?
もらえるカーリースは残価設定がないため、通常のカーリースよりも月額料金が高くなる。
ただし、月額料金が大幅にアップするようなことはない。
具体的な月額料金については、各カーリースの仮審査後に、担当者に聞いてみよう。
もらえるカーリースとマイカーローンは違うの?
もらえるカーリースはあくまでリース契約であり、マイカーローンとは異なるサービスだ。
マイカーローンには金利があるが、もらえるカーリースには金利がない。
また、もらえるリースには契約期間中の税金・保険や、車検・オイル交換費用などが含まれている。
もらえるカーリースの審査は厳しいの?
審査基準は、通常のカーリースと同じと考えよう。
マイカーローンよりも審査に通りやすいため、マイカーローンの審査に落ちた人はもらえるカーリースの利用がおすすめだ。
おわりに

本記事で紹介した内容をまとめる。
<もらえるカーリース5社ランキング>
- 1位|オリックスカーリース
- 2位|ニコノリ
- 3位|SOMPOで乗ーる
- 4位|定額カルモくん
- 5位|ピタクル
<月額料金が安いもらえるカーリース>
- オリックスカーリース
- SOMPOで乗ーる
- 定額カルモくん
<もらえるカーリースのメリット>
- マイカーローンと同じ感覚で利用できる
- 車を自由にカスタムできる
- 走行距離制限を気にせず車に乗れる
- キズ・ヘコみができても原状回復費用なし
<もらえるカーリースのデメリット>
- 残価設定がないため月額料金が比較的高い
- 契約満了時には車検費用は名義変更費用がかかる
- 7年以上の長期契約でないと車をもらえない
- リース契約の内容を契約途中で変更できない
- 返却する場合は走行距離制限があり原状回復が必要
<もらえるカーリースがおすすめの人>
- モノに愛着が沸きやすい
- 自分名義の車がほしい
- マイカーローンの審査に落ちた
- 月額料金を抑えて利用したい
もらえるカーリースは、最後に車が自分のものになるだけでなく、「走行距離制限がない」「車を自由にカスタム」できるなど、通常のカーリースにはないメリットが多い。
本記事で紹介した「もらえるカーリースがおすすめの人」の特徴にあてはまる人は、もらえるカーリースを利用するといいだろう。
もらえるカーリースの中で一番のおすすめは、「オリックスカーリース」だ。
オリックスカーリースは月額料金が安いだけだなく、契約満了時の車検費用と名義変更手数料が無料になる。
もらえるカーリースの中で最もお得に利用できるカーリースであるため、まずはオリックスカーリースの仮審査に申し込んでみよう。